既存の顧客がいる状態で独立開業すればベストですが、私のように顧客ゼロの状態で独立開業する人もおられると思います。
顧客ゼロからスタートした場合には、まずは世の中に自分を知ってもらうための手段を練るのが得策かなと思います。
今回は私の経験談のもと、本タイトルを記事にしました。
開業後、名刺だけでは「お前、誰やねん?」状態。
「税理士の丹尾 淳史です。以前は○○税理法人(業界大手)に勤めていて、○○の業務が得意です。」
と挨拶回りに単に名刺を渡したところで、相手からしたら「お前だれやねん?あんま興味ないわ」となるのが普通かなと思います。
逆に自分が「某大手メーカーに勤めていて○○の仕事をしてました。一緒にビジネスをしましょう」と名刺を渡されても、名刺のみではその人を知るには情報が限られるし、ネットで氏名検索してあまりヒットしなければ、大抵はその名刺は翌日には保管ケースに収納します。
また、世の中は「(自称)○○○コンサルタント」等のように肩書という肩書で溢れかえっており、名刺で記載されている肩書だけではインパクトは薄いのかなと思います。
名刺だけで自分を知ってもらうとは考えない。
名刺は自分のメディアにいざなうための手段の一つかなと思います。
自分のメディアをもつこと大切。
顧客ゼロから独立開業した場合、まずは何より自分を社会に知ってもらう必要があります。
そのために自分のメディアをもつことは大切かなと思います。
私は今のところ、ホームページ兼ブログというメディアを持っています。
ホームページに経歴や趣味のほか、得意な(提供できる)サービスも記載していますが、それだけでは不十分。
「得意な(提供できる)サービスを記載しているけど、本当か?」と疑うの人の常です。
より第3者に信用してもらうためにブログでその業務の関連記事を書いて「自分がそのサービスに詳しく得意であること」を認知してもらうことが大切です。
また、ブログで記事を書けばそのホームページは都度更新されることとなり、情報量も豊富になります。
私も実際に自分のメディアを通じて私を知って頂いた方から実際に相続の仕事を紹介して頂きましたし、スポット案件も受注しています。
社会に自分を知ってもらうための何ができるかを考えましょう。
取引成立後は対話を通して自分を深く知ってもらう。
自分という存在を知ってもらい、その後、取引が成立した後は、対話を通じて自分をより深く知ってもらいましょう。
会う回数が増えれば増える程、対話する時間が増えれば増えるほどお互い相手のことを信頼することになります。
税理士業に限らず1:1の対人の仕事では共通するものかなと思います。
私自身、今付き合っているお客さまのなかには「話しやすい、ホッする、親しみやすい」などのキャラクター性で選んで頂いている節もあるのかなと思います。
ただ、お客さまと深く付き合うには、その前提として「社会に自分を知ってもらう」必要があります。
ただ、待ってるだけの姿勢は勿論NGですが、
特に顧客ゼロからスタートする場合には、「社会に自分を知ってもらう」ために何かしら工夫は必要かなと思います。
■編集後記
午前中は相続業務で打ちあわせ。午後はオフ。
寒くなりましたね!
■運動は仕事
ランニング7キロ。
1984年10月30日生まれ。滋賀県大津市生まれ。京都府長岡京市在住。ひとり税理士。相続や会社・フリーランスのための経理やお金を残すサポートが得意。前職は営業マン⇒製造(フォークリフトマン&夜勤塗装)⇒フリーター⇒税理士補助といろんな職種を経験。ビッグ4(現:デロイトトーマツ税理士法人)にも在籍。いい意味で税理士っぽくない税理士。趣味はランニング、バイク、フルート、風景写真。詳細はこちら
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