【働きながら税理士試験】その⑦受験生時代の失敗談 ベスト5

本試験のイメージ
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にお あつし

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にお あつしってどんなひと?(税理士ブロガー。趣味はバイクとフルート♬)

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(※管理人は簿記論、財務諸表論、法人税法、消費税法をTACで、相続税法を大原で合格)

今回は私が受験生時代に失敗したことを5つ紹介させていただきます。

致命的なミスから順に紹介しますので、受験生の方は私と同じ失敗しないように注意してくださいね(^^)/

それでは早速、まいりましょう!!

前提文の読み忘れ ★★★★★

失敗談

計算問題の前提文を丁寧に読まなかったことにより、重要な論点を間違ってしまいました。

相続税法の計算問題で「小規模宅地等の課税価格の計算の特例」という重要な計算の論点があり、過去の本試験や学校の答練の前提文では「納税額が最も少なくなるように計算しなさい。」という指示なのですが、その年だけ「小規模宅地等の課税価格の計算の特例の規定は配偶者を優先して適用しなさい」という指示になっていました。

その指示に気づかず、いつものように計算してミス。「小規模宅地等の課税価格の計算の特例の規定」は相続税法の計算問題では特に重要な論点で、この前提文の見落としは大ダメージでした。(その年の試験は不合格)

対策

計算問題の前提文は特にゆっくりと丁寧に読むことを答練のときからこころがけましょう。

特に計算→理論の順に解く方は、前提文を読んでる時間帯は気持ちが焦っていることも多いです。焦らない対策として理論50分・計算70分の時間配分をしっかり守ることや、理論から計算に移るときに深呼吸を2~3回するなど工夫してみましょう。

ランクC、ランク外の理論に手が付けられず ★★★★

失敗談

理論についてA・Bランクを優先して勉強し、Cランク・ランク外を疎かにしたたため、本試験でCランク、ランク外が出題され撃沈。

財務諸表論でCランク、相続税法ではランク外の理論が出題され、回答用紙はほぼ空白か、あやふやな内容を記載。どちらもライバル校ではBランクの理論として位置づけており、その年の合格者はライバル校のほうが多かったです。ただ、これは単に実力不足です。

対策

過去の記事でもお伝えしていますが、CランクもA・Bランクに絡ませて出題が予想されるものは暗記、そのほかは作文できるレベルにはしておきましょう。

何もかけず、解答用紙が真っ白というのは避けるべきです。

友達がライバル校に通学している場合には理論ランク表をお互い交換しておくのもありです。理論で失敗するときは通学校がCランク・ランク外だったが、ライバル校はBランク以上だったというケースがほとんどなので。

本試験中に思いがけないことに動揺 ★★★

失敗談

試験開始前に問題用紙と回答用紙と一緒に問題の修正箇所を記載した用紙が配布。しかも修正箇所が1つ・2つではなく5つ~8つほどあったと記憶しています。

受験生が同じ条件にもかかわらず、本試験中に問題の修正という普段慣れていない作業に動揺してしまった。

対策

年に1回の本試験。受験生の中には人生を賭ける気持ちで本試験に挑む方もおられます。しかし、試験員がその受験生の熱い思いを応えるような丁寧な問題を作成しているかというと疑問が残ります。

また、受験生は専門学校の丁寧な問題に慣れすぎている感もあります。本試験2週間前あたりから不備のある問題が本試験で出題されても動揺しないようにシミュレーションをしておきましょう。

本試験1週間前に謎の行動にでる ★★

失敗談

本試験1週間前に自分の中で理論と計算が完成したと思い込み、急に今まで読んだことのないメンタル本にはまったり、本試験前にリラックスのためにと美術館(※スペインの画家 サルバドール・ダリ展)に行きました。

その年の試験ではAランクの理論とランク外の理論が出題されAランクの理論精度の高さが合格・不合格の境界線だったのですが、私の理論精度が良くなかったためにその年は不合格でした。

対策

これまで通りの受験勉強の生活を続けましょう。時間が余ったのであればA・Bランクの理論を実際に紙に書いて精度をチェックするなどしましょう。

メンタル本を読む場合にはGWの期間中などがおすすめです。

同じ問題を何度も解きすぎない  ★

失敗談

専門学校の講師に「答練は時間がある限り何度も解きなおしてください。」と言われますよね。何度も解きなおしていると、問題文を少し見ただけで自動的に回答が連想できるようになるので、自然と問題を解くスピードが速くなります。

ただ、落とし穴もあります。それは「思い込み」です。

似たような文言を目にしただけで、回答を連想してしまうので問題を丁寧に読まないクセがついてしまいます。

長年受験勉強をしている方によく見られる傾向ですので注意しましょう。

対策

答練で1回、間違った箇所の解きなおし1回、本試験までに2回~3回解きなおし。1答練につき4回~5回の解きなおしで十分だと思います。

答練を解く回数は、こだわらないほうがいいと思います。

ミスの原因を追究することをこだわりましょう。

以上となります。

是非、現在税理士試験に挑戦中の方は、私のようなミスをしないで合格を勝ち取ってほしいです。

-編集後記-

今日は島村楽器でフルート演奏の動画を撮影しました。フルートの腕はまだまだですが、先生と一緒に吹けたのが良かったです。1人で吹くよりも人と一緒に吹くほうが断然楽しいです。

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