【働きながら税理士試験】その⑫直前期でも休日は身体を動かす時間を確保しよう!

本試験のイメージ
本試験のイメージ

兼任受験生は受験勉強の時間の確保だけでも四苦八苦している方が多い思います。

そのため、運動不足になりがちです。

私も受験生当時は運動不足になり体重が増加。他人から外見をからかわれたこともあり自分に自信がもてない時期もありました。

受験生時代の終盤は、運動することが受験勉強に相乗効果があることに気づき、土日はランニングの時間を確保しました。

今回は私の体験談も踏まえ受験期間中も身体を動かす大切さを整理しました。

兼任受験生は太りやすい

兼任受験生(忙しい職場で働きながら税理士試験に挑戦する受験生)は太りやすい傾向にあると思います。

専念受験生とは違い受験勉強に充てることのできる時間が限られているので、本気で税理士になることを目指す兼任受験生のなかには、仕事・食事・睡眠・入浴・束の間の休憩以外の時間はすべて受験勉強に充てているという方も多いと思います。

ただ、そうなると運動する時間を確保できないので体重はますます増加することになります。

私は現在は日々運動する時間を設けているので体重75kg(身長181cm)前後をキープしていますが、兼任受験生で運動をしていない時期は体重85kg(身長181cm)ぐらいありました。

太ってしまうとどうしても自分に自信が持てなくなります。

当時は、よく元同僚からはミシュランマン(笑)とからかわれていました。(ミシュランマンには失礼ですが)

ミシュランマン

元同僚のからかいには笑って対応していましたが、内心では傷ついてました。(ただ、昨年の新型コロナの自粛期間中に私は運動によりコロナ痩せしましたが、その元同僚は引きこもり生活によりコロナ太りしていました。もちろんその元同僚の外見を茶化したりしていません。)

太ってしまうと自分に自信が持てなくなりますが、そのいっぽうで運動により健康的な身体を維持することができれば自信をもつことができます。

周りが不健康な受験生が多いなか健康を維持することができれば自分の自信につながり、その自信は税理士試験を闘ううえでもプラスとなります。

兼任受験生は時間は限られていますが、その限られた時間からなんとか運動する時間を捻出しましょう。

ランニング&理論の実践

「貴重な受験勉強を削ってランニングに時間を充てるなんてもったいない」と考える兼任受験生も多いと思いますが、意外と理論の勉強はランニングと相性がよいと思います。

ここでは私の兼任受験生当時の勉強方法をご紹介させて頂きます。

まずは本試験から逆算します。

本試験では、どんな理論が出題されたとしても瞬時に書ける状態にもっていく必要があります。

そのために私は本試験開始1時間前に理論集の①各章のタイトル、②各章の各理論のタイトル、③各理論の柱のタイトルを頭の中でイメージしながら理論集の最初のページから最後のページまで回していました。(法人税法なら1回転1時間15分程、消費税法なら1回転30分程、相続税法なら1回転45分程)

本試験が始まる前に①各章のタイトル、②各章の各理論のタイトル、③各理論の柱のタイトルを頭の中で1回転させておけば、どんな理論が出題されても瞬時に書けるようになっています。(暗記していることは前提です.)

この①各章のタイトル、②各章の理論のタイトル、③各理論の柱のタイトルを頭の中で1回転する訓練をランニングしながらやっていました。

当時から運動しながら勉強すると効率がいいという考えは受験生の間でも提唱されていましたが、運動しながら理論を暗記するのは至難の業だと思います。(理論の暗記は静かな空間で椅子に座ってじっくりと理論集と向き合うのがベストなので)

ただ、①各章のタイトル、②各章の理論のタイトル、③各理論の柱のタイトル頭の中で1回転する訓練はランニングしながらできますし、この1回転は本試験で理論を解くときに抜群の効果を発揮します。

ランニング中に、①各章のタイトル、②各章の理論のタイトル、③各理論の柱のタイトルを頭の中で1回転してみて詰まった箇所があったらランニング後に理論集を見返すということをしていました。

個人的にこの訓練は当たりだったと思います。

よければご参考ください。

私のランニング

私は、平日の5日間は仕事の合間を縫って受験勉強をしていたので、ランニングを確保できるのは週末の土曜日と日曜だけでした。(専門学校は平日通学)

土曜日と日曜日はどちらも16:00頃から1時間ほどランニングしていました。

午前中のゴールデンタイム(頭が冴える時間帯)は受験勉強に時間を割き、昼は簡単に済ませ30分ほど昼寝。そのあと2~3時間ほど受験勉強したあとランニングするといった感じです。(夏は昼間に走ると熱中症で倒れる必要があるので夕方に走ることをおすすめ)

ランニングコースはいつも同じでした。

20分程平地をランニングしたあとに立木観音の700段以上の階段を10分程で登り、境内で10円で柚子茶を飲んで少し休憩。その後に立木観音の山の裏街道を20分程で下山し、20分程平地をランニングしてゴールといった感じです。

境内の休憩所には日めくりカレンダーがあり、日ごとに「ことば」が書かれています。

「今日はどんな「ことば」が書かれているんだろ?」とワクワクするのちょっとした楽しみでした。

なかには、こころが動かされた「ことば」もあります。

兼任受験生は受験勉強に充てる時間が限られていることもあり、どうしても仕事と受験勉強だけの日々になりがちです。

ですが兼任受験生も一人の人間です。

限られた時間のなかですが、その年々の季節の移ろいや生活のなかの小さな気づきを楽しみながら、その年をしっかり生きたという足跡を残して欲しいと思います。

季節の移ろいやちょっとした気づきを感じるためにもランニングはおすすめです。

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