【独立開業】和歌山県白浜町の隠れ宿でビジネスの神髄を学ぶ

土釜焚きご飯は美味しい  NikonD780 AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
土釜焚きご飯は美味しい  NikonD780 AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

10月2日(土)~3日(日)にかけて両親と一緒に和歌山県へ旅行に行ってきました。

最近ではこれまでの感謝をこめて両親に旅行をプレゼントするようにしています。

この旅で宿泊した和歌山県白浜町の旅館「源泉かげ流し湯宿 長生庵」のサービスに思いのほか感動したので、そこで学んだ知恵を自分のビジネスにいかすためにも本記事で整理しました。

品質の高いサービスは記憶に残る

この宿の食事のサービスは本当に感動しました。

夕方18:30頃から夕ご飯を開始。

立派な和室で懐石料理を楽しみました。

その和室の空間は我々家族3人のみ。

耳を澄ませると窓の外の庭から虫の鳴き声が聴こえてきます。

静かな空間でゆっくりと時が流れます。

我々の家族には外国籍の女性の方が給仕係として食事のお世話をして頂きました。

その方の親切でホスピタリティあふれる働きぶりは、真の意味で「お・も・て・な・し」を体現した姿と感じました。

そしてなんといっても懐石料理が素晴らしい。

一つ一つの料理が丁寧に造りこまれており、料理を目と舌で存分に味わうことができました。

本当にテレビをつけるなんてもったいないくらいの、部屋の空間、給仕サービス、懐石料理がそこにありました。(夕食を終えて和室を出るときは、我々の履物が揃えられていました。)

また、料理のほかに温泉も最高でした。。

お湯の温質はシルクのようになめらかであり、ひのき風呂特有のひのきの香りを楽しむことができました。

父親が思わず「この旅館は記憶に残る宿やな」とつぶやきました。

私も同じです。

記憶に残るぐらい品質の高いサービスを味わうことができました。

品質の高いサービスを提供できる理由を推察

なぜ、長生庵さんがここまで品質の高いサービスを提供できるのか?

その最大の理由は、顧客のターゲットをあえて絞ること、そして絞った顧客に対して限られたリソース(人、時間、サービス等)を十分に活用することで、その顧客1人に対し高品質なサービスを提供できるのかなと私は推察しました。

今回は朝食&夕食付の1泊で25,000円~30,000円。宿泊費用の価値観は人によって様々ですが、一般的には少し割高かなと思います。

その宿泊料をさっと払える顧客層にターゲットを絞る。

この顧客層は常識人が多く金銭的に余裕のある方が多いと私は思います。(いわゆる上質の顧客層で、価値あるものは十分なお金を支払う層。)

また、宿泊できる部屋数も限られていることから1日の宿泊人数の上限が低いこともあり、少ないリソースでも高品質のサービスを提供することが可能となります。

そして高品質のサービスを提供を受けた顧客(私)は、

「この高品質のサービスはこの宿泊料に見合う価値がある、むしろそれ以上やなあ」

「この旅館は旅の思い出になったなあ、記憶に残る旅って素敵やなあ。長生庵さん、ありがとう。」

となり、その感動をどうしても親しい人に話したくなる、そしてその口コミ(紹介)を聴いた人たちがその旅館に訪れようとする、といった具合に好循環となるものと私は思います。

自分の税理士業にいかすためには

今回、長生庵さんから学んだことは、私の本業である税理士業でも活用することができると思います。

税理士業は労働集約型のビジネスであり、顧客が増えれば増える程ほど1人当たりの仕事量が増加し、お客さま1人に対するサービスの品質は低下しやすい傾向にあります。

私は独立開業前に個人の税理士事務所や最大手の税理士法人など様々な規模の事務所に勤めましたが、やはり労働集約型のビジネスである以上、事務所規模にかかわらずこの現実から逃れられないと考えます。

そのため、自分のサービスに対して価値を感じて頂ける、その価値に見合う報酬を支払って頂ける顧客層にターゲットを絞ることは大切かなと思います。

ひとり税理士である私のリソース(特に人、時間)が限られています。

ただ、顧客を絞れば少ないリソースでもお客さま1人に対し十分に高品質なサービスの提供することは可能だと考えます。

私は独立当初からランチェスター戦略を目標に掲げて事業活動をしてきました。

運よく食べていけるようになり自己資金が十分に確保できた今だからこそランチェスター戦略に更に磨きをかけるべきと考えています。

今回、その考えを再認識させてくれた和歌山県白浜町の旅館「源泉かげ流し湯宿 長生庵」さん。

私がおすすめする旅館です。


プロフィール

相続・贈与・譲渡などの資産税サービス

会計・税務サービス

税務相談サービス


■編集後記

午前中は新しいホームページの新しいメニューの作成。

午後から納税協会の電子帳簿保存法のセミナーの講師として登壇。

夕方は法人決算の打合せ。

税理士 丹尾淳史
税理士 丹尾淳史

1984年10月30日生まれ。滋賀県大津市生まれ。京都府長岡京市在住。ひとり税理士。相続や会社・フリーランスのための経理やお金を残すサポートが得意。前職は営業マン⇒製造(フォークリフトマン&夜勤塗装)⇒フリーター⇒税理士補助といろんな職種を経験。ビッグ4(現:デロイトトーマツ税理士法人)にも在籍。いい意味で税理士っぽくない税理士。趣味はランニング、バイク、フルート、風景写真。詳細はこちら

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