前回までの記事☕
(※管理人は簿記論、財務諸表論、法人税法、消費税法をTACで、相続税法を大原で合格)
今回は私の受験生時代のモチベーションの保ち方についてご紹介させていただきます。
本試験終わった後の8月は、多くの受験生にとっては夏休み。なので割愛させて頂きます。
今回は9月~12月(年内完結コース)、1月~GW前日(上級コース)、GW~本試験(直前期)の3つ期間に分けて説明いたします。
私は1年間を仕事と受験勉強だけに捧げたくない派だったので、3つの期間ごとのモチベーションには強弱をつけています。
9月からモチベーション高いと途中でガス欠になる人間だったので。
それではご紹介させていただきます。
9月~12月(年内完結コース)の期間のモチベーション
受験勉強のモチベーションを3段階(ローギア、セカンドギア、トップギア)に分けた場合、この期間のローギアです。
平日2回(※法人税は3回)の講義をしっかり受け、講義の日の夜と翌日に復習、土曜日に理論を暗記して日曜日は完全勉強オフにしてました。
この期間は仕事量も落ち着くので精神的にもゆとりがあります。
私はこの期間中に新しい挑戦(バイクの免許取得など)、バイク旅、旅行、登山、マラソン、風景写真などをして心も身体もリフレッシュしてました。
1年間が勉強と仕事だけだともったいない、せめてこの期間中はおもいっきり楽しもうというスタンスです。
ただ学校の講義についていくことだけはこころがけていました。
テスト出題範囲の理論と計算をひととり完成させることを目標に!(講義についていくと自然とそうなります)
1月~GW前日(上級コース)の期間のモチベーション
この期間のモチベーションはセカンドギアです。
人によってはこの期間からトップギアの方もいると思いますが、私は途中でガス欠を起こしそうなのでこの期間はセカンドギアと決めています。
このセカンドギア、具体的に何をするかというと“勉強する習慣づくり”です。
私の場合は以下の通りでした。
□平日の勉強習慣
・朝勉(6:00~7:30)
・行き/帰りの通勤 ※理論集を片手に歩きながら理論を確認してました。周りの目が気になるかもしれませんが、人って他人にそこまで興味がありません。「私は現代版の二宮金次郎だ!」と胸を張るぐらいがちょうどいいです!
・夜勉(帰宅後1.5~2時間)+寝る前に理論を眺める
この1日のスケジュールは直前期になっても特に変わりません。勉強時間が増える程度です。
休日は日曜日の午後は完全フリーとしてました。
また、この期間から個人申告の繁忙期がはじまります。
“繁忙期でも「勉強の習慣」だけは継続する。”
これぐらいのモチベーションで良いと思います。
過去の記事でも述べましたが、この期間を理論を中心に勉強してました。
この勉強の習慣は税理士になって独立した今でも私の身体に染み込んでいます。今でも新しい知識を仕入れるため日々勉強する時間は確保しています。
GW~本試験(直前期)の期間のモチベーション
そしていよいよ直前期です。
この期間はトップギアです。
“1年のうち3ヶ月だけトップギア” こう思うと少し気が楽になりませんか?
ただ、この3ヶ月間のモチベーションは非常に高いです。びっくりされるかもしれません。
モチベーションが高くないと兼任受験生は、受験専念組と対等に闘うことは困難だと思っていました。
この期間のモチベーションを3つ紹介させていただきます。
あくまで自分のモチベーションを保つために自分に言い聞かせていたことであり、他の人に対しての意見でないので、そこだけはご留意ください。
試験に受からないと自分は首輪をつながれたまま
私はこの税理士の仕事が大好きです。今も昔も変わらずです。
ただ、税理士の仕事をする上で試験に合格しないと永遠に「雇われる側」です。
私は税理士を目指した理由が「自由な生き方(働き方)」だったこともあり、受験生時代は「雇われている自分」を「首輪をつながれた犬」に例えていました。
“税理士試験は単なる資格試験ではない。自分にとっては「自由」を勝ち取るための試験なんだ。試験に合格して絶対に「自由」を勝ち取ってやるんだ!!”
この思いは常に保ち続けてました。
試練に乗り越えられなかった人間に顧問先を助言する資格はあるのか
我々の税理士の顧問先のほとんどが中小零細の企業(個人事業者を含む)です。
中小零細企業の多くは限られた資源(ヒト、モノ、カネ)で経営戦略をたてて黒字をだすために努力しています。
私はこの中小零細企業の姿を、兼任受験生の姿に照らし合わせてました。
兼任受験生も限られた時間(資源)で試験計画(経営戦略)をたてて試験に合格する(黒字をだす)ために努力しています。
この姿はまさに中小零細企業の姿と瓜二つです。
また、実際に私も兼任受験生のときに顧問先の社長から応援して頂きました。
自分の担当が目標をもって真剣に努力している姿は、社長自身にとっても良い刺激になるし仕事の励みにもなるそうです。
“夢や目標に向けて日々努力している顧問先に対して、夢や目標を諦めた人間が何のアドバイスができる?そうならないように自分は限られた資源だけでも絶対に合格してやる。”
自分が3月決算で仕事が忙しくなり勉強時間の確保が難しいときは、この気持ちを思い出し自分を奮い立たせてました。
自分を物語の主人公と考え、かっこよさを求める
人はそれぞれ自分の人生という物語の主人公です。
芸能人だけが主人公を演じられる訳ではないです。
1人1人が自分の物語の主人公なんです。
皆さんはどんな物語がお好きですか?
私は、90~00年代の少年ジャンプ世代ということもあり、環境に恵まれない主人公が幾度と試練を乗り越え成長していく物語が好きでした。
兼任受験生時代は「自分の人生という物語」を特に強く意識していました。
「勉強時間が十分確保でなくても、それに腐らず努力し続け試験に合格できたら俺の物語はめっちゃかっこいいやん!」
こんな少年ごころ満載の気持ちを持ち続けていました。
苦しい直前期だからこそ無垢な少年のように希望に満ち溢れた精神を持つことも大切です。(周囲の雑音を無視するためにも)
是非、苦しい時期には自分の物語のかっこよさを追求して頂ければと思います。
また、私は今でも「自分は自分の物語の主人公でどう行動すれば自分の物語がもっとかっこよくなるか」という基準で行動しており、それで食えていけてるので自分に合った基準なのかなと思います。
以上の3つが直前期のわたしのモチベーションとなります。
兼任受験生の方も是非自分に合ったモチベーションをさがしてくださいね♬
-編集後記-
天気もいいので昼からツーリングに行ってきます。(^^)/
夜は家族で焼肉です。
この記事を書いた人はこんな人です。ご興味があれば、どうぞ!
にお あつしってどんなひと?(税理士ブロガー。趣味はバイクとフルート♬)