商売をするうえで、付き合いたいヒト、付き合いたくないヒトの軸をつくることの大切さについて整理しました。
付き合いたいヒト、付き合いたくないヒト
独立当初は集客に必死で依頼の受けた仕事を基本的に全て受けてきましたが、事業の基盤が安定しつつある現在は、受ける仕事を選ぶようになりました。
仕事を選ぶときは、もちろん(食べていくために)おカネという要素も大切ですが、私はヒトという要素でも選ぶようにしています。
(そのヒトの人間性や性格の要素抜きで)商売的な目線でいうと
私が付き合いたいヒトというのは
・契約の範囲内で仕事を依頼してくれるヒト
・ヒトやモノが動くと費用が発生するというのを認識しているヒト
・報酬の支払いが早いヒト
・原因自分論のヒト
・「ありがとう」が表現できるヒト 等です。
逆に付き合いたくないヒトというのは
・契約の範囲外の仕事を平気で依頼するヒト
・ヒトやモノが動くと費用が発生するというのを認識していないヒト
・支払い期限が過ぎても平気なヒト(支払期限後なのに「カネ」を払うときは偉そうなヒト)
・原因他人論なヒト 等かなです。
運任せではなく、付き合いたいヒトとの巡り合える機会をたくさんもてるように、逆に付き合いたくないヒトを遠ざけれるように自分なりに工夫することも大切です。
付き合いたくないヒトの要素を自分から除外することが大切
自分のアシで商売をすると「似た者同士が集まる」という言葉を実感します。(自分と合わないヒトとは自然と接しなくなるという表現が正しいのかな。)
自分が付き合いたいヒトの要素を取り込むことは努力を要し、自分に無理をさせることもありますが、自分が付き合いたくないヒトの要素を自分から除外することは比較的に簡単かなと思います。
私が自分から除外している要素は、
・無料で何かを依頼すること(例えば音楽を生業しているヒトに「パーティだから何か演奏してよ」と依頼したり、弁護士さんや司法書士さんなどの法律専門家に「ちょっとぐらい法律の相談のってよ」と無料でお願いする 等。)
・無理な依頼、契約範囲外のことも平気で依頼すること
・対価を支払う側が偉いという考え
・請求書の支払いが遅くなる(支払期限が過ぎても平気、常習化している)
・何かよくないことがあると、他人、社会、政治など周囲や環境のせいにする。
などです。
これらの要素を意識して除外することで、もし付き合いたくないヒトが近づいたても意識して自分と線引きをするようにしています。
逆に自分が付き合いヒトは、周囲や組織にとらわれず、自分の思いに素直に生きていれば磁石のように自然に集まるものだと私は考えています。
「自分はこういう人間だ」ということを公表することも大切
「言葉がないと伝わらない」という言葉がある通り、「自分はこういう人間だ」という公表しておくことも大切です。
公表する効果は大きく2つ。
一つ目は、お客さまとのミスマッチを減らすことができるということです。
新規のお客さまのご紹介を受けたときも、挨拶のメールで自分のプロフィールと価格表のリンク先を貼るようにしています。
「自分はこんな税理士(人間)で、自分の仕事の相場はこれぐらいです」と事前にお伝えして、あとはお客さまに選択に任せています。
ミスマッチがあると、どちらかが不利な内容を呑みこむことになったり、お互い時間を浪費したり、商売として面白くないです。(商売するなら面白く)
二つ目は、「自分の軸」がいっそう固まるいうことです。
ヒトの気持ちは曖昧(あいまい)なもので、時の流れや一時的な感情で移ろいやすいものです。
だからこそ、プロフィールや価格表を定期的に見返して「自分の軸」を意識する必要があります。
プロフィールのページや価格表のページを作成するときは、熱い想いで時間をかけて真剣に取り込んだと思います。
その熱い想いを活かすためにもプロフィールや価格表を定期的に見直して堂々と公表しましょう。
そうすることで「自分の軸」というものが構築されていくものだと私は思います。
■編集後記
一日、税理士業(主に資産税)
■運動は仕事
資料収集に各市役所をバイクで回ります。
1984年10月30日生まれ。滋賀県大津市生まれ。京都府長岡京市在住。ひとり税理士。相続や会社・フリーランスのための経理やお金を残すサポートが得意。前職は営業マン⇒製造(フォークリフトマン&夜勤塗装)⇒フリーター⇒税理士補助といろんな職種を経験。ビッグ4(現:デロイトトーマツ税理士法人)にも在籍。いい意味で税理士っぽくない税理士。趣味はランニング、バイク、フルート、風景写真。詳細はこちら
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