相続税申告の件について不動産の現地調査をするため、今週の火曜日に福井県に出張してきました。
不動産の現地調査は必須!
相続財産に不動産が含まれている場合、その不動産の評価額が相続税に大きく影響します。
下の図でもある通り現預金や上場株式等は誰が評価しても評価額に大差はないですが、不動産については10人税理士がいれば10通りの評価額が算定されるでしょう。
相続税に強い税理士のほとんどは、自社株評価と不動産評価に強い税理士です。
不動産評価で真っ先に思いつくのは、「小規模宅地等の特例」「地積規模の大きな宅地」「間口狭小、奥行長大、不整形地などの補正率」その他諸々かと思いますが、個人的に最も大切なのは、評価のための基礎情報の精度です。
➀土地の地目(宅地、田、山林など)、②土地の形状、③土地の正面間口の距離や奥行距離、④隅切りの有無、⑤土地と接している道路幅、その他にも容積率など挙げればきりがないですが、こういったものが基礎情報となります。
基礎情報を確認するのは登記簿謄本や路線価図、公図、測量図、固定資産税課税明細書などの書面にてまずは確認しますが書面のみの基礎情報だけで評価を完結するのはリスクがあります。
以前、相続税に強いベテランの税理士の先生に話をきくと「不動産評価は現地調査が鍵」とおっしゃられていました。
書面では地目が宅地でも現地に行ってみると山林だったということもよくあります。(宅地は山林よりも評価額がかなり高くなるので宅地で申告すると相続税の払いすぎとなります)
「不動産評価は、現地調査が鍵」 というのは私も以前から同意見です。
書面の情報に現地調査で得た情報を加えることで基礎情報の精度は遥かに高まります!
福井県に出張!現地調査もしっかり実施。
当事務所から1時間半ほどで評価対象となる福井県の不動産にたどりつきました。
福井県でも京都府よりの地域にだったのでアクセスしやすかったです。
福井県に住むお客さまのお兄さまに不動産のところまで道案内して頂きました。
お土産まで頂きありがとうございました!鯖缶の缶詰は大好物です(^^)/
お兄さまに不動産の現況をヒアリングしながら現地調査を実施。
実際の地目、正面間口や奥行の距離、接道の状況、隅切りの有無その他諸々の事項を確認。
形状も法務局から取り寄せた図面とほぼ同じであることを確認、カメラで不動産の現況を撮影。
現地の情報を形式的にしっかりまとめることも大切です。(税務調査対策にもなります。)
現地調査を終えると町役場で家屋・土地の評価証明書などの書類を入手しに行きました。
地方出張のもうひとつの楽しみ!
地方出張のもう一つの楽しみはお昼ご飯です。
日本海に接する福井県はなんといっても魚が上手い。
今回は福井県小浜市の「五右衛門」というお店に立ち寄りました。
トップ写真が刺身定食。
料金にして1,400円(税込)になります。
このお店は休日はめちゃくちゃ混んでいるらしいです。
とあるサイトでは1時間待ちとのコメントもみかけました。
店員さんに「こんなに美味しい料理をたべて幸せな気分になりました」と伝えるとめっちゃ喜ばれていました。
皆さまも福井県の小浜市に立ち寄られたときは是非お越しください。
■編集後記
半日は行政書士研修。
■運動は仕事!
筋トレはOFF。フルートで複式呼吸トレーニング
1984年10月30日生まれ。滋賀県大津市生まれ。京都府長岡京市在住。ひとり税理士。相続や会社・フリーランスのための経理やお金を残すサポートが得意。前職は営業マン⇒製造(フォークリフトマン&夜勤塗装)⇒フリーター⇒税理士補助といろんな職種を経験。ビッグ4(現:デロイトトーマツ税理士法人)にも在籍。いい意味で税理士っぽくない税理士。趣味はランニング、バイク、フルート、風景写真。詳細はこちら
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