刷り込まれた大手信仰主義!?
世間では広く大手信仰主義のような考え方が浸透しているかと思います。
何かのサービスを受けるときに大手と中小零細の選択肢があったときに、「大手に任せていれば安心だろう」という気持ちで大手を選んでしまう方も多いと思います。
中小零細よりも大手のほうが倒産しにくく保証やアフターサービスも安心して受けることができるという理由もありますが、それ以前に私達は就職活動の経験(給料などの待遇面で中小零細よりも大手を選んだ)やテレビやインターネットで流れるCM(資金力のある大手は多くのCMを打つことができる)などの影響で自然と「大手>>>中小零細」という考えが刷り込まれているのかなと思います。
私も若い頃は大手主義に染まっており、同じ商品やサービスでも中小零細より大手のほうが内容は充実していると思っていましたが、年をとるにつれて様々な商品を購入したりサービスを受けるようになると大手よりも中小零細が提供する商品やサービスのほうが内容は充実している場面にもよく遭遇します。
「中小零細>>>大手企業」と感じた場面
私が「中小零細>>>大手企業」と感じた直近の実体験を3つ紹介すると
⑴ 焼肉
妻と焼肉を食べようと大手の食べ放題の焼肉チェーン店と個人経営の焼肉店のどっちに行こうが迷いました。値段は大手が5,000円/人、個人経営が7,000円/人。
妻と相談して焼肉をたくさん食べるよりも近江牛など質の高いお肉を食べることとなり個人経営の焼肉店を選択。
お肉を美味しかったのですが、加えて予約制で店内も混雑しておらず落ち着いた雰囲気で妻とゆっくり会話を楽しみながら焼肉を楽しみました。
⑵ 宿泊
個人的に全国チェーンのホテルよりも個人経営の旅館のほうが食事は美味しく、温泉が楽しめますね。
全国チェーンのホテルは夕飯なしの朝食はバイキング、お風呂はユニットバスが多く、個人経営の旅館は夕飯や朝ごはんで地元の特産物を味わえる料理が多くお風呂は露天風呂が多いです。
値段は全国チェーン店のホテルよりも個人経営の旅館のほうが高い傾向にあります。
⑶ 家
同じぐらいの見積金額だとしてハイブランドのハウスメーカーの家が必ずしも地元の工務店の家よりもスペックが高いとは限りません。
私が比較したハイブランドハウスメーカーと地元の工務店の場合では、同じぐらいの見積金額でハイブランドハウスメーカーは規格住宅、断熱等級5、外壁は全面サイディング塗装、1F床は挽板に対し、地元の工務店は完全注文住宅、断熱等級6、外壁は正面が塗り壁で他の面がサイディング塗装、1F床は無垢材と、ハイブランドハウスメーカーよりも地元の工務店の家のほうがスペック面で優れているように感じました。
とりあえず直近で体験した内容を3つ程挙げましたが、色々な分野や業界で大手よりも中小零細が提供する商品やサービスの内容のほうが優れているという場面に度々遭遇します。
ひとり税理士も大手税理士法人に負けない要素がある
では、税理士業界はどうかというと、私はひとり税理士という最も小さな単位の税理士事務所ですがしっかりと事業活動を継続しております。
「大手 勤務税理士 平均年収」で検索するとおおむね平均年収700万円〜1,000万円以上と検索結果がでましたが、私の場合は初年度を除いては毎年大手勤務税理士の年収を超えておりますので十分に食べていけているかと思います。
また、大手といってもひとり税理士の競合相手となる大手は、全国各地の会計事務所をM&Aで買収して大きくなっている税理士法人。各都道府県で買収した会計事務所を支店とし有資格者の勤務税理士を支店長として配置し、複数人の無資格スタッフに顧客担当をさせるスタイルが多いです。
このスタイルの大手税理士法人に対してひとり税理士が勝てる要素は多く、
例えば、
✓大手税理士法人の場合には無資格スタッフがお客さまを担当するのに対し、ひとり税理士の場合には必ず有資格者である自分が必ず担当する。(税理士に報酬を払うにもかかわらず担当が常に無資格スタッフであることに不満をお客さまは一定数おられます。)
✓ひとり税理士の場合には有資格者である自分がお客さまを直接担当するためお客さまの税務相談を直接受けることができ税務の判断も速いです。(大手税理士法人の無資格スタッフは税務相談に直接受けることができないので有資格者の支店長の税務の判断を都度確認しないといけません。無資格スタッフが税務相談を直接受けている場合には違法行為となります。)
✓大手になればなるほど社内のコンプライアンス意識は高くなり、税理士は税務だけをやるという保守的な対応になりがちです。(私が以前勤めていた大手税理士法人はそのようなスタイル)ひとり税理士の場合には、業務の範囲を全て自分で決めることができるため税務のほか、経理効率化支援、資金繰り支援、開業税理士を目指す人向けの独立支援など様々な業務をメニュー化しお客さまに提案することができます。
上記以外にも大手税理士法人の勤務税理士は独立未経験ですが、ひとり税理士は現在進行形で独立開業しており、試行錯誤しながら営業活動しておりますので、同じ事業主の立場としてお客さまに接することができ、自分の営業活動の経験値をお客さまに共有することができます。
ひとり税理士が大手税理士法人に負ける要素もありますが、上記のように勝てる要素も多く、その勝てる要素をメニューに組み入れたり、発信してお客さまに届けることは大切です。
そのために自分が所属する業界を研究し大手と中小零細それぞれの強み、弱みを分析しましょう。
物事には表と裏があり、大手が全ての要素で中小零細で凌駕することはなく、中小零細だからこそ大手に勝てる要素は多くあります。
大手に勝てる要素を知ると自分の中で次第に大手信仰主義は崩れ、本当に良いものを判断する目利きも磨かれ人生はより豊かになるのではないかと思います。
対面で対応しているエリア(下記の地域以外でも対応可能です。)
■京都府
主に京都市、長岡京市、向日市、大山崎町、久御山町、亀岡市、南丹市、宇治市、木津川市、和束町など
■滋賀県
主に、大津市、草津市、栗東市、野洲市、東近江市、近江八幡市、高島市、彦根市、長浜市など
■大阪府
大阪市、高槻市、枚方市など
■兵庫県
宝塚市
オンラインで対応しているエリア
東京都、新潟県、和歌山県、香川県、岐阜県など
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にお あつし
こんにちは!
滋賀県大津市出身で京都府長岡京市に事務所を構える
税理士の丹尾 淳史(にお あつし)です。
今回は日本には中小零細でも大手に対抗し、大手がいても普通に食べていけることを実体験ベースで綴ってみました。