20代以下の若者へのメッセージというテーマ の記事を読んで思ったことを整理しました。
20代以下はチャンスが多い？30代以降はチャンスが少ない？
最近、20代以下の若者へのメッセージというテーマで、ある塾講師が執筆された記事を読みました。
その記事を要約すると、
「今の日本は30代以降は人生がハードモードとなる。新しいことに挑戦したくても経験やスキルをもち合わせていないとそのフィールドにたてない。30代以降は求人数も少なくなる。30代以降は20代までに培った経験やスキルを頼りに生きていくしかない。だから20代以下の若いみなさんは一日一日を大切に生きていください。」
「また、30代以降は本当に挑戦するチャンスが少なくなる。だから20代のうちにどんどん挑戦してください」
という内容でした。
これについては半分賛成半分反対というのが今の私の立ち位置です。
若ければ若いほど挑戦する機会が多い
まずは賛成する部分です。
若ければ若いほど挑戦する機会が多いと思います。
今でも20代は求人案件が多く転職するチャンスは多いです。
難関資格に挑戦するのも若ければ若いほど有利かなと個人的に思います。
膨大な知識を記憶するための暗記力は若い受験生のほうが高く、現に税理士試験の年代別の合格率をみた場合、20代の合格率が高く、年齢があがるにつれて合格率は下がる傾向にあります。
20代の若い方には、「あれ？なんか違う」という感覚を大切にしてほしいと思います。
私は20代前半の東京での営業マン時代、朝も夜もぎゅうぎゅう詰めの満員電車に揺られて会社を行き帰りしているときに、「あれ？なんか違うな。これが自分の望んでた生き方やったかな？」と疑問を抱きました。
この 「あれ？なんか違う」 という事実を変えられる可能性は若ければ若いほど高いです。
「あれ？なんか違う」 という感覚に気づきつつも何もしないでいると、年齢を重ねるに連れてその事実を変えるためにより多くの労力と時間が必要となります。
私は20代後半から「あれ？なんか違う」という事実を変えるために挑戦しつづけ、7年～8年かかりましたがようやくその事実を変えることができました。
仮に今からその事実を変えようとした場合、もっと時間を要する思います。
「チャンスが少ない＝挑戦することを絞れる」ということ
次は反対部分です。
この講師の方のセミナーの話を聴いたときに、似たような話を思い出しました。
↓似たような話
会計事務所に私の知人（当時30歳）と新卒の方 （当時22歳） が就職しました。
また、二人とも税理士試験に挑戦していました。
二人とも働きながらの試験勉強だったので悪戦苦闘。
私の知人はその新卒の方に「○○さんはもう30歳過ぎだし、試験に受からないとずっとこの事務所で働くことになりますよね。僕は試験に受からなくても20代前半でなので転職するチャンスはたくさんある」と言われ続けていたそうです。
その後、二人はどうなったのか？
私の知人は、会計事務所で働きながら資格勉強を続け、税理士試験に5科目官報合格して独立、現在は開業税理士して活躍されています。
いっぽうの新人の方は税理士試験を諦め、他の資格に挑戦するもまだ合格を手にしていないとのことです。(30歳超えた今でもその事務所に勤めているとのことです。)
30歳を過ぎると挑戦するチャンスは少なくなることは事実ですが、逆に挑戦することを絞ることもできます。あとは絞った目標を実現するために自分を信じて努力を続ければいいのかなと思います。
また、30代以降はチャンスは減るというのは「雇われること」を前提とする考え方かなと思います。
「雇われる」という前提を覆すための思い切った行動（例えば「独立」など）もチャンスが絞られるからこそできると思います。
30代以降を「悲観的」ではなく「積極的」に生きるために年齢をこだわらなくてもいい、むしろ年齢を重ねるに連れてワクワクする生き方をしたいですね。
■編集後記
半日は納税相談の税務相談のお勤め。ブログ執筆。夕方に支援金業務＆決算打合せ
■運動は仕事！
バイクでかなり汗をかきました。停車時に身体をひねる体操をしてお腹で刺激。
1984年10月30日生まれ。滋賀県大津市生まれ。京都府長岡京市在住。ひとり税理士。相続や会社・フリーランスのための経理やお金を残すサポートが得意。前職は営業マン⇒製造（フォークリフトマン＆夜勤塗装)⇒フリーター⇒税理士補助といろんな職種を経験。ビッグ4(現：デロイトトーマツ税理士法人)にも在籍。いい意味で税理士っぽくない税理士。趣味はランニング、バイク、フルート、風景写真。詳細はこちら
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