税理士は20人?あなたの場合は何人!?
先日、税理士資格取得のために大学院に通っている友人から面白い話をききました。
その友人が受講している授業の講師の方は現役のひとり税理士で、独立希望の受講生に対して「独立したら、自分のファンを20人(社)つくることを最終目標にしたらいんだよ。20人(社)が最終目標だとしたらそこまで難しく感じないでしょ?」とアドバイスされたとのこと。
私もその話をきいて「なるほど」と妙に納得しました。(考え方は「20社×年間税理士報酬(決算料込み)50万円=1,000万円」かなと予想。)
20人(社)という数については議論の余地はありますが、事業としての最終目標が20人(社)だとしたらそこまで難しいものではありません。
また、業種によっては自分のファンが少なくても事業として十分に成り立つこともあります。(特にB to B 向けの事業ほど自分のファンが少数でも事業は成り立ちます)
製造業や建設業の方で3社~6社のファン(お客さま)で事業を十分に回している方もおられますので。
もちろん、独立してすぐに自分のファンを獲得するのは難しいですが、徐々に自分のファンを獲得して増やせばいいのです。 そのためには地道に営業活動を続ける必要があります。
自分のファンにつくるとは!?
「自分のファンをつくる」とはどういうことなのでしょうか?
個人的には、「お客さま(ファン)に“自分のこと”を知って頂き、気に入って頂く」ということかなと思います。
また、ここでいう“自分のこと”とは、
✓自分が提供できる商品やサービス内容
✓自分のスキル・能力、実績
✓自分の人となり、事業の経営方針 など。
自分のファンをつくる方法として最も代表的なのは、 仕事の依頼があったときに、お客さまの期待値以上の商品・サービスを提供することです。
仕事を通じて、商品・サービスの質、自分の人となりを気に入って頂ければ、自分のファンになる可能性も高くなります。
自分のメディアをもって種まきをする
ビジネスを「種まき」→「実の収穫」→「料理」に例えると、
仕事の依頼を頂き→期待値以上の商品・サービスを提供するという部分は、「実の収穫」→「料理」の部分。従って、自分を知って頂く「種まき」を仕込む必要があります。
おすすめなのは自分のメディアをもつことです。
私の場合にはホームページとブログが該当します。
ホームページで“主に自分が提供できる商品・サービス内容とそれぞれの価格の公開 ブログを通じて“商品・サービスに関連する情報、自分の考え方(生き方)、人となり” などを主に表現しています。
仕事の依頼を頂く前から自分のメディアを通じて「“自分のこと”を知ってもらう」状態をつくることが大切です。
見知らぬ人に仕事を依頼するよりも知っている人に仕事を依頼するほうが可能性は高いかなと。
また、例えば、自分のファンの最終目標を20人以下とする場合、決して自分のメディアの内容が万人受けする必要はございません。
自分の提供する商品・サービスに興味を抱く人が100人中1人だとすれば、その1人をターゲットにして情報を発信すればいいだけですので。
「種まき」をし続けて、やがて実となり収穫し、料理をする。おおげさかもしませんが、これもまた人生のなかの1つの大きな喜び(感動)かなと思います。
自分のメディアをもって種まきし続けましょう!
-編集後記-
午前中は税務顧問のお客さま訪問。
午後から相続業務。雨の日に部屋の中にいると幸せを感じます。
こんにちは!
マラソン・バイク・フルートをこよなく愛する京都府長岡京市在住の税理士の丹尾 淳史(にお あつし)です。
今回は、自分のファンが何人いれば事業は成り立つのか?、です。ご参考ください。