私はモンブランの万年筆を2本所有しています。
2本とも15年以上前に購入したものです。
1本目は新宿の伊勢丹東京メンズ館で購入したマイスターシュテュック。
父親の還暦祝いに購入したものですが「普段使わない」という理由で私の手元に帰ってきました。
2本目は自分用にと京都駅の伊勢丹で購入したもので、マイスターシュテュックのユニセフ記念モデルです。
最近、1本目のマイスターシュテックのペン先が故障したので修理に出しました。
今回は万年筆について自分の考えを綴ってみました。
95%はIT機器で文字を打ち込む
私は文字を書く(打つ)という行為ついては95%以上はIT機器(主にPC&スマホ)を使用しています。
税理士は文字を書く(打つ)ことが多い職業です。
普段から様々な資料から必要な情報をくみ取り、一つの成果物(申告書やコンサル資料)にくみ取った情報を落とし込む、集約させることをしています。
たくさんの情報をくみ取り集約させる行為を万年筆を使用して文字を書いているとかなりの時間を要するため非効率です。
これらの行為は万年筆よりIT機器のほうが相性がいいです。
IT機器を上手く使えば、文字を書く動作(手入力)すら省略することができます。
そのため税理士業務のほとんどは万年筆ではなくIT機器を使用します。
万年筆を使うシーン
では、どういったときに万年筆を使用するのか?
税理士業務のように複数の情報を一つの成果物に効率よく集約させることについてはIT機器側に(圧倒的に)軍配があがります。
逆に、一つの情報について自分の思考をめぐらせるとき、それもかなり深い深度で思考をめぐらせるときなどは、私は1枚のメモ用紙と万年筆(たまにボールペン)を使用する機会が多いと思います。
万年筆は、手を動かしながら紙に直接書くことになります。
私の場合、ゆっくりのスピードで何か運動をしながら思考していると、
・アイデアを生み出す
・思考を整理する
・記憶に残る
という機会が多くなります。
万年筆は、手を動かす、紙に直接書くという動作(運動)を伴いながら文字をゆっくりと走らせることになるので、上記3つの機会が多く生まれます。
また、思考を巡らせるときは、その場の雰囲気が大切となります。
静かな場所で、メモ用紙を見つめる自分。西洋のナイフのような絵柄のペン先で文字を書いていく。
万年筆は集中できる環境づくりに一役買っています。
万年筆の高騰化
京都では河原町の高島屋にモンブランのお店があります。
ペン先が故障した万年筆を修理を出すためにそのお店に行ってきました。
店頭で今回修理するマイスターシュテュックと同じものが飾られていたので値段を見ていると86,900円。
15年以上前に買ったときは、
1本目のマイスターシュテックは6万2千円、2本目のユニセフ記念モデルのマイスターシュテックは5万8千円程だったので、万年筆も高騰化しています。
店員さんによると万年筆は定期的にメンテナンスしていれば半永久的に使用できるとのことなので、私も今ある2本を大切にしようと思います。
この2本の万年筆には愛着がありますし、長年使用したことでようやく私の手になじむようになりました。(万年筆は使い始めは書きづらく苦労しましたが、使いつづけると自分の文字を書く動作と上手くなじむようになります。)
静かで時がゆっくりと流れる空間で万年筆のある生活を楽しもうと思います。
モンブランの公式サイトはこちらから
■編集後記
午前中ランニング。
午後から知人と忘年会。
1984年10月30日生まれ。滋賀県大津市生まれ。京都府長岡京市在住。ひとり税理士。相続や会社・フリーランスのための経理やお金を残すサポートが得意。前職は営業マン⇒製造(フォークリフトマン&夜勤塗装)⇒フリーター⇒税理士補助といろんな職種を経験。ビッグ4(現:デロイトトーマツ税理士法人)にも在籍。いい意味で税理士っぽくない税理士。趣味はランニング、バイク、フルート、風景写真。詳細はこちら
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