例年なら7月中旬頃にTACや大原の講義が終了し、本試験まで1人の世界で勉強することになります。
1人の世界でも今まで身につけた実力を落とさず、できるなら今より実力をアップさせて本試験にのぞみたいです。
講義終了~本試験までの過ごし方(考え方)について整理しました。
方針をかえない。精度を高めることが大切。
TACや大原などの専門学校に通学しているとプロの講師の方が受験生に本試験に受かるためのアドバイスを頻繁にしてくれます。
「自分の判断で勝手に学習範囲を広げずに専門学校で学んだことを優先順位の高いものから何度も復習を繰り返しアウトプットの精度を高めることが合格への近道だということ」
私も長年兼任受験生(「働きながら税理士試験に挑戦する受験生」以下同じ)をしてきましたが、この言葉がやはり真実だと思います。
講義に出席していると先生が度々言葉に発するので受講生側も意識しますが、講義が終了して本試験まで1人で勉強するとなると、いつの間にかその大切な言葉を忘れてしまい、つい自分の判断で学習する範囲を広げてしまう人もいます。
他の受験生が解けない問題を解けたとしても埋没問題(採点除外)になる可能性があります。
それなら皆が解ける問題を速く正確に解ける練習をしたほうが合格に近づきます。
今までの勉強方針を講義終了~本試験の間も維持し続けましょう。
ネガティブなことを考えても「人間らしい」と受け止める!
講義終了後は1人で勉強する時間が増えます。
長期に試験休みをとれる人は尚更、1人の時間が増えると思います。
1人で勉強をしていると、つい本試験のことをつい考えてしまい「本試験で失敗しないだろうか?」とネガティブになることも多いです。(私もそんな兼任受験生でした)
そういうときは“ネガティブな自分も人間らしいじゃないか”と自分を受け入れることが大切です。
弱い自分を受け入れて「自分は“合格”を目標とするのでなくて“自分の実力を出し切ること”を目標にしよう」と少しハードルを下げることも有効です。
ハードルを下げると「ほっと」として少し楽観的になります。
“本試験で合格すること”も“自分の実力を出し切ること”も実は本試験までの鍛錬の内容は同じです。
その「ほっと」という感情を上手いこと利用しましょう。
税理士試験に出会えたことに感謝する!
➀年に一度きりの試験、それ故の不安や緊張。
②目標に実現するため、厳しい競争に勝つための日々の鍛錬。
③目標を実現したときの喜びや感動
私の場合、学生時代は部活動を通じて経験することはありましたが、会社員にもなるとこういった経験することはほぼなくなりました。
でも再びこの経験をさせてくれたのが税理士試験でした。
(人の意思に任せて)何気なく生きていた私が税理士試験を経験したことで今では自分の意思で人生を歩むまでになりました。(今は開業税理士として活動しています。)
税理士試験は良くも悪くもその人の生き方や考え方を変える力があります。
今、兼任受験生として税理士試験に挑戦している人は現在進行形で貴重な経験をしている最中です。
税理士試験に出会えたことを大切にして、できれば税理士試験での貴重な経験を楽しんで頂ければと思います。
1984年10月30日生まれ。滋賀県大津市生まれ。京都府長岡京市在住。ひとり税理士。相続や会社・フリーランスのための経理やお金を残すサポートが得意。前職は営業マン⇒製造(フォークリフトマン&夜勤塗装)⇒フリーター⇒税理士補助といろんな職種を経験。ビッグ4(現:デロイトトーマツ税理士法人)にも在籍。いい意味で税理士っぽくない税理士。趣味はランニング、バイク、フルート、風景写真。詳細はこちら
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