(※管理人は簿記論、財務諸表論、法人税法、消費税法をTACで、相続税法を大原で合格)
今回から「前回までの記事」は記事の後ろに記載するようにしました。
今年は個人の確定申告書の申告期限が4月15日(木)と1ヶ月間延長となりましたが、おそらくほとんどの会計事務所が従来どおりの申告期限3月15日(月)を目途に仕事をすすめていると思います。今回は確定申告明けからGWまでの過ごし方について整理しました。直前期に突入する前の大切な1か月半となります。
直前期の生活リズムに慣れる
町の会計事務所にお勤めの場合、確定申告(3月15日)明けからGWまでの1か月半は仕事も少し落ち着くと思います。私も2月決算が2件程でそれなりに落ち着いてました。
私はこの1か月半を通じて直前期の生活リズムを形作っていくことをおすすめいたします。
私は直前期の平日は、早朝は計算、行きと帰りの電車の中、昼休みは理論回しと柱上げ、夜に理論の熟読と再暗記をしていました。
この確定申告明けからGW前までの1か月半については、直前期と同じ時間帯で勉強していました。
勉強の中心は理論メインですが、直前期と同じように“早朝90分”と“行き帰りの電車の中(25分ずつ)”、昼休み(40分)、夜(90分~120分)、就寝前(30分~60分)は受験勉強に時間を充てていました。
要はこの期間中に直前期の生活リズムを自分の身体に浸透させていくということです。
またこの1か月半は、早朝勉強しようと計画していてもその日の朝に起きれないこともあると思います。(まだ本試験まで5か月間あるという油断からですが….)
その場合には、早朝必ず起きるための対策を直前期に突入するまでにうっておきましょう。(私の場合は別室に目覚まし時計を置いて、ベルをとめるには必ず布団から出るように仕向けていました。また、目覚まし時計の横に「絶対に税理士になって自分の人生を生きる」と殴り書きした画用紙を貼っていました。)
この1か月半は直前期の過ごし方を試す期間でもあります。
直前期の過ごし方の模擬練習と位置づけて頑張ってほしいです。
理論を最優先
今週までの繁忙期は本当にお疲れ様でした。
私も例年2月中旬から3月上旬は確定申告に忙殺されて受験勉強のこの時期の目標計画の実現率は65%程だったと思います。
兼任受験生の場合は「理論」又は「計算」、もしくはその両方でおくれをとった方もいると思います。
おくれをとった方もこの1か月間は「理論」を優先して勉強することをおすすめいたします。
GW突入前のすべての理論の暗記を維持をする必要はありませんが、すべての理論と一度は真剣に向き合った事実(ランクA・Bの理論は一度は暗記した、ランクCの理論は一度は作文をした事実)をつくることが大切です。
「計算」と「理論」。
やはり最後まで足枷となるのは「理論」です。
5月から6月上旬まで間は、第二の(3月決算による)繁忙期に身を置きながら税制改正の理論を熟読・暗記する必要があります。
直前期までに税制改正以外の理論暗記が消化不良だと直前期に自分の首を絞めることになり、それが原因で税制改正理論の暗記精度も低くなることもあります。
税理士試験撤退組の一番の原因は「理論暗記の消化不良」だと思います。
そうならないように来週からGWの1か月半は理論を優先して勉強して頂ければと思います。
周囲の兼任受験生の惑わされない
専念受験生と兼任受験生。
どっちが本気で税理士になりたい人が多いかというと、個人的には“専念受験生”のほうが多いと思います。
働きながら“本気で”税理士試験に挑戦する人のライバルは、TAC&大原の“専念受験生”ということを意識しといてください。
兼任受験生でも仕事を両立させて試験に本気に望んでいる方もおられます。以前の私がそうでしたし、この記事を読まれている読者様もそうだと信じています。
ただ、兼任受験生のなかには、惰性で試験に受け続けている人が多いというのも事実です。そういった人達はこの確定申告明けからGWまでの1か月半をあまり意識せずに過ごしているのかなと思います。
本気の兼任受験生、惰性の兼任受験生、数で言うと圧倒的に惰性の兼任受験生が多いです。
本気の兼任受験生は周りの惰性の受験生に惑わされることなく、自分を信じて頑張ってほしいです。
そうすれば本気の兼任受験生は必ず将来“税理士”になれると私は思います。
そしていつかは独立して自分の人生を歩んでいってほしいと思います。
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