【経理】簿記知識+ITを駆使したリアルタイム経理こそが最大の節税の理由!

晴れの日に傘NikonD780 AF-S NIKKOR 24-70mm
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税理士
にお あつし

こんにちは!

マラソン・バイク・フルートをこよなく愛する

京都府長岡京市在住の税理士の丹尾 淳史(にお あつし)です。

今回は「リアルタイム経理こそ最大の節税術」について述べたたいと思います。

最大の節税策は、知識+ITを駆使したリアルタイム経理

私の場合、11月中旬~年末の間はこれまで検討を積み重ねた節税策を実施する期間です。

税理士ということもあり、簿記・税務知識を用い、かつ、会計ソフトの自動化機能にある程度頼りにながら経理しているため、リアルタイム経理を実現することができています。

そのため、リアルタイム経理で算出した昨日までの事業損益に12月の事業損益(予測)を加えると、今期の所得(予測)試算され、連動して今期の納税額(予測)も試算されます。

その納税額(予測)について、どの節税策を実行すれば、自分に何かしらの恩恵(例:新型のパソコンを購入して最新の優れた機能を手に入れる)を受け、かつ、税金がどれぐらい減るのかも予測することができ、無駄のない節税策を実行することができます。

毎年思うのが、無駄のない節税策を実行するには、

簿記・税務の知識+IT(会計ソフト)を駆使してリアルタイム経理を実現する

ことが必須要件かなと思います。

近年の会計ソフトは使いやすく、会計ソフトに数字を入力する手間(単純作業)は自動化に頼ります。

ただ、会計ソフトの自動化に頼りすぎて、簿記や税務の判断を会計ソフトに便りすぎると誤った事業損益を算出している可能性が高いので、自身も簿記の税金の勉強する必要があります。

いずれにせよ、簿記・税務の知識+IT(会計ソフト)を駆使してリアルタイム経理を実現して、適切な事業損益を算出することが、最大の節税術かなと思います。

確定申告時期に経理をしても「あとの祭り」

ただ、リアルタイム経理を実現するには、会計ソフトを使いこなす程度のIT慣れと簿記・税務の知識が必要となるため、思っている以上にハードルは高いかなと思います。

そのため、多くの事業主は今期が終わり翌期の確定申告期限(法人は原則翌期の2ヶ月まで、個人は翌年3月15日まで)までに経理をまとめて行うことになります。

いっぽうで節税の基本は、今期の税金を減額したいのあれば、今期中にモノやヒトに投資して、かかった費用を経費として計上する必要があります。

翌期に、今期の経理をして事業損益を算出して節税をしたほうがいいことがわかったとしても、時期遅し。いわゆる後の祭りとなります。

無駄のない節税の考え方

無駄のない節税を実現するためには、

まずは、やはり前提条件として

簿記・税務の知識+IT(会計ソフト)を駆使してリアルタイム経理

を実現し、今期の事業損益や資金繰りに支障が生じない程度の節税予算を適切に把握する必要があります。

その前提条件をクリアしたうえで、ヒトやモノに投資し、投資したぶんの恩恵をしっかり受け、かかった費用を経費としてして計上することが節税の基本かなと思います。

ヒトに投資するということは、例えば

➀従業員へ

 従業員に臨時の賞与や寸志を支給し、勤労意欲の向上を図る。

➁外注へ

 自分が今まで行っていた仕事を外注して自分の時間を生み出したり、外注先と付き合うことで専門的な知識を吸収する。

➂自分と従業員へ

 書籍の購入や興味のあるセミナーを受講することで、自分や従業員の知識・スキルの向上を図る

などです。

また、モノに投資するというのは、文字どおりモノに投資して、そのモノによる恩恵を手に入れることです。

最新の仕事道具を購入して、既存の仕事道具を使用していたときも作業スピードが向上した、より優れた成果物をアウトプットできるようになったというのは、良い例でしょう。(白色申告の方は1台につき10万円未満の仕事道具、青色申告の方は原則1台につき30万円未満の仕事道具を購入すれば経費で落とすことができます。)

事業に関係してヒトやモノに投資した費用は、経費として経理することができます。

もちろん、ヒトやモノに投資したのに、思ったより自分が恩恵を受けれない場合には、無駄な節税となります。

その投資が、自分にとって恩恵を受ける投資なのかはよく検討するようにしましょう。

リアルタイム経理を実現できていれば、その検討するのに必要な時間も確保しやすくなるので、リアルタイム経理は良いことづくしですね。


プロフィール

相続・贈与・譲渡などの資産税サービス

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■本日の仕事

午前中は不動産評価の報告。午後から法人申告業務。

□趣味日誌(フルート、フルマラソン、バイク、写真など)

昨日は日本フルートフェスティバルin滋賀の練習会に参加しました。

税理士 丹尾淳史

1984年10月30日生まれ。滋賀県大津市生まれ。京都府長岡京市在住。ひとり税理士。相続や会社・フリーランスのための経理やお金を残すサポートが得意。前職は営業マン⇒製造(フォークリフトマン&夜勤塗装)⇒フリーター⇒税理士補助といろんな職種を経験。ビッグ4(現:デロイトトーマツ税理士法人)にも在籍。いい意味で税理士っぽくない税理士。趣味はランニング、バイク、フルート、風景写真。詳細はこちら

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