昨日からゴールデンウィークを迎えたいう方もいらっしゃるのではないでしょうか?
働きながら税理士試験に挑戦する人にとっては、本試験までの間、GWこそが最も勉強時間を確保できる期間だという方も多いと思います。
今回は私が兼任受験生(仕事しながら受験生のこと。以下同じ)時代のGWの過ごし方をご紹介させていただきます。
是非、ご参考ください。
私の受験生時代のGW期間中の勉強計画
では、はじめに私の受験生時代のGW期間中の勉強計画についてご紹介しますね。
まずは計算と理論ごとに優先順位をつけました。
税法に関していうと合格した法人税法、消費税法、相続税法ともにGW期間中は
理論については➀~③まではクリア(④までクリアした年もあり)
計算については➀~②まではクリア
していました。
特にGW明けは法人3月決算の繁忙期を迎え、思うように時間をとれない方もおられるので理論についてはGW期間中に特に理論は先行して勉強することが望ましいです。(多くの兼任受験生は5月の繁忙期で勉強時間が確保できず挫折する受験生が多いのでそうならないように)
一応の目安としてください。
合格するための勉強方法の確立する
税理士試験の本質を考える
税理士試験の試験時間は120分ですが、理論・計算ともに解ききれない量の問題が出題されます。
税理士試験は絶対試験ではなく上位10%~15%を合格させる相対試験なので、あえて受験生にとって解ききれない量の問題を出題してきます。(全部解かれると全部解いたのに不合格という矛盾が生ずるので)
なので戦略とすれば“全部の問題は解かない” “みんなが解ける問題(予備校で勉強した内容)を極力ミスを減らして解く”という戦略が最も合格に近い戦略となります
なので勉強は予備校から与えられた教材のみで勉強することをおすすめです。
間違っても実務書を購入して読んでみたり、国税庁のタックスアンサーにまで手を拡げないことです。
例え他の受験生が解けない問題を解いたとしても埋没問題(採点上点数がふられない問題)となってしまい、結果的に時間ロスということになります。
予備校の教材のみを徹底的に勉強しましょう。
早起きに慣れる
兼任受験生にとって受験勉強を確保することが何よりも難しいと思います。
もし、毎日勉強を継続したいのであれば早朝に勉強することをおすすめいたします。
私も特にGW明け後は早朝は毎日1.5時間は勉強を確保していました。
早朝の勉強は仕事の残業等の影響は受けません。
早朝から出勤しないといけない日を除けば必ず勉強時間を確保できます。
本試験で合格するためには毎日の試験勉強の継続、それを実現するには早朝の勉強が有効です。
GWも生活リズムを切り替える絶好の機会であります。
是非、早朝から勉強することを試してください。
午前中が長く感じ、1日が長く感じ、結果的にGWを長く感じることもできます。
1日1運動、GWのうち半日は遊びに時間を使う
まず、私の独自の考え方を述べさせて頂きますと
人間は生きていくうえで必ず体を動かすことが必要だと考えています。
人間も他の動物と同じで、体を動かす、ものを食べる、寝るを繰り返しながら生きています。
身体を動かすことは生きていくために必要なこと、それゆえに運動を疎かにすると身体のコンディションが悪くなったり、精神面で不安になりやすいです。
GW明け後の平日毎日運動するのは厳しいですが、平日の真ん中の日であったり、休日はなるべく運動の時間も確保するのもありだと思います。
GWもずっと勉強するのではなく、例えば夕方の集中力が落ちる時間帯に30分~1時間、ランニングやウォーキングをしてリフレッシュするのをおすすめします。
また、GWの勉強計画が順調に進んでいることを前提にしますが、半日ぐらいはリフレッシュのため勉強を忘れて遊びに時間を使うのもありだと私は思います。
私の場合はGW最終日の午後13:00~18:00は、試験勉強のことを忘れて地元の鯉のぼりを撮影しに行ったり、地元のお神輿祭りに参加していました。
GWの勉強計画を順調にこなせた自分へのご褒美みたいなものです。
今年、兼任受験生の方もGWの勉強計画をしっかりこなし、半日ぐらいは遊びに時間を割いて頂ければと思います。
今回は私のGWの過ごし方をご紹介させていただきました。
人によっては昨日からGWがはじまった方もおられますが、税理士試験を突破して頂くためにもGWを有意義にお過ごしください。
私は今年はGW期間中はネット営業の強化と5月のリアル営業の準備をする予定です。
それでは!
■編集後記
異業種交流会にビジターとして参加。たくさんの経営者からパワーを頂きました。
■一日一新
異業種交流会にはじめての参加
1984年10月30日生まれ。滋賀県大津市生まれ。京都府長岡京市在住。ひとり税理士。相続や会社・フリーランスのための経理やお金を残すサポートが得意。前職は営業マン⇒フォークリフトマン⇒塗装工⇒フリーター⇒税理士補助といろんな職種を経験。ビッグ4(現:デロイトトーマツ税理士法人)にも在籍。いい意味で税理士っぽくない税理士。趣味はランニング、バイク、フルート、風景写真。詳細はこちら
■理論
➀1月1日からはじめた理論暗記の締めとなります。
・A、Bランクの理論は1回は暗記した事実をつくる。
・Cランクの理論はA,Bの理論と絡めて出題されそうな部分は暗記。それ以外は出題されたときに作文できるようにしておく。
※暗記しきれないと悟った場合には、その理論を捨てるのもあり。まずは、予備校の先生に相談することをおすすめします。(予備校の先生は今年の本試験の出題予想を一番研究されている存在のため)
②直前期1回目の出題範囲の理論の再暗記をする。
③直前期2回目の出題範囲の理論の再暗記をする。
④直前期3回目の出題範囲の理論の再暗記をする。
■計算
➀1月~4月からの答練の解きなおし。(ただし、1月~4月にかけて過去の答練を随時解きなおしされている方はGW中に解きなおす必要はないです)
②計算テキストの読み込み。計算テキストを読み込みながら過去の答練でミスした論点や苦手な論点をトレーニング問題を通じてポイントで復習しておく。