【独立開業】「無料」には受けない、提供しない、近づかないことが大切!

光と影 NikonD780 AF-S NIKKOR 24-70mm
光と影 NikonD780 AF-S NIKKOR 24-70mm
税理士
にお あつし

こんにちは!

マラソン・バイク・フルートをこよなく愛する

京都府長岡京市在住の税理士の丹尾 淳史(にお あつし)です。

今回は「無料のサービス」について述べたいと思います。

無料サービスを受けて時間を奪われる。

フルート教室の練習を終え、イオンモールの通りを歩いていると、ある定員Aさんに声をかけられました。

定員Aさんの近くには携帯電話会社のブースがあり無料でガラガラ抽選会を開催されていました。

店員A「お兄さん、抽選はいかがですが?無料ですよ。」

私「いえ、結構です。抽選会は無料ですけど携帯契約とかの勧誘をされるんでしょ。」

店員A「勧誘はしません。本当に単なる無料の抽選会なんです。人を集めなくてはいけなくて本当に困っているんです。勧誘はしないので抽選会に参加してください。」

私「(同情で)まあ、それなら…」

そのあと、ガラガラの抽選会に参加し、ハズレの参加賞(ティッシュ)をもらい帰ろうとすると、

店員B「すいません。アンケートだけお願いします」と声をかけられ渋々アンケートに対応。

アンケートといいつつ、私の現状のスマホの機種、契約内容、契約先、インターネットなど根掘り葉掘り聴かれ、新機種や新契約の変更まですすめられました。

「勧誘はしないと言ったのに言ってることとやってることが違う…」と感じつつ、ただ懸賞品のティッシュは貰っていることもあり無下にはできず、ひととおり店員Bの話を聞いたあと、「また、機種変更の時期がきたら相談させて頂きます」とお伝えし、その場を去りました。

思いもがけない時間のロス。

内容を理解もせずにその場の空気で契約してた可能性もあったと考えると、やはり無料のサービスを受けることにそれ相応のリスクがあると思いました。(私も商売をしているので、店員さん達の行動はあくまでの営業の一環であることは理解しています。)

無料サービスを提供するのは自分を傷つけ他のお客さまに失礼

そもそも本当の意味で無料サービスなんてめったにないものと思います。

例えば確定申告時期の税理士や税務署の無料相談。

無料相談を受ける納税者の方は無料ですが、税理士や税務署がタダで奉仕しているかというとそうではありません。

税理士は税理士会の支部から謝金を頂いてますし、税務署は国から毎月の給与を頂いています。

市役所の無料サービスも公務員が市から給与が支給されるから成り立っています。

いっぽうで、独立して会社の看板を捨てフリーランスになると、無償で仕事を依頼されることがあります。(特に独立して間もない頃は。)

「あなたの知名度をあげる場所はこっちで用意するから、(無料で)力を貸してくれ」

「(無料で)力を貸してくれたら顧客とつながるチャンスはあるよ」

など、平気でフリーランスの時間と経験値、スキルなどを無料で利用しようとする人間が存在します。(利用してくる人間は会社で安定した給与をもらっています。)

私も無料で力を貸したことがありますが、無料で力を貸しても確実にお客さまを獲得できるわけではございませんし、何よりも自分の時間、今まで培った技術、スキルを無料で切り売りしてるようで自分自身の心が傷つきます。

現在は、それなりに対価を支払って仕事を依頼されるお客さまの存在もあり、もし私が他の場所で無料のサービスを提供すると、既存のお客さまに対して罪悪感と感じてしまいます。

「これぐらい無料でやってよ。(教えてよ)」という方が来られたら、

「あなたに無料のサービスを提供した場合、私の大切なお客さまを裏切る結果となるのでお断りいたします」ときっぱりと言うようにしています。

「無料」ワールドから逃れるには!

「無料」ワールドには、いわゆるテイカー(自分は対価を払わず、無料で他人から何か(時間、スキルなど)を奪う人達)が多数存在します。

そしてテイカーは自分のことをテイカーと認識していないことがよくあり、また、普段からテイカーから無料で搾取され続けている人達もテイカーになる傾向にあります。

例えば、残業代が支払れず会社から労働力と時間を搾取され続けている人達が今度は買い手となったときに、「自分達はちょっとぐらいのことなら無料でやるよ。だからあなたも無料でやってよ」という思想になる可能性が高いです。(もちろんその人達全てではありませんが。)

テイカーには関わらないようにするためには、なるべく

・自分は無料のサービスを提供しない。

・そのかわり自分は無料のサービスの提供を受けない。

これに尽きると思います。

「無料」からは距離を置きましょう。


プロフィール

相続・贈与・譲渡などの資産税サービス

事業承継サービス

会計・税務サービス

税務調査等サービス

税務相談サービス


■本日の仕事

午前中は1時間程仕事

□趣味日誌(フルート、フルマラソン、バイク、写真など)

午後からCB400SFに乗って滋賀県湖南三山のひとつ長寿寺に紅葉狩りに行きました。

税理士 丹尾淳史

1984年10月30日生まれ。滋賀県大津市生まれ。京都府長岡京市在住。ひとり税理士。相続や会社・フリーランスのための経理やお金を残すサポートが得意。前職は営業マン⇒製造(フォークリフトマン&夜勤塗装)⇒フリーター⇒税理士補助といろんな職種を経験。ビッグ4(現:デロイトトーマツ税理士法人)にも在籍。いい意味で税理士っぽくない税理士。趣味はランニング、バイク、フルート、風景写真。詳細はこちら

プロフィール お問い合わせ

Follow me!

PAGE TOP