前回までの記事☕
(※管理人は簿記論、財務諸表論、法人税法、消費税法をTACで、相続税法を大原で合格)
今回は、私が本試験会場に持っていった文房具、時計、電卓などを選択の経緯などをふまえながらお伝えしたいと思います。
また、(仕事と勉強の)兼任受験生にとっては文房具屋に行ってペン探しをすることが癒しの時間という方も多いと思います。(私は癒しの時間でした!!)
自分に合った武器を選んで、合格率を1%でも2%でもあげましょう!!
武器①ボールペン
税理士受験生時代、受験仲間のなかで特に評判が良かったボールペンが「三菱鉛筆 多機能ペン ジェットストリーム 4&1」でした。
私も長い物には巻かれる人間なので、受験の最初の頃はこのボールペンにお世話になっていました。
安すぎず高すぎず、赤・黒・青・緑の4色にシャーペンもついており、仕事のシーンでも活躍してくれる万能ボールペンです。
ただ、財務諸表論の理論の量を書く程度には問題はなかったのですが、税法の多い理論の量を書く場合に、ジェットストリームのペンの重量(多機能であるがゆえの重さ)が気になり始めました。
そこからいろいろなボールペンを試してみて最終的に私の武器となったボールペンがこちらとなります。
最終的に選択した武器(ボールペン)
ぺんてる ゲルインキボールペン ノック式エナージェル BLN75Z-C 0.5mm シルバー軸 青
☆ペン本体の太さ(直径)もちょうどよく、重さも軽いので手が疲れない。(ペン本体の太さが細いと手に力がはいり疲れやすい)
☆税法の理論を書くスピードをあげるために、字体を崩して書くというテクニックを使っていたので、そのテクニックとこのペンのGELインクとの相性が抜群に良かった。
☆その他
・ペン先の太さは0.5mmがベスト。0.35mm~1.00mmまで試してみた結果
・ペンの色は青色。問題は黒字で印刷されているため、問題文と自分が書き込んだメモを瞬時に見極めるためには黒色よりも青色。
結果的に受験では「ぺんてる ゲルインキボールペン」、仕事では「ジェットストリーム」を使用するようになりました。
武器②マーカー
「マーカーって本試験で使うの?」って思った方はいるかもしれまん。
私の場合、税法の理論問題の問題文を読むときにマーカーを使用してました。
理論の問題でやってはいけないことのひとつ、
それは問題文で問われもしない理論を書くことです。
時間のロスにもなりますし、試験員に「丸暗記をしただけで法体系や内容を理解してないな」と印象を与える可能性もあるので。
私の場合、問題文には「この規定については書かなくてはよい」という文言があった場合には、その文言にマーカーを引いていました。
また、マーカーには「キャップ式」と「ノック式」があります。
個人的にはノック式をおすすめします。
理由はスピードです。
ノック式は単にノックするだけですが、キャップ式はわざわざキャップを外す必要があります。
数秒の差ですが、その数秒でも他の受験生よりロスしていると考えると本試験中に気が焦りうっかりミスにつながるかもしれません。
数秒でも有利なほうを選択しましょう。
上の写真のマーカーとは異なりますが下記のノック式蛍光ペンがおすすめです。
武器③時計
税理士試験は時計がない試験会場がほとんどだと思いますので、私も時計を持参していました。
最初の頃は自分が普段から愛用している「腕時計」を持参。
腕時計は両親や大切な人からもらったり人生の節目に自身で購入された方も多く、お守り代わりとして持参している方も多いと思います。(私も最初のころはそうでした)
ただ、本試験ではスケジュールどおりに、例えば簿記論9:00からスタートと公表されていても9:00ジャストから開始するわけではなく、試験官が「はじめっ」と言ってから2時間なので実際は9:07分とかからスタートなんですよね(笑)
試験官が合図をだした時間(例 9:07~11:07)をメモ用紙に書くのですが、試験が開始すると問題を解くことに集中するため、メモ用紙のどの箇所にその時間を書いたかを忘れてしまうんです。
試験終盤になって「試験の終了は何時までやったかなあ」と時間を書いた箇所をさがすのも時間のロスにつながります。(そのロスが焦りとなりケアレスミスの要因に)
上記の理由で、本試験で腕時計を使用することはなくなりました。
その後、いろいろなストップウォッチやタイマーを試して最終的に私の武器となったものはこちらとなります。
Canon キッチンタイマー CT-40-WH SB(ホワイト) 抗菌仕様
☆タイマーの中ではかなり小型の部類で戦場(机上)のスペースをとらない。
☆タイマーだと試験官が「はじめっ」の合図からカウントできるので正確に時間を測定できる。残り時間があと何分か瞬時にわかる。(腕時計だと現在時刻と終了時刻から逆算する必要があるので3秒~10秒ほどがかかる)
☆時間のカウントが1秒単位なので落ち着く。ストップウォッチのように0コンマ何秒からのカウントだとそれを見ているだけで気持ちが焦る。
☆消音にするのが簡単。カウント開始時に「ピーッ」と音が出ない。
武器④電卓
ドラクエ4のトルネコも「正義のそろばん」が最強の武器でしたね。
税理士受験生にとっても最大の武器は「電卓」です。
ただ、電卓については自分に合ったものを選ぶのが一番いいと思います。(桁数は12桁、RM、M-、M+、C、機能は最低限必須ですが)
電卓については、大きくCASIO派とSHARP派とその他に分かれますが、私はSHARP派でした。
私の愛用していた2つの電卓、SHARPの学校用電卓 EL-G36(写真左)とEL-G37(写真右)です。(実はEL-36は2台所有してました(笑))
特にEL-G36は電卓界の中でも個人的に名器だと思います。
電卓をたたいても、ボタンの跳ね返りが最小限で指がまったく疲れません。
試験によっては金額を集計する際に電卓をかなり叩くこともありますのでボタンの跳ね返りが小さいEL-G36は指先の体力を消費せず集計に集中できます。
EL-G37はEL-G36の後継機ですが、EL-G36と比べてボタンの跳ね返りの力が強く少し使いづらいなと感じました。(他の電卓と比べてるとEL-G37も断然使いやすいです。)
ただ、このEL-G36。
私が受験生時代はTACで5,000円程で購入できたのですが、現在はあまり世に出回らなくなったせいか、価格がかなり上昇しています。(amazonで27,800円)
税理士試験に合格すると人生の転機に必ずになるので税理士試験に勝ち抜くために高価なEL-G36を購入するのもありですが、EL-G37で戦うのも特に問題はないと思います(^^)/
まとめ
最終的に私は本試験に持っていった武器は以下の通りとなります。
上記の写真を補足すると予備用のゲルインキボールペンをもう1本、受験票を机に張って固定するためのセロテープを追加で持参しました。(※受験票をセロテープで張らないと問題用紙と接触してヒラヒラと動くので気が散ります。)
電卓は必ず2台。
2台目は1代目の電卓は壊れたときの予備用ということもありますが、個人的には隣に座った受験生の机のスペースの境界線に置いてました。
「この電卓からこっちは自分のスペースです」という意思表示です。
是非、受験勉強をしながら自分に合った武器をひとつずつ選んで、少しでも合格率あげてください。
このちょっとした努力が本試験では必ず効いてくるので。
(次回投稿日は2月14日前後を予定)
-編集後記-
今日は明日の打合せのため昼から資料作成に没頭します。
外が晴れてるのにもったいない( ;∀;)
この記事を書いた人はこんな人です。ご興味があれば、どうぞ!
にお あつしってどんなひと?(税理士ブロガー。趣味はバイクとフルート♬)