【独立開業】独立してわかる“やらないことリスト”をつくることの大切さ

対となるもの
対となるもの

最初はつくる気がなかった“やらないことリスト”

今では自分の身を守るため、時間を無駄にしないためにも必要であると考えを改めました。

今回は“やらないことリスト”の大切さについて整理しました。

最初は「消極的な考え」だと考え、つくることをためらった。

私がお手本とする多くのひとり税理士の先輩方は“やらないことリスト”を作成されており、毎日1回は必ず見るようにされていました。

ただ、以前は“やらないことリスト”がなんだか消極的な考えだなと感じており、むしろやるなら積極的な考えの“やることリスト”とかな考えていました。

独立して3か月目ですが、最近“やらないことリスト”をつくることの大切さを感じるようになりました。

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まずは3つ!

やらないことリストに記載する項目は、最初からあまり細かい内容を書くのではなく、「自分の事務所方針とは相反すること」「○○をしたから又は○○をしなかったから特に特に後悔したこと」を記載するようにしました。

やらないことリストのなかから今回は3つご紹介させて頂きますね。

「売り手よし、買い手よし」に反する仕事はしない。

ビジネスというのは、買い手は対価を支払うことで現状の悩みや課題を解決する、売り手は買い手の悩みや課題を解決することで対価をもらう、この2つの関係の均衡が保たれている状態のことを指すものと考えます。

この考えのルーツは近江商人の「三方よし」の「売り手よし、買い手よし、世間よし」からきています。

そのため、どちらか一方でも“よし”にならないようなビジネスはしないと決めています。。

例➀・・・対価をもらわなすぎないようにする。×買い手よし

例②・・・格安又は無料で仕事をしない。×売り手よし

売り手が納得する対価でお客さまが納得するサービスを提供することが私の経営方針です。

それに反する仕事は引き受けないようにしています。

その場で口頭合意しない、契約をしない。

開業前に知り合いのつてである他士業の事務所に挨拶に行きました。

名刺交換をして着席した直後からかなり威圧的な態度で説教、「開業しても税理士は飽和状態だから食っていくのが難しい」と散々言われ、挙句の果てには「うちの事務所から仕事を恵んでやるから、仲介料として〇〇%よこせ」と言われる始末。

先方の事務所で相手が2人がかりでこっちが1人。その場の空気に流されてあやうく口頭合意寸前までいきました。(口頭合意でも契約成立。契約成立を立証するには書面(契約書)は必要ですが争いの種はまかないほうが無難)

何かおいしそうな案件があったとしても、「仕事を承るかどうかは近日中に回答します。」と伝えて一旦持ち帰るようにしています

先方がこの場で契約しないと仕事を依頼しないと言ってきたら、この先方とは縁がなかったということで付き合わないようにしています。

個人間でお金の貸し借りをしない。

昔の話ですが、ある知人から20万円を貸して欲しいと電話がかかってきたことがあります。

「それは無理やわ。俺に頼む前に自分に家族や親せき、恋人に相談したんか?頼む順番おかしいやろ?」と言うと、「全員に断れたからお前に頼んだんや。お金を近日中に用意できないと本当にヤバい。わかってくれ」と泣きつかれました。

その場の勢いに流され、金銭貸借契約書を交わすことを条件に20万円を貸すという流れになりました。

ただ、その後知人から「俺は法律のことようわからんから金銭貸借契約書は、丹尾のほうで作成してくれ。あと、俺は忙しいから丹尾から足を運んでもらうと助かるわ!」と連絡。

「ああ、この人は本当に自分のことしか考えないなあ。俺にお金を貸して欲しいと言ってきたのも俺との関係ならいつでも絶っても問題ないと考えているからやろ。今後、お金が無事に返ってくるかと不安になったり、この人のために自分の時間を犠牲にして書類作成の時間が割くのが本当に馬鹿らしい。」と考え、お金を貸さない意思を伝えました。

それ以降、その知人は音信不通に。

他人からお金を貸して言われても貸さない、自分も他人からお金を借りない、決心しています。

“やらないことリスト”は更新&毎日見るようにする!

今のところ“やらないことリスト”には2節目に挙げた3つのほか、いくつか列挙しています。

細かい内容は書かないようにしていますが、これからも自分が納得した税理士業を営むことができるように、後悔したこと、時間を無駄に浪費したこと、自分の身の安全を脅かすこと、その他今後絶対にやらないと決心したことを書き留めようと思います。

また、“やらないことリスト”は毎日見て意識づけをする必要があります。

PCのデスクトップ上に“やらないことリスト”を配置し、毎日仕事はじめにみるようします。


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■編集後記

昼から事務所の経理をします。

経理をしながら会計ソフトの操作方法の研究をする予定。

■一日一新

事務所の机の面積が2倍に!(同じ机を2個買いました)

税理士 丹尾 淳史
税理士 丹尾 淳史

1984年10月30日生まれ。滋賀県大津市生まれ。京都府長岡京市在住。ひとり税理士。相続や会社・フリーランスのための経理やお金を残すサポートが得意。前職は営業マン⇒フォークリフトマン⇒塗装工⇒フリーター⇒税理士補助といろんな職種を経験。ビッグ4(現:デロイトトーマツ税理士法人)にも在籍。いい意味で税理士っぽくない税理士。趣味はランニング、バイク、フルート、風景写真。詳細はこちら

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