2本の万年筆
眠りつづけた万年筆
わたしは現在2本の万年筆を持っています。
1本は父の還暦祝いでプレゼントしたもの。(23歳のときに新宿に伊勢丹メンズ館で購入。)
父は日記を書くことを日課にしているのですが、最近は普通のボールペンを使用しており、ここ数年は万年筆を使用しておらずこの先も使用することはないとのことだったので昨年の年末に譲ってもらいました。
もう1本は買った理由は覚えていないんですが(おそらく衝動買い?)、24歳~26歳ごろに自分用として京都駅の伊勢丹で購入したものです。
こちらも買ったはいいものの普段は使い捨てのボールペンを使用していたため、今までほとんど使用することもなくお飾り用として眠りつづけていました。
万年筆の目覚め
昨年の12月頃から妙に万年筆を使いたくなり、2本の万年筆を手にとりました。
2本ともペン先がインクで乾いていたのでまずはそれをお湯でとかし、新しくカードリッジインクを交換し、紙に字を書いてみました。
私の使い方が悪かったのか、最初はものすごく書きづらかったです。
ペン先の方向が悪いのかインクが出たり、出なかったり…。
それでも辛抱して書き続けると自分の書くという動作のクセに万年筆がフィットし始めたのか、今ではスラスラと書くことができるようになりました。
紙に書く
最近では文字を書くにもパソコンが主流となり、紙に文字を書く習慣が激減したと思います。
私も紙に文字を書く時間は1日10分~20分程度です。
普段は夜に本を読んで得た知識を自分でまとめてみたり、ブログの記事の構成を考えるときに万年筆をとります。
私の主観ですが、パソコンで文字を書くよりも紙に文字を書いたほうが頭の中を整理しやすいです。
座りっぱなしではなくカラダを適宜動かしたほうが仕事ははかどると言いますが、これと同じように書くことにより手を動かすことで脳によい刺激を与える効果があるのかなと思います。
また、書くことに集中すればするほど自分と向き合う時間も増えていると感じます。(一日のなかで自分と向き合う時間をもつことも大切です。)
万年筆を愛用するようになると紙に字を書く機会が多くなり、自分に語りかける時間も増えるようになりました。
万年筆のある生活
以前は家の外で万年筆を使用すると紛失するおそれがあったので、仕事では使い捨てのボールペンを使用する機会が増え、自然と万年筆を手にとる機会がなくなりました。
現在は新型コロナの影響により家で仕事をするようになったせいか万年筆を手にとる機会が増えたと思います。(紛失するリスクが減ったので・・・)
それでも日中の仕事はパソコンがメインです。
税務について取引内容や課税関係を図で書いて整理するときに万年筆を手にとるぐらいです。
ただ、私の机にはいつも万年筆の姿があります。
万年筆は形やデザインがよいのか、手に持った感触がよいのか、いくつか理由がありますが傍に置いておくだけでこころがリラックスできるからです。
おそらく普段から愛用しているものを身近におくことで安心な気持ちなるのかなと思います。(万年筆のほか、普段から愛用しているバイクや時計を見ているだけでこころが落ち着きます。)
万年筆のある風景が私の日常の風景となりました。
万年筆とともに過ごす生活、皆さまもいかがでしょうか?
きっと、新しい発見があると思います。
(参考)amazonの2021年2月10日現在の万年筆売上ランキング1位~10位+私の愛用の品2つ
-編集後記-
朝顔の咲く梅雨の時期。
雨が降る外の景色を部屋の中から眺めながら、左手にはマグカップを右手には万年筆を持って親しい人に向けて手紙を書くというのが、私の理想とする万年筆生活です(^^)/
この記事を書いた人はこんな人です。ご興味があれば、どうぞ!
にお あつしってどんなひと?(税理士ブロガー。趣味はバイクとフルート♬)