シニア世代の起業が増加傾向
朝のテレビの番組で
シニア世代の方の起業が増加傾向にあるという特集をみました。
その番組で出演された方を例に挙げると
・元々専業主婦をされていた女性の方が趣味で裁縫をやっていたこともあり、地元の商工会のサポートを得て洋服のお直し・リメイク業を起業。
・強みは「迅速な対応」と「リーズナブルな価格」でのサービス提供。
・大手の同業者だと数日かかる洋服の手直しなども、その方は依頼されたその場で手直しをすることも。
・従業員を雇わずに自分ひとりで仕事をしており、人件費等のコストも削減できるため、ランニングコストがかかる大手よりもリーズナブルな価格で提供できる。
という特徴の方。
おお、なんというか!
ひとり社長の強みを具現化したような人じゃないか!
素晴らしい!!!
あと、もう一つの感想としては
シニア世代の起業家の方は、お金を稼ぐことも目的のひとつだと思いますが、それに加えて事業を活動を通じて社会の役に立ちたい、社会とのつながりを大切にしたいという方が多いという印象でした。
私のお客さまのなかでもシニア世代の起業家の方がいますが、同様の考え方をお持ちの方が多いです。
私の母もシニア世代となりますが、おそらく同じ考えで今でも現役看護師をやっております。
起業しやすい社会の状況が既にできあがっている
2020年以降は起業しやすい社会の状況が既にできあがったものと思います。
コロナ渦で在宅ワークが世の中に広まってから、自宅で仕事をすることが普通になってきました。
特にスモールビジネスの人的サービス業については、事務所や店舗を持つ必要性も薄れてきており、従来のように立派な事務所を持って信頼性を担保する傾向から、サービスの質やその人の人間性で勝負する傾向に変化したと思います。
あとは、人手不足の影響で社会全体が働き手を求めている傾向も起業を後押ししています。
人手不足で倒産する企業も多いですからね。
また、社会保険料や退職金などの莫大な人件費、一度採用したら解雇しにくいなど従業員の雇用リスクを恐れている企業も多いです。
こういった企業は雇用よりも外注を好む必要あります。
税務的な視点でいうと雇用よりも外注のほうが源泉徴収事務が楽に、企業が納める消費税が小さくなり資金繰りもよくなります。(消費税法上、雇用の人件費(給与や社会保険料)は経費になりませんが、外注費は経費となります。)
外注の需要が高まると起業家にとっても仕事が増加する傾向にあります。
起業した人のサービスを無料で使おうとする人間も世の中に一定数いますが、こういった人間に気をつけながら事業活動をすれば、食べています。
最後に、起業に特殊な能力や発想が必要というわけではございません。
多くの業界で人手不足が叫ばれている今の社会の状態では、現時点で自分ができることを世の中に発信すれば事業を成り立つのかなと思います。(発信は継続力が必要ですが)
起業をすると心が満たされることが多い
人の幸せの一つに
「社会に貢献して認められること」
というものがあります。
この幸せが認められると、自己肯定感が大きくアップし、こころが満たされます。
起業とこの幸せを関係を考えてみると、
自分の商品やサービスを社会に送り出し、世の中や課題や人々の不安や悩みを解決する。
これが「社会に貢献」に該当し、
商品やサービスを提供することで、感謝のこころと対価を得る。(ひとり社長の場合には100%自分が受け取ることになります。)
これが「認められる」ということ。
つまり、起業って「社会に貢献して認められること」という幸せをダイレクトに得ることができるんです。
だから起業した人は仕事が好きなります。
多くの社会人が気づいているとは思いますが、仕事が好きな人ってやはり強いですよね。
自己肯定感が強い状態で、頭を回転させながら、どんどん行動していきますので。(見た目も実年齢よりも若い方が多いです。)
シニア世代の方が起業されている姿をみて、我々現役世代も勇気づけられ元気づけられます。
起業に年齢を関係がありません。
起業しようと思ったそのときがスタートです!
この記事もみなさまの起業のきっかけになればと思います。
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にお あつし
こんにちは!
マラソン・バイク・フルートをこよなく愛する
税理士の丹尾 淳史(にお あつし)です。
シニア世代の起業の増加と私の「起業」の考え
について綴ってみました。