【価値観】少年時代、会社員時代、独立後の1,000円に対する価値感!

光を通す広葉樹  NikonD780 AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E
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少年時代~就職するまでの1,000円に対する価値観

少年時代は、正月に家族と一緒に京都の祖母に会いに行くというのが毎年の恒例の行事でした。

祖母は昼食にお寿司とフルーツを用意して私たちの家族を出迎え、お昼ご飯を食べているときにお年玉を渡してくれました。

また、お年玉とは別に、コロコロコミックの漫画雑誌とお菓子を買って一緒に渡してくれました。

今思えば、漫画雑誌とお菓子は合計して1,000円程でしたが、少年時代の私は祖母の心のこもったお土産に喜び、恥ずかしがり屋ではありましたが「ありがとう、おばあちゃん」と感謝の気持ちを素直な心で伝えていたと思います。

また、大学時代からバイトするようになり、はじめてその1,000円を稼ぐのに必要な苦労を知るようになります。

・TSUTAYAのバイトの1.25時間分(当時の時給800円弱)

・引っ越し作業、イベント設営作業、電気量販店のシェーバー販売、駅前チラシ配り等の派遣仕事の0.8時間~1時間分(時給1,000円~1,300円)

・カレーうどん屋の深夜バイトの1時間分(時給1,000円)

1,000円を稼ぐために自分の時間と労力をそれなりに割く必要があります。

就職するまで1,000円に対し、それなりに価値があるものと感じていましたし、1,000円の金額にありがたみを感じていました。

勤務時代の1,000円時代に対する価値観

会社員時代は、1,000円の価値をないがしろにしていたと思います。

一番典型的なのは、「残業代」

メーカー勤務の営業時代は、営業は残業しても残業代をつけていけいないという空気が職場に充満しており、ほぼ残業代はもらえず。

メーカー勤務の工場時代は、肉体労働ということもあり、さすがに残業代をつけることはできました。(7割ほど)

個人税理士事務所時代は、雇用契約時に残業代や休日手当はなしという条件で契約したため、いくら残業しても残業代はないですし、繁忙期に休日出勤しても休日手当なし。

大手税理士法人時代は、パートナーから社内全体に対しては「残業したぶん100%残業代をつけなさい」という通知がありましたが、パートナーからマネージャーを通しての通知では「案件ごとにしっかり利益がでるように人件費を抑えなさい。(すなわち部分的に残業代をつけないで、という意味)」となり、結局どっちやねん?という状態に。それでも、実際の残業時間の5~6割の残業代を申請することができ、かつ、残業ありきの長時間労働だったため、今まで一番残業代を貰えることができたと思います。

会社員時代は、残業代がでれば御の字。

自分よりも、もっと残業して、それでも残業代なしという人間は世の中にごまんといる、それに比べればまっしだという考え。

ただ、働いたぶんの残業代を申請しないということは、お金の価値をないがしろにしていること。

「たかが1,000円」と、1,000円程度の金額にそれほどの価値を感じなくなっていました。

また、毎月一定の給料が支給されることに、ひと安心してしまうのも甘い罠。

来月には給料が振り込まれるからと少額の金額はこだわらず、家計簿もつけずに、散財していました。

貯金がボーナス支給のときにしか増えなかったのも納得です。

独立後の1,000円に対する価値観

最後に独立後の1,000円に対する価値観です。

私の場合は、独立時に勤務先から顧客の暖簾(のれん)分けはなく、本当の顧客ゼロからのスタートだったため、独立してしばらくは無収入。

無収入のときは、事業経費以外のコスト(主に食費、娯楽費など)を徹底的に削減しました。

また、はじめて売上げた金額は3,000円でしたが、独立してはじめて誰かの役に立てたことに感動すると同時に、3,000円を稼ぐためにどれだけの労力が必要かと思い知らされました。(勤務時代は会社の看板に頼りきっていたことに反省。)

運やご縁にも恵まれ、現在はそれ程お金の心配をする必要はないぐらいに食べていけるようになりましたが、それでも独立当時の3,000円を稼ぐ労力を覚えていますし、1,000円に対する価値は独立後が一番高く感じているのかなと思います。

また、お金を使うときも、お金の使う意味を考えて使うようにしています。

お客さまから対価として頂いた大切なお金を使うことで、お金の以外のもの(財やサービス)を手にいれ、財やサービスの提供者やその周りの人を幸せにし、部分的には税金として社会に還元され、社会貢献をしていると考えています。

たとえ、1,000円だったとしても、1,000円を使うことでわずかでも、誰かの、社会の貢献していると、1,000円に価値を見出しています。

独立時の3,000円を稼ぐ労力の記憶は、私の貴重な財産です。

その貴重な財産を持ち続けながら、独立ライフを楽しめればと思います。


プロフィール

相続・贈与・譲渡などの資産税サービス

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■本日の仕事

午前中はブログ、給与計算、会計データチェック。

午後は顧問先訪問

□練習日誌(フルマラソン、サブ4チャレンジ)

9/19(火)

60分jog

9/20(水)

1,000m×6本(4分30秒台~50秒台)

9/21(木)

オフ

税理士 丹尾淳史
税理士 丹尾淳史

1984年10月30日生まれ。滋賀県大津市生まれ。京都府長岡京市在住。ひとり税理士。相続や会社・フリーランスのための経理やお金を残すサポートが得意。前職は営業マン⇒製造(フォークリフトマン&夜勤塗装)⇒フリーター⇒税理士補助といろんな職種を経験。ビッグ4(現:デロイトトーマツ税理士法人)にも在籍。いい意味で税理士っぽくない税理士。趣味はランニング、バイク、フルート、風景写真。詳細はこちら

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