相続税業務では相続税の計算の前に、相続人の確定と財産の調査という2つの大きな業務を完結する必要があります。
財産の調査業務では相続開始時点の預貯金や金融商品の残高を確認するために、各金融機関から残高証明書を発行してもらうことになります。
その残高証明書の手数料について私の考えを整理しました。
○○銀行の発行手数料は有料1,100円
今週から10月に受任した相続財産の調査業務を開始しました。(先週は相続人の確定業務に時間を費やしました)
週の前半は、お客さまから委任を受けて各金融機関に赴き残高証明書の発行手続きに従事。
残高証明書を発行することで被相続人の方とその金融機関との取引口座をもれなくチェックすることができます。
残高証明書の発行手数料は銀行や信用金庫は一般的に有料です。
金額でいうと300円~1,500円ぐらいでしょうか?
私が赴いた○○銀行の手数料は1,100円と少し割高でした。
○○証券の発行手数料は0円
本日は別件の相続税申告書を税務署に提出したあとに、本件の証券口座の残高証明書を発行するため京都市内の○○証券に赴きました。
○○証券は、さすが日系企業のトップクラスというべきか、かなり丁寧に対応して頂きました。
そして、残高証明書の発行手数料は無料。
つい思わず、「○○銀行では残高証明書は1,100円もかかったんですよ?○○証券会社は無料なんですね。さすがです。」と発言してしまいました。
実は「有料」のほうが正しいのではないかと反省!
○○証券のビルをでたあと、さっきの思わず発した自分の発言を振り返りました。
「残高証明書の発行といえど、金融機関の方に動いてもらっていることは事実。(○○銀行も○○証券も申請~証明書発行まで30分程要した)」
「私が残高証明書の発行を依頼しなければ、私を担当した方は空いた時間、別の業務で収益をあげれたかもしれない。」
「残高証明書の発行というサービスを受けたのだから、対価を支払うのは当然ではないか?」
そう考えると、さっき勢いで口に出た発言が恥ずかしくなりました。
独立開業後は、収入をあげることを意識するいっぽうで、サービスを受けたらきちん経費を支払うことも意識しています。
相手に値引びをせまったり、無料のサービスばっかり受けていると、反対に自分も相手から値引きや無料を強要される傾向が強くなるので…。
値引きや無料の負のループに巻きまれないためにも、
「稼ぐものは稼ぐ、払うもの払う」というスタンスをしっかり意識せねばと今回の件で考えさせられました。
■編集後記
一日税理士業。
■運動は仕事
京都市内を徒歩で移動しました。徒歩だけで600キロカロリー消費した模様。
1984年10月30日生まれ。滋賀県大津市生まれ。京都府長岡京市在住。ひとり税理士。相続や会社・フリーランスのための経理やお金を残すサポートが得意。前職は営業マン⇒製造(フォークリフトマン&夜勤塗装)⇒フリーター⇒税理士補助といろんな職種を経験。ビッグ4(現:デロイトトーマツ税理士法人)にも在籍。いい意味で税理士っぽくない税理士。趣味はランニング、バイク、フルート、風景写真。詳細はこちら
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