【値付け】いのち≒有限な時間。個人事業主は「会社員の給料制」から学んで値付けをしよう。

貼りついた葉  NikonD780 AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
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税理士
にお あつし

こんにちは!

マラソン・バイク・フルートをこよなく愛する

京都府長岡京市在住の税理士の丹尾 淳史(にお あつし)です。

今回は、生命≒有限な時間という考え方を軸に値付けする大切さ、について述べてみました。

個人事業主にはなくて会社員にあるものは給料

個人事業主にはなくて会社員にあるものは毎月の安定して支給される「給料」。

会社員をしていると毎月安定して一定額の給料が支給されます。

「給料」のメリットは、会社員がどんな状態になったとしても(金額の変動はあるにせよ)一定の給料が毎月支給されることです。

仮に時代の流れについていけなくなったり会社に貢献できなくなって窓際社員になったとしても毎月安定した給料が支給されます。

(私も含めて)個人事業主は、この「会社員が毎月安定して給料が支給される理由」について自分なりに考える必要があります。

私の独自の見解では、

会社員は雇用契約。

雇用契約は人を時間的に拘束(勤務時間の指示)と空間的に拘束(会社による勤務場所の指示)するものです。

特に時間的拘束がポイントで、会社は会社員の方それぞれがもつ有限な時間を消費してしまう、その大切な時間を消費する代わりに対価として給料から支払われることになります。

いのち≒時間を尊重しているからこそ安定した給料がある

私の独自の見解では、毎月の安定した給料制というのは、人のいのちを尊重するという考え方がその根底にあると思います。

大切な人、仲の良かった人、尊敬している人が亡くなったとき、悲しくなります。

悲しくなるのは人がいのちを尊重している証(あか)しです。

ただし、いのちは有限です。

いのちを測定できる指標があるとすれば「時間」です。

いのち≒時間

前節に従って、会社員の方の時間の対価として給料を支給しているということは、人のいのちの一部分に給料を支給していると置換えることができるのかなと。

いのち≒時間は個人事業主も同じ。それを知ったうえで値付けをしているか?

いのち≒時間というのは個人事業主も会社員も同じです。

個人事業主もお客さまから依頼を受けて仕事をする場合、自分の時間をお客さまのために消費することになります。

お客さまのために自分の時間≒いのちの一部を消費する代わりにお客さまから対価を頂き、その対価で誰かの時間≒いのちを消費して出来上がった商品・サービスを交換することになります。

この考え方を前提とすると、無料で仕事をすること(例:私の場合は無料の税務相談)や安価な対価で仕事を引き受けるということは、自分のいのち≒時間の一部分を無償で提供、又は、安売りしていることになります。

また、あくまで経済学的な目線ですが、専門スキルを有し社会に貢献できる力、社会に点在する問題を解決する力をもつ人のいのち≒時間の価値は商売の市場において高くなる傾向にあります。

そういったことを踏まえて値付けをしているか?

単に値付けをするのではなく、自分独自の哲学をもって値付けをすることが個人事業主にとっては大切です。

私は個人事業主を長く続ける秘訣は、自分を大切にすることだと考えています。

自分を大切にするということは、自分のいのち≒時間を大切にすることです。

自分の社会に貢献する能力や問題解決能力を軸に業界内のスキルポジショニングを分析しながら、自分のいのち≒時間という原価をしっかり回収できるように自分が納得のいく値付けしていきましょう。

-編集後記-

午前中は個人申告。

午後から税務顧問の法人申決算の仕事をしました。

昨日はロードバイクで2時間程ツーリング。

本日も申告書控えを届けにロードバイクを乗り回しました。

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