【働きながら税理士試験】その⑳5月下旬の繁忙期を乗り越えよう!諦め癖をつけないことが大切!

雲とバイク
雲とバイク

多くの兼任受験生がその本試験を諦める時期がこの5月下旬の繁忙期です。

逆にこの繁忙期を乗り越えることができれば、一気のその年の合格率も高くなります。

今回は5月下旬を乗り越えることの大切さについて整理しました。

5月下旬で今年の試験を諦める兼任受験生は多い

3月決算は担当する顧問先の数も多いこともあり、3月決算作業をこなす5月は1年で最も忙しい月だと思います。

昨日あたりで3月決算作業がひととおり終わり、来週は連日顧問先で報告会を予定している方も多いと思います。

仕事が忙しすぎて勉強が疎かになっている方もいるかもしれません。

5月下旬は正直仕方のないことだと思います。(私も受験生時代、朝勉は継続していましたがそれでも5月下旬は勉強時間の確保が難しかったです。)

ただ、過ぎたことは一旦忘れて、休日など勉強時間が確保できるときにしっかり勉強しましょう。

この5月下旬は兼任受験生の大半が「仕事が忙しすぎて勉強が計画通りにすすんでいない。今年の本試験はもう無理かな」と諦める時期でもあります。

特に税理士試験1年目の方は気をつけてほしいのですが、1度(1年)でも仕事が忙しいを理由にその年の税理士試験を諦めたら、諦め癖がついてしまいます。

諦め癖のついた人は毎年仕事の忙しさを理由に本試験を諦めるか、本試験まで勉強が継続したとしても中途半端な完成度の人が大半です。

なので税理士試験に合格するのであれば仕事が忙しいという理由で1度(1年)もその年の本試験を諦めるという選択しないほうがいいでしょう。

この5月下旬は将来税理士になるために実はかなり重要な選択を迫われている時期でもあります。

「今年の本試験を諦めない。繁忙期は少し勉強が疎かになったが今から巻き返してやる」と強い思いをもって勉強に励みましょう。

今年の本試験を諦めた同僚に巻き込まれない

前節でも述べたとおりこの5月下旬は最も今年の本試験を諦める兼任受験生が続出する時期です!!

ただ、時期を乗り越えれば本試験まで受験勉強を継続することができます。

この時期に特に注意したいのは、繁忙期を終えた時点で今年の本試験を諦めた同僚の存在です。

彼らは今年の本試験を諦めた自分を正当化しようと諦めた同士で群れをつくりだします。

もしかしたら

「今年の本試験ご愁傷様(笑)」

「あいつが試験勉強しているせいで職場の空気が悪くなる」

「お前が税理士になろうかならないか事務所にとってはどうでもいいことだから仕事をしろ!」

などと嫌味を言われるかもしれません。

ただ、「自分は自分、他人は他人。」と言い聞かせて、そういった同僚の言うことに耳を傾けない、そしてしっかり距離を置きましょう。

もちろん仕事はきちんとすべきですが、仕事以外は自分は本試験のみ集中、同僚や呑みや遊びに誘われても断る、自分の目指す道は、税理士補助スタッフではなく有資格者の税理士であるという強い気持ちを持つことです。

もし、自分の兼任受験生時代を題材とした物語を執筆するのであれば、本試験を諦めた同僚の群れの一部になるのか、それとも群れにはならず1人になっても自分を信じ目標にむかって努力を続けるのであれば、どっちがかっこいいかですか?

私なら当然後者がかっこいいと思います。

せっかく生きるのであればかっこいい人生を選択したいですね!

自分を信じて前進あるのみ!目標は本試験の日にピークをもっていくこと。

この5月は繁忙期の中でも特にピークなので、精神的にも肉体的にもきついと思います。

ほとんどの兼任受験生は、専念受験生の勉強時間の半分以下しか確保できません。

私もこの時期は大体は答練を欠席するか、出席しても上位30%~50%の間を推移してました。

なかなか答練で上位30%以内に入れず焦りがあるかもしれません。

ただ、今は自分を信じて復習を徹底、直前期から再暗記した理論は回すということを繰り返すのみです。

あくまで計算・理論の実力、精神面や健康面のピークは本試験の日にもってくることを目標に!

今答練に合格圏内にいてそのポジションを維持するよりも、今は平均点のちょっと上ぐらいの位置でそこから合格圏内にむけて順位を上げていくほうがやる気がでますし、何より勢いがありますので!

7月上旬に大原の全国模試でA判定をとり、その後の本試験予想答練で上位30%以内にはいれば自信をもって本試験に臨めます。

兼任受験生にとってはこの時期が一番苦しい時期ですが、自分を信じて是非この苦境を乗り越えてください。

私も毎年この苦しい時期を経験しましたが、毎年一度も諦めずに本気の受験生として本試験に臨み、官報合格を果たして今では開業税理士として生きています。

私のような甘ちゃんな人間でも乗り越えられたので、現在、兼任受験生の皆さまは必ず乗り越えられると信じています。

将来、税理士になれるかなれないかの岐路にあるこの繁忙期の5月下旬をしっかり乗り越えましょう!


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■編集後記

昨日は相続税試算の案件で滋賀県のお客さまを訪問しました。

■一日一新

最近は税理士バッジを着用しない税理士が大半ですが、私は着用しようと思います。税理士バッジが好きなので。

税理士 丹尾 淳史
税理士 丹尾 淳史

1984年10月30日生まれ。滋賀県大津市生まれ。京都府長岡京市在住。ひとり税理士。相続や会社・フリーランスのための経理やお金を残すサポートが得意。前職は営業マン⇒フォークリフトマン⇒塗装工⇒フリーター⇒税理士補助といろんな職種を経験。ビッグ4(現:デロイトトーマツ税理士法人)にも在籍。いい意味で税理士っぽくない税理士。趣味はランニング、バイク、フルート、風景写真。詳細はこちら

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