助成金申請・融資の申し込みなどに関連してリアルタイム会計の需要が増加！
助成金や補助金の申請、融資の申し込みの際に、直近の決算書以外にも最新の試算表を求められることがあります。
この影響により、顧問先さまや新規のお客さまから
「助成金の申請時に最新の試算表が求められ、自分でひととおり経理をしたが、経理に問題ないか、試算表が正しく作成されているか レビューしてほしい」という依頼を受ける機会が増えてきました。(「助成金の申請時」を「融資の申し込み時」と置き換えての依頼もあります。)
リアルタイム 会計の目的は、本来は事業の経営成績や財政状態をリアルタイムに把握し、売上計画や資金繰り計画を立てるというのが一番かと思いますが、 最近ではリアルタイム会計に別の需要があるのかなと思います。
クラウド会計だけでは適切なリアルタイム会計は実現できない。
会計ソフト会社の
「我が社の会計ソフトを使えば、簿記や税金の知識がなくても経理ができ確定申告も一瞬でできる」という内容の広告を見かけることがあります。
個人的には過大広告かなと。
私も税理士ということもあり、複数の会計ソフト会社のクラウド会計ソフトを扱っていますが、個人事業主で事業規模が小さい方だと確かに可能かもしれませんが（多少間違っていても税務調査に入られる可能性が小さいという意味で）、個人事業主でも比較的事業規模が大きい方の場合や法人の場合には、クラウド会計だけで適切な会計をするのは難しいかなと思います。
適切な会計を実現させようとすると、会計ソフトに加えて正しい「簿記の知識」や「税金の知識」、「ITスキル」が必要となります。
クラウド会計を使うと、ネットバンキングやクレカの取引明細を会計ソフトに取り込ませて、会計ソフトに入力作業を省くことができます。
ただし、適切な会計を実現させようとすると、会計ソフトに取り組んだ取引明細と正しい会計仕訳・税金処理を紐付けさせる必要がありますが、それを実現するためには会計ソフトを操作者が 自分の事業にとって必要最低限の簿記・税金の知識を習得する必要があります。
会計ソフト会社の過大な広告の影響により、
「 クラウド会計さえあれば 自動で経理や試算表を作成をできると思っていたが、実際に経理や試算表を作成してみると、それが正しいかどうか判断できない」という事業主の方は多いです。
また、 融資を審査する金融機関、助成金や補助金を審査する機関の担当者は、これまで数え切れない数の決算書や試算表を見てきたこともあって、いびつな数字の試算表(特に貸借対照表)の違和感に察知する能力に長けています。
いびつな試算表がでてくると、その試算表に係る融資の申し込みや 助成金・補助金の申請は却下されやすくなります。
実際に、クラウド会計を使ってご自身で経理されている事業主さまでも、事業規模や大きくなったり、個人から法人成したタイミングで会計や税務を税理士に依頼される方が増えるのはこういった理由があるからです、(事業規模が大きくなるほど、 会計の誤りが事業の利益や税金に大きく影響。）
個人的には税務顧問サービスがおすすめ。
リアルタイム会計を実現させるために、税理士が提供するサービスはどのようなものがあるのか？
以下は私が提供するサービスをベースとした話となりますが、
リアルタイム会計を実現させるために最も適しているサービスは税務顧問です。
税務顧問は、定期的にお客様の経理データを確認し、 適切に会計・税務の処理がされているか、 適切に試算表が出来上がっているのかを確認します。
事業主は適切な試算表をもとに事業の業績や財政状態を把握し、今後の売上計画やコスト計画を立てていきます。
また、直近の適切な試算表が定期的に仕上ががるので、スムーズに融資や補助金申請の際に提出することができます。
そのほか、税務顧問の範囲内の業務として
➀契約期間中はいつでも会計や税務、資金繰りの相談ができる。
➁試算をベースに今期の業績予測、資金繰予測、また、精度の高い納税シミュレーションができるため、決算前にとるべき節税対策をうつことができる。
③本業以外の税務、例えば、相続税や贈与税、譲渡所得税などの資産税の相談ができる
があり、
オプションとして、記帳代行や給与計算をつけることができます。
継続的に黒字の会社の多くがリアルタイム会計を実現されています。
知る人ぞ知るリアルタイム会計の恩恵。
あなたもその恩恵を受けてみませんか？
当事務所のご案内
当事務所は税務顧問業に加え、資産税(相続税、贈与税、譲渡所得税、不動産評価、自社株評価など)にも強い長岡京市の税理士兼行政書士です。
リモートで全国のご相談も承っておりますので、お困りの方はぜひお問い合わせ下さい。（問い合わせはこちら）
-編集後記-
午前は雑務と相続税業務
午後は雑務と税務顧問業
夕方はGarminにすすめられたトレーニングを実施。今日はテンポ走でした。
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にお あつし
こんにちは！
マラソン・バイク・フルートをこよなく愛する
京都府長岡京市在住の税理士の丹尾 淳史(にお あつし)です。
今回は、開業直後に選択を迫られた選択についてです。