私は現在、自宅兼事務所で税理士業を営んでいます。
つい最近、事務所を自宅とは別に借りようかと真剣に悩んみました。
結果的には自宅兼事務所を継続することになりましたが、今回はこの経緯を記事にしました。
事務所を借りるか迷った経緯
まずは、自宅とは別に事務所を借りるか迷った経緯について説明しますね。
独立開業すると自然と税理士の先輩と関わる機会が多くなります。
先輩のなかには➀「自宅とは別に事務所を借りている方」や私と同じように②「自宅兼事務所の方」もおられます。
私が特に仲良くさせて頂いている先輩税理士の一人は➀の方で、飛ぶ鳥を落とす勢いで顧客を獲得されています。
その先輩税理士から色々な営業ノウハウを教わっていましたが、そのひとつに「しっかりとした事務所をもつことによる信用性の確保」というものがありました。
私も一理あるなと考えましたが、その矢先に別の先輩税理士から「事務所を移転するので、元の事務所を引き継がないか」とお誘いを受けました。
家賃は今の自宅(兼事務所)の1.5倍ほど。
その事務所を引き継いだ場合には、家賃という固定費が増大してその分稼ぐ必要がありますが、しっかりとした事務所をもって看板を出すことに憧れがあったこともあり、その事務所を借りるのもありかなと思いました。
事務所を借りなかった理由
その事務所を借りるか借りないか夜も眠らずに考えましたが、最終的にその事務所を借りず、自宅兼事務所を継続する方針にしました。
事務所を借りなかった理由は以下のとおりとなります。
➀独立開業1年目&顧客ゼロからのスタート&自宅兼事務所でもなんとか食っていけてる。
②相続税業務は紹介により仕事を受注している。(対面営業とリアル営業のおかげ)
③単発な仕事もホームページの問い合わせより受注している。
④ホームページを通じて自分が「何を得意とする、どんな税理士か?」周知され始めた。特に金融機関に知って頂いたこともあり、事業承継関係のプロジェクトに参加しています。
➀お客さまと打合せをするときは、基本はお客様の事務所・ご自宅に向かう。
②自宅と別に事務所を持つと掃除が大変そう。
スタッフを雇えばその事務所の清潔さを保てることはできるが、ひとり税理士ならではの「自由度」が失われる。
③自宅兼事務所でも工夫次第でお客様を出向かえる環境が整えることが可能。あと、掃除が楽。
④税理士界でも在宅勤務が主流になりつつある今、自宅とは別に事務所をもつことは時代の流れと逆行しているかもしれない。
「自宅兼事務所」でやれることは無数にある。
個人的には「自宅兼事務所」や「自宅とは別に事務所をもつ」ことは税理士本人の考え方次第であり、どちらが正しく、どちらが間違いということはないと思います。
今もなお、「自宅兼事務所」で税理士業を営んでいますが、やれることはまだまだ無数にあります。
・ホームページ&ブログの見直し。Web集客の研究
・PCのセキュリティ強化。
・業務効率化のためソフトウェア、備品の導入。
・自宅兼事務所の移転。
・広告宣伝活動
・対面営業のエリア拡大 etc
挙げればキリがありませんが、まだまだあります。
事務所を別に借りていたことを想定するとその分の家賃が浮いたことになります。
その分を事務所の投資に回せることができると考えると気分が楽になります。
今回の件で自分の「事務所」に対する軸がだいぶん揺らぎましたが、こうやって揺らぎながらも自分の軸が徐々につくられるのかなと実感しました。
■編集後記
一日税理士業。
■運動は仕事
夕方、相続業務の手続きで市役所と郵便局に徒歩で出向きます。
1984年10月30日生まれ。滋賀県大津市生まれ。京都府長岡京市在住。ひとり税理士。相続や会社・フリーランスのための経理やお金を残すサポートが得意。前職は営業マン⇒製造(フォークリフトマン&夜勤塗装)⇒フリーター⇒税理士補助といろんな職種を経験。ビッグ4(現:デロイトトーマツ税理士法人)にも在籍。いい意味で税理士っぽくない税理士。趣味はランニング、バイク、フルート、風景写真。詳細はこちら
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