【税理士】外部から講師の仕事を引き受けた場合のメリット!

実家の庭に咲くほおずき  NikonD780 AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
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独立当初はセミナー講師の仕事にそこまで興味はありませんでした。

質の良いサービスを提供してお客さまに満足してもらえれば、自然とお客さまの輪が広がっていくものと考えていましたし、実際にはそのやり方で食べていける程度に仕事受注することもできています。

ただ、一度セミナー講師を引き受ける機会があり、その際に周囲に「丹尾さんってセミナーの講師もできるんだ」と認知して頂いたことで、その後もセミナー講師の仕事の依頼を受ける機会が徐々に増えてきました。

今回は税理士がセミナー講師を引き受けることについて自分の考えを整理しました。

講師の仕事は連鎖する

独立開業して半年が過ぎた頃、税務署からの「記帳指導セミナー」の講師の依頼で、人生ではじめて講師の仕事をさせて頂きました。

会社員時代はセミナーでは人の話を聴く側でしたが、独立すると今度は人に話をする側となり、はじめての講師の仕事を無事果たすことができるように事前準備に多くの時間を投じたこと今でも覚えています。

それから1ヶ月後に商工会から「時短協力金を受給した飲食店向けの節税セミナー」の講師の依頼を頂き受任しました。

更に半年後、同じ商工会から「地元の事業者向けにインボイス導入セミナー」の講師の依頼を頂き受任、そのセミナーに関する広告をネットで見た納税協会から「電子帳簿法に関するセミナー」の講師の依頼を頂き受任しました。

“講師の仕事は連鎖する”

セミナー講師という仕事は、社会に自分の存在を知ってもらう方法の一つですし、セミナーを通じて認知度があがるほど税理士としてのブランディングすることが可能だと思います。

講師を引き受けることで勉強する機会をもつ

講師をやって良かったなと思うことは、セミナーのテーマについて勉強する機会を否(いや)が応(おう)でももつことができるということです。

私は税理士業界に入って最初の3年間は一般的な税務顧問業務をやっていたたものの、大手税理士法人に転職後は資産税業務に特化していたこともあり、今話題の消費税インボイス制度や電子帳簿法(いずれも税務顧問業務ではホットな話題)については、税務通信等で断片的な情報を追う程度でしか勉強していませんでした。

今回、講師という仕事を引き受けて、そのテーマの内容について受講生にわかりやすく伝えるために消費税インボイス制度や電子帳簿法に関する本をたくさん読みましたし、レジュメ等の資料の作成をすることで学んだ知識を整理、そのおかげで今までの断片的な情報が一つの線でつながるようにその制度の本筋を理解することができました。

断片的な情報を入手の都度それを伝書鳩のように伝えるのと、その制度の全体像を理解したうえで細部の情報を入手し、伝えるべき情報を取捨選択して伝えるとでは、その伝え方に(仮定も含めて)雲泥の差があります。

セミナー講師という仕事は、後者の伝え方をする良いきっかけになります。

顧問先のお客さまも喜んでくれる

個人的に嬉しかったのは税務顧問のお客さまも喜んでくれるということです。

その税務顧問のお客さまが私のセミナーに受講されたわけでもありません。

何に喜んでくれるのかというと、

自分の顧問税理士が外部で活躍していることに喜んでくれるということです。

先日、訪問したお客さまに「丹尾さんは外部(セミナー等)でもいろいろと活躍されてるなあ!丹尾さんが活躍すると私も何だか嬉しい」という言葉を頂きました。

私もお客さまが活躍されている姿をみると楽しいですし、その姿から元気を頂きます。

セミナー講師の仕事を通じて外部で活躍することは、一種のブランディング効果もありますし、何より自分の活躍している姿をお客さまに知って頂き、日頃お付き合いをする方に多くの元気を提供することができればなと思います。


プロフィール

相続・贈与・譲渡などの資産税サービス

会計・税務サービス

税務相談サービス


■編集後記

ブログ執筆後、事務所で税理士業、夕方お客さまと決算打合せ。

蝉が鳴く時刻が日が増すに連れて早くなり、5時半ごろに蝉に起こされる毎日です。

税理士 丹尾淳史
税理士 丹尾淳史

1984年10月30日生まれ。滋賀県大津市生まれ。京都府長岡京市在住。ひとり税理士。相続や会社・フリーランスのための経理やお金を残すサポートが得意。前職は営業マン⇒製造(フォークリフトマン&夜勤塗装)⇒フリーター⇒税理士補助といろんな職種を経験。ビッグ4(現:デロイトトーマツ税理士法人)にも在籍。いい意味で税理士っぽくない税理士。趣味はランニング、バイク、フルート、風景写真。詳細はこちら

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