年齢による一般的な第一印象とは?
税理士の平均年齢は60歳以上。
いわゆる若手と見られる20代~40代の税理士の占める割合は、20代 1%未満、30代10%、40代17%であり、全体の3割も満たしていません。(ちなみに私は30代税理士となります。)
ところで若手の税理士というのは、一般的にお客さまからどのような第一印象を持たれるのか?
良い印象でいうと、フットワークが軽い、ITに強そう など
いっぽうで悪い印象でいうと、実務経験が足りなそう、頼りなさそう など
かなと思います。
ただ、悪い印象も決してネガティブな要素ではありません。(ネガティブのうちにポジティブな要素が秘めています。)
この悪い印象をひっくり返すことでお客さまの信頼を一気に勝ちとれるのもまた事実かなと思います。
若手税理士でも実は実務経験は豊富!?経歴は公開しよう!?
お客さまの第一印象に反して、若手の税理士のうち30代~40代の税理士は、実際は実務経験が豊富な方が多いです。
税理士になるための税理士試験は長丁場の試験です。(合格者の受験期間の平均は7年~10年)
そのため多くの受験生が会計事務所で働きながら試験勉強を続け合格を目指します。
私は転職組で税理士業界に入ったのは28歳頃でしたが、税理士になるまでは個人の税理士事務所に3年、ビッグ4(最大手の税理士法人)に5年程でおり、独立開業した時点で8年の実務経験を有していました。現在は、実務経験10~11年目の年となります。
ただ、初対面のお客さまは、(特に名刺交換だけでは)自分の経歴なんて知りません。
「若い税理士さんだから、実務経験が乏しくて頼りないかも」と印象を持たれてしまうのは、もったいないかなと思います。
自分の実務経験の経歴をホームページに公開していつでもどこでも見れるように。
実務経験の年数、得意な分野の業務とその理由(経験・実績)、セミナーの講師歴などをお客さまに見てもらい十分に実務経験があることを知ってもらいましょう。
お客さまのやりとりを通じて信頼を勝ち取ることが一番大切!
たとえ、第一印象が良くなかったとしても、その後のお客さまのやりとりを通じてそれを覆すことは可能かなと思います。
今のお客さまは良い意味でシビアな方が多いです。
昔では通じた「税理士の自分が言うんだから間違いないよ」という力技は通用しません。
質問の回答には根拠を求める方が多くなったと思います。
例えば、質問をメールで文書回答する場合には、お客さまの質問に対して的確に回答をできているか、根拠を適切に示せているのか、全体的にお客さまが理解しやすい文書になっているかを気にしながら回答を作成しています。
少し高度な内容の会話やメールをキャッチボールをするかのように楽しむ。
やりとりをしながらお客さまに「この先生若いけど、意外とやるな」と感じて頂ければ、ネガティブな印象はポジティブな印象に好転します。
印象はあくまで最初だけ。
行動と成果でネガティブな印象を覆しましょう。
■編集後記
朝から一日相続税業務。
夜は1時間程ランニングしました。
夜は父親から「びわこ花火大会がびわ湖放送で生放送してるぞ」と連絡。
長岡京市の事務所のテレビではびわ湖放送が見れず断念!
1984年10月30日生まれ。滋賀県大津市生まれ。京都府長岡京市在住。ひとり税理士。相続や会社・フリーランスのための経理やお金を残すサポートが得意。前職は営業マン⇒製造(フォークリフトマン&夜勤塗装)⇒フリーター⇒税理士補助といろんな職種を経験。ビッグ4(現:デロイトトーマツ税理士法人)にも在籍。いい意味で税理士っぽくない税理士。趣味はランニング、バイク、フルート、風景写真。詳細はこちら
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■「丹尾 淳史(にお あつし)」ってどんな税理士なの?