陸上部時代の試合の前日
学生時代も高校受験、大学受験、次の大会に進むために勝たなければいけない試合など、自分の人生に大きく影響するイベントに遭遇することがあります。
そのイベントの前日というのは、次の日の受験や大会のことを考えてしまい、
「本番失敗しないだろうか?」
「本番中に体調が悪くならないだろうか?」
「本番は自分の実力がだせればそれで本望。慎重に臨もう。」
と考えてしまい緊張、ソワソワしてなかなか寝付けないことがありました。
私が今でも記憶に残っているのが陸上の滋賀県総体の春季総体800mの準決勝、決勝の前日。
当時は準決勝で4組の各組8着中2着に入って決勝に進出し、決勝で8人中6位以内に入って近畿インターハイに進出することができました。
試合前日の日は、
「本番に思わぬ伏兵に抜かされたどうしよう」
「本番で自分の実力をだせなかったらどうしよう。」
とネガティブなことを考えてしまい思うように寝つけなかったと思います。
ただ、試合前日も800m予選を走ったりマイルリレーを走っていたため、その体力的な疲れと緊張による疲れでいつの間にか眠っていたようです。
当日も緊張で朝食がのどを通らず、競技場に到着するまでの顔真っ青の状態。
競技場軽い運動をして身体をほぐしながら、緊張を和らいでいました。
税理士試験の前日
社会人になってしばらくは学生時代のようは緊張することはなかったのですが、20代後半に税理士試験に挑戦しはじめてからまた「前日の緊張」を味わうことになります。
税理士試験は年に1回しか実施されず、その1回の本試験のために税理士試験の猛者たちが1年かけて勉強を積み重ねます。(税理士試験に人生をかけている人もいます。)
また、科目にバラツキはありますが合格率は10%~20%で10人中1人~2しか突破することはできません。
落ちたら同じ内容をもう1年勉強、「税理士になりたい情熱」が冷めたら税理士試験を撤退、反対に合格したら次の科目を勉強 又は税理士となって活躍できる道が拓かれるという、本当の意味で税理士試験の本試験は「人生の岐路」に立たされた場でした。
そのため本試験の前日も、学生時代の陸上の試合の前日、いやそれ以上に緊張していました。
「戦国時代だったら戦に負けたら命をとられるが、本試験に失敗しても命まではとられない。来年頑張ればいい、だけど同じ科目の勉強はしたくない。」
と葛藤の感情が混ざりながら、緊張をほぐそうとしていました。
結果的に税理士試験を突破し、その後、税理士に登録して現在に至りますが、あの人生の岐路と言うべき本試験、その本試験の前日の緊張を経験したこともあり、仕事では、クライアントの決算報告や成果物報告の日の前日、税務調査の日の前日、セミナーの日の前日など、ちょっとやそっとでは緊張しなくなりました。
趣味の大会の前日の日
私は趣味でバイク、写真、マラソン、フルートをたしなんでいますが、そのうちマラソンやフルートには大会があり、私もその大会に参加しています。
次の大会への切符がかかった学生時代の陸上の試合、人生に岐路ともいうべき税理士試験の本試験とは異なり、前日のマラソンやフルートの大会の日の前日は「緊張」ではなく「ワクワク」の気持ちが強いです。
「緊張」ではなく「ワクワク」な気持ちなのは、マラソンやフルートは趣味として楽しんでいるものであり、自分の人生に及ぼす影響度が学生時代の陸上の大会や税理士試験ほど高くないからだと私は思います。
ただ、趣味を楽しむことも自分の人生のなかでは大切なこと。
趣味であったとしても、趣味の世界にも「自分の力をためす場」というものがあります。
明日は神戸マラソンで自分のトレーニングの成果を発揮する絶好の場です。
どんな結果になるのか見当はつきましせんが、大会前日の今日は「ワクワク」しています。
様々な「緊張」の前日を乗り越えてきたからこそ、その「ワクワク」を心の底から楽しめるものと思います。
■本日の仕事
午前中はフルート教室
午後からセミナー資料作成とフルート練習
□練習日誌(フルマラソン、サブ4チャレンジ)
本日はオフ
明日は神戸マラソン頑張ってきます!
1984年10月30日生まれ。滋賀県大津市生まれ。京都府長岡京市在住。ひとり税理士。相続や会社・フリーランスのための経理やお金を残すサポートが得意。前職は営業マン⇒製造(フォークリフトマン&夜勤塗装)⇒フリーター⇒税理士補助といろんな職種を経験。ビッグ4(現:デロイトトーマツ税理士法人)にも在籍。いい意味で税理士っぽくない税理士。趣味はランニング、バイク、フルート、風景写真。詳細はこちら
こんにちは!
マラソン・バイク・フルートをこよなく愛する
京都府長岡京市在住の税理士の丹尾 淳史(にお あつし)です。
今回は「前日」について述べたいと思います。