「独立開業」「ひとり税理士」という生き方を選ぶ理由(前編)

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会計事務所の職員時代、自分が税理士になって独立したらどのような営業スタイルでいくかをずっと考えていました。税理士業界に8年いますが、今でも従来型の「巡回監査や申告書作成等の実務は職員に任せ、所長(税理士)が営業活動をしながら事務所を拡大させていく」営業スタイルが王道だと思っています。

 

いっぽうで私が理想とする税理士像は以下の通りとなります。

⑴「自由」に仕事をしたい。

⑵「現役プレイヤー」であり続けたい。

⑶  時代の流れに柔軟に対応したい。

 

この3つの理想をかなえるには従来型の営業スタイルでは厳しいのかなと考えています。

「自由」に仕事をしたい。

ひとり税理士の場合は自分の家族が食えるだけの収入があればそれで充分ですが、従業員を雇った場合には従業員に安定して給与を支払う必要があり、そのためにより多くの売上をあげる必要があります。優先すべきは「売上をあげること」で「どんな仕事をしたいか」は二の次になります。やりたい仕事を自由に選ぶ余裕もなくなるでしょう。

ひとり税理士の場合は、自分の家族が食っていける収入が確保できれば、あとは仕事を選ぶことができます。当然ですが、やりたくない仕事をするよりもやりたい仕事をしたほう楽しく、楽しく仕事をしたほうがお客様により品質の高いサービスを提供できるものと私は考えています。

「現役プレイヤー」であり続けたい。

従来型の営業スタイルの場合は、所長が営業活動に特化することになります。下手をすれば所長よりも職員のほうが実務上の知識・経験が勝るという逆転現象が起こる可能性があるでしょう。それって有資格者としてどうなの?と思いますし、有資格者であるからこそ専門家として実務上の知識・経験を鍛錬する必要があるというのが私の考えです。

ひとり税理士の場合、営業も実務も自身でこなすため、実務上の知識・経験を日々鍛錬することになります。時間の制約を受けるため担当できるお客様は限られますが、担当のお客様には「有資格者(専門家)の現役プレイヤー」として対応することができます。

時代の流れに柔軟に対応したい

2人以上で仕事をする場合、事務所の今後の経営方針を決めていくうえで必ず意見が食い違いが生じます。そうなると意思決定をするのに無駄に時間を要しますし、ストレスも感じます。所長が独断で経営方針を決定をすることができますが、職員側も不平・不満を感じることになります。

ひとり税理士の場合は、事務所の経営方針を自分で自由に決めることができます。今の方針が上手くいってない、時代にそぐわないと感じた場合には、次の日には180度方針に変えることも容易です。ひとり税理士の営業スタイルは、時代の流れに柔軟に対応するということに関して、かなりマッチしているものと思います。

(後編に続く)

-P.S-

今日は箱根駅伝(復路)を観ながらブログの記事を執筆中。

昼から浄瑠璃寺に家族で初詣に行きます。私はバイク、私以外は車の別行動となります。

浄瑠璃時は初めて行くので、知らない道をバイクで走るのは楽しみです。

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