働きながら税理士試験に挑戦した経験で、独立開業後に役立つものを3つピックアップしてみました。
大阪市内の桜と遊覧船 by NikonD7200
1日の活動量が増加
働きながら税理士試験に挑戦したことで1日の活動量が飛躍的に増加しました。
私もかつては働きながら本気で税理士なることを目指した受験生でした。
早起きをして朝勉、行きと帰りの通勤電車に勉強、日中は平均残業時間が2時間~3時間の業務をこなし、帰宅後に夜勉という生活を長い期間(27歳~34歳の8年間)過ごしてきました。
睡眠と食事と入浴と各タスク間の休憩以外は何かしら活動しているという生活になります。
兼任受験生の長い時代を通じてこの生活習慣が身に染きました。
税理士試験に合格して税理士となり、独立開業したあとも、この生活習慣はずっと継続しています。(税理士受験生時代よりも若干はゆるくなっていますが…)
今も平日は早起きをしてブログの記事を執筆、そのあと業務をこなし、業務の合間にランニングと筋トレをし、業務後にホームページを更新、夕食後にフルート練習、残りの時間は読書や業界雑誌でいろんなジャンルの知識の仕入れています。
22歳~26歳頃に自分と比べて今の自分の活動量は1.5倍~2倍ほどです。
限られた時間で税理士試験に挑戦したことで、時間の使い方にこだわるようになったことと、活動量の著しい増加が今の自分の生活習慣をつくったものと考えます。
新しいことにチャレンジすることが身につく
働きながら税理士試験に挑戦していると勉強時間のハンディを埋めるためにいろんなことについて研究するようになります。
自分なりの理論暗記の方法、計算問題でミスなく効率よく点をとる方法、ボールペン・マーカーの選選択、短い睡眠時間の質を高めるための研究、本試験で実力を発揮するためのメンタル術など、さまざまことについて失敗と成功を繰り返しながら自分なりの答えを追求していきます。
自分が他者と比べてハンディがあるからこそ、そのハンディを埋めるためにいろんなことに挑戦することは税理士受験生時代も独立開業したあとも同じです。
独立開業後は、例えばホームページを外注するのではなく自分でつくってみる、ブログの書き方を少しづつ変えてみる、成果物は会計ソフトや税務ソフトで作成したものを単に製本するのではなくオーダーメイド色を強めるために独自の資料を作成するなど、いろんなことチャレンジを試みています。
いろんなことに躊躇なくチャレンジできるのも税理士受験を通じて受験勉強のハンディを埋めるために挑戦し続けた経験があったからです。
成果が出るまでじっくり待つことができる
働きながら税理士試験に挑戦する人が官報合格を果たすために何年ぐらいかかるのでしょうか?
私が知る限り早い人で5年、私も含めて平均が7年~8年ぐらいかなと思います。
同じ科目で2度~3度不合格になったとしても官報合格を果たす人は決して税理士になることを諦めません。
私も12月中旬に不合格の通知が届くと12月中は落ち込んで無気力になることはありますが、年末で大掃除して新年を迎える頃には、自然と気持ちを一新することができました。
税理士試験は、毎年自分なりに本気で挑戦することを続けていけば、必ずいつかは官報合格できる試験です。
官報合格という成果がでるにはそれなりの期間を要しますが気長に試験勉強を続けましょう。
成果が出るまで気長に待つということは独立開業後にも役立ちます。
独立開業後は成果が出ない場合はすぐに方針変更するものと成果が出るまで気長に努力し続けるものに分けていますが、後者については税理士試験の長期間の受験生活の経験が役立ちます。
自分がこだわることには失敗してもすぐに諦めるのではなく、成果が出るまで試行錯誤しながらじっくり待つことが個人的に大切と考えます。
以上の3つが働きながら税理士試験に挑戦した経験で独立開業後に役に立つこと3選となります。
働きながら税理士試験を挑戦し続けることで兼任受験生は常に成長し続けています。
そして受験生活で培った経験は必ず将来役に立ちます。
是非、兼任受験生の方は自分に自信を持って頂ければと思います。
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