「インプットの時間」と「考える時間」は意識して確保しないと日々作業に追われることになります。
「インプットの時間」と「考える時間」は意識して確保することの大切さについて整理しました。
「作業する時間」が増える
税理士業の場合、方針を定めて営業活動を続けていれば、いずれ軌道に乗り食べていける職業です。
仕事を受注して成果物をお客さまに納品して報酬を頂く機会が増えれば増えるほど、経験を蓄積しお金も増えるので、つい、楽しくなっちゃいますが、そのいっぽうで作業をする時間も増えてしまいます。
私の場合、今年の確定申告時期(1月~3月)がそのような時期で、売上を多く計上できたいっぽうで日々作業に追われ、新しい知識をインプットする時間や考える時間をなかなか確保できませんでした。
また、閑散期であっても、複数の業務が重なったりと急に忙しくなり、作業に追われる日々を過ごすこともあります。
税理士にとって将来の仕事の種まきという意味でも、最新の知識を仕入れることや、考える時間を確保することは大切です。
そのため、「インプットする時間」や「考える時間」を意識して確保する必要があります。
私のインプットの時間
私の場合、インプットする時間は主に2つあります。
1つは「税務通信」の記事の考察で、毎週火曜日の21:00~22:30に実施しています。
毎週火曜日に「税務通信」が手元に届くので、その日の夜は「税務通信」を教材にして自己研磨しています。
税務通信の内容を流し読みするのではなく、自分が特に興味のある分野の記事をピックアップをして考察をし、まとめた内容をOneNoteに綴っています。
もう1つは、火曜日以外の平日で30分~60分ほど読書する時間を確保しています。
仕事の過程で必要となった税務関連の本、本屋でたまたま見かけて興味をもった本、他の方のブログやYou tubeで紹介された本で気になったものを購入して読んでいます。
少しずつですが読書を通じて新しい知識を吸収しています。
私の考える時間
私の考える時間の多くは、将来の飯のタネ、マーケティングついてです。
マーケティングは「自分が得意な業務、やりたい業務の受注をどうやって増やすことができるのか?」の疑問から始まり、ターゲット層の選定、価格メニュー表の更新、ホームページの構造の見直し・専用ページの作成、情報発信の方法などについて考察しています。
本等で収集をしたマーケティング手法を、自分の商売を土台にして実験、トライ&エラーの繰り返しです。
本等での情報の収集は前節で述べたように、火曜日以外の平日の夜で興味をもったマーケティング関連の本を読みます。
その本を読んで得た情報をもとに下ごしらえをするのは土曜日。
土曜日の午前中は趣味のフルート教室。
午後はフリーなので、実際にホームページの改修したり、対面営業用の名刺やチラシの草案を作成したりしています。
今回は、私の最近の「インプットの時間」と「考える時間」を紹介しました。
もちろん作業のなかで成長することはありますが、「インプット」×「考える」×「作業」を掛け合わせることで、本を読んで得た情報や自分のアイデアを商売に落とし込みできたらなと思います。
■編集後記
一日税理士業。
■運動は仕事
自宅で筋トレをします。
1984年10月30日生まれ。滋賀県大津市生まれ。京都府長岡京市在住。ひとり税理士。相続や会社・フリーランスのための経理やお金を残すサポートが得意。前職は営業マン⇒製造(フォークリフトマン&夜勤塗装)⇒フリーター⇒税理士補助といろんな職種を経験。ビッグ4(現:デロイトトーマツ税理士法人)にも在籍。いい意味で税理士っぽくない税理士。趣味はランニング、バイク、フルート、風景写真。詳細はこちら
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