独立後の「貯める」の動機
まずは「貯める」です。
繁忙期が終えると働いたぶんだけ預貯金の残高が増加しています。
私はなんだかんだ増加額の半分以上は貯金にまわしています。
貯金にまわす理由は、貯金の残高が増えれば増えるほど、
やりたくない仕事や採算の合わない仕事を断れるからです。
独立直後は開業資金をそれなりに準備していたつもりですが、預貯金の残高が減少していくのに不安を感じ、預貯金の残高をなるべく減少させないように仕事を安請負することもありました。(当時は時間が余っていたので。)
ただ、預貯金の残高が開業資金の2倍、3倍、4倍と増加し、常時仕事のストックがある状態になると、精神的に余裕が生じ、採算が合わない仕事の依頼がきても断っています。
万が一、今持っている仕事が全てなくなったとしても、精神的にゆとりのある状態で一から自分のスモールビジネスを作れるぐらい、預貯金の残高を増やすのありかなと思います。
独立後の「投資する」の動機
次に「投資する」です。
私が投資しているものは以下のとおり。
⑴NISA S&P500 全世界株式
⑵iDeCo S&P500 全世界株式
⑶経営セーフティネット共済
⑷小規模企業共済
⑸積立保険
です。
⑵iDeco、⑷小規模企業共済、⑸積立保険は引退後の老後資金と節税のため。
⑶経営セーフティネット共済はいわゆる課税の繰延商品で、経営セーフティネット共済は税率、金融商品は利率での比較となりますが、2022年、2023年、2024年(見込)はどの金融商品と比べても経済的利益は高いです。(経営セーフティネット共済による節税効果>金融商品の運用益)
そして⑴のNISA
2024年度は⑴~⑸の項目のなかで2番目にNISAの投資額が大きく(1番は経営セーフティネット共済)、1年~2年後にはNISAの投資額が一番大きくなる計画ですが、長期間積立投資し複利の力で資産を増やそうと考えています。
今はそこまで感じていませんが、歳をとるにつれて身体が衰え仕事に響いてくると思います。(衰えのスピードを逓減させるために日々身体を鍛えているつもりですが…)
そのときに選択肢として、事業の活動量を減らす、連動して売上も減少しますが、その減少分を金融商品の運用益をカバーできたらなと。
そう話がうまくいくかどうかわかりませんが、毎日コツコツ継続してどうなるかみてみたいです。
「使う」の動機
最後に「使う」です。
「使う」の最大の理由は、世の中の経済活動に参加するためです。
「貯める」も「投資する」も大切なことですが、国民全員がそれをすると社会にお金がまわらなくなり、経済活動が停滞する可能性が高くなります。
経済を回すという意味でも「使う」ことは大切かなと。
また、何に使うかは個人的に自由でいいと思います。
私の基準でいうと
1位・・・私と私のまわりの人(家族、お客さま、仲の良い税理士先生など)が幸せになるもの(例:美味しい食事、観劇、旅行など)
2位・・・自分の健康によいものや趣味を充実させるもの
3位・・・仕事の武器(IT機器、書籍、研修費など)や最新の技術を味わえるおもちゃなど
です。
仕事を頂き対価を得るというのは、運よくも社会に必要とされているという証拠。
その頂いた対価を自分にとって幸せをもたらすものと交換し、再び社会にお金を還元することを意識しています。
散財ではなく目的をもってお金を使うことが大切かなと。
私の目的は、自分と自分のまわりの人を幸せにすることです。
以上となります。
お金とは良い関係を築いていきましょう!
-編集後記-
1日法人申告。
お昼前に個人申告の報告会。
あたたかい1日でした。16時頃に仕事を終えランニングにでかけました。
-最近みた夢-
なし
こんにちは!
マラソン・バイク・フルートをこよなく愛する
京都府長岡京市在住の税理士の丹尾 淳史(にお あつし)です。
毎年、繁忙期中はほぼ休みなく働いていることもあり(合間にフルマラソンやロードバイク、オートバイ、フルートをちゃっかり楽しんでますが)、繁忙期が終えお客さまから報酬を頂くと預貯金の残高がそれなりに増加しています。
増加した預貯金について、主に「貯める」、「投資する」、「使う」の3つがありますが、それぞれの動機については独立前と独立後は大きく異なります。(独立前は老後の蓄えとかふんわりした理由)
独立後のそれぞれの動機を整理しました。