【独立開業/税理士】 独立の1歩目は自分に「正直」になること。&「行動」すること。

独立開業して9か月。

なんとか無事に年末を迎えることができました。

親しい知り合いには1年目の9か月間の売上高はお伝えしていますが、「丹尾さんが独立後も無事食っていける」と安堵して頂いています。

また、独立開業後に多くの元職場の同僚や上司、同年代の他士業の先生から

「独立して食っていけてる?どんな営業活動や働き方をしてる?」

「独立前にどんな準備をしてた?」

と質問を受けることも多く、同年代のフリーランスのお客様も含めて「丹尾さんのブログ読んでるよ」という声も頂くこともあります。(最近は少し更新が滞っていましたが…。自分のペースで更新しますね。)

現在会社勤めをされている方(勤務税理士も含む)のうちには「独立開業」に興味をお持ちの方が一定数いると思います。

あまり参考になるかわかりませんが、年末を通して私の独立開業記を共有させて頂きますね。

「ぼんやり」から「はっきり」と「独立の道」がみえてきた!

税理士業界に入ったときから「いつかは独立したいなあ」と“ぼんやり”と考えていました。

この業界に入った当初は「独立」というと現実味がなく、

周りのスタッフからも

「独立しても営業が大変だし、食っていける税理士はひと握り。」

「親が税理士じゃないと、2世・3世の税理士じゃないとこの業界では食っていけない。」

「雇われの身でいるんだったら税理士資格なんて無意味。税理士試験は時間の無駄。」

と聴かされていましたし、3つ目の意見を除いて私自身も「そういうものか」と思っていました。

ただ、科目合格を積み重ね続けて独立の道が自分に開かれ始めた頃から、考え方が変わるようになりました。

税理士の独立に興味を持ちはじめ書籍などを通じて実際に独立した税理士の独立開業記を読み漁るようになりました。

なかでも参考になった書籍は著:井ノ上陽一先生の「ひとり税理士の仕事術」「十人十色の「ひとり税理士の生き方」という本です。

今でも私の愛読書で「独立」のヒント、「生き方」のヒントがたくさん散りばめられています。

たくさんの税理士(特に年の近い税理士)の独立開業記を読んで、「自分も独立しても食っていけるんじゃないか」と妙な自信を抱きました。(根拠はなかったですが(笑))

時は経ち…。(転職もして…。)

2019年12月13日にようやく官報合格を果たし、胸にずっと秘めた妙な自信を頼りに独立計画をスタートさせました。

冬休みに「自分は何を大切にしているか?」を考える。

自分が大切にしているものは何か?

それは「自分らしく生きる」ということです。

「自分らしく生きる」とは何か、

それは組織の考えや他人がつくった考えではなく自分の考え」で行動するということです。

それは何故か、私にとってそれが人間らしく自然だからです。

丹尾家の家訓で「人は人、我は我、我が行く道を我は行くなり」というものがあります。

この家訓が私にとって生きていくうえでの原動力かなと思います。

税理士登録後、勤務税理士を続けてたとしても、この考えを守ることは不可能だと薄々感じました。

「もっと自分に素直になろう、自分を大切にしよう、自分らしく生きる術を探そう、そのために一度独立を試すというのもありやな!」と官報合格した年の冬休みにそんなことを考えていました。

独立を相談できる人は身近にいない。ならば探すまで。

独立しようと考えても両親以外に身近に「独立開業」を相談する相手がいないことに気が付きました。

個人事務所に勤めていたときも他事務所とスタッフ同士でつながりはあったものの同年代の開業税理士と知り合う機会はなく、大手税理士法人に勤めていたときもその法人内に有資格者はたくさんいましたが開業を経験した税理士はほぼゼロ。

また、人間は自分が経験していないことについて否定しがちな生き物です。

同僚との会話で「独立」の話題を出しても笑われて一蹴されることぐらい簡単に予想できました。(「業界最高水準の給与を自分から捨てるなんてもったいない」と一蹴。)

ただ、独立開業について有益な情報が欲しいと思った私は、より身近で、かつ、自分の代から独立開業した先輩税理士の知り合いをつくろうと決意しました。

そこで私はまったく別の新しいコミュニティ、そういった先輩税理士がいると思われるコミュニティに顔を出すことを決意し、実際に行動に移しました。

正月が明けて3週間ぐらいたった日。2020年1月下旬くらいだったでしょうか。

独立開業する前の1年3ヶ月前の出来事です。(続く)


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■編集後記

一日税理士業。(補助金の情報収集、相続税申告業務など)

休憩の合間にミラーレスカメラや一眼レフカメラ関連の情報を収集していました。

■運動は仕事

筋トレはオフ。

税理士 丹尾淳史
税理士 丹尾淳史

1984年10月30日生まれ。滋賀県大津市生まれ。京都府長岡京市在住。ひとり税理士。相続や会社・フリーランスのための経理やお金を残すサポートが得意。前職は営業マン⇒製造(フォークリフトマン&夜勤塗装)⇒フリーター⇒税理士補助といろんな職種を経験。ビッグ4(現:デロイトトーマツ税理士法人)にも在籍。いい意味で税理士っぽくない税理士。趣味はランニング、バイク、フルート、風景写真。詳細はこちら

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