繁忙期はまだ終わっていませんが…。
私のように顧客ゼロから開業した場合には、繁忙期にひとり税理士のスタイルを見直すのもありかなと思います。(特にプラス思考で)
開業当初と繁忙期の心持ちの違い
顧客ゼロで開業したこともあり、開業当初は仕事があまりなく、けっこう暇をしていたと思います。
「丹尾さん心配やなあ」と先輩税理士の方から仕事を振って頂いたこともあり、売上がゼロの月はありませんでしたが、自分で受注した仕事ではなかったため自分に自信をもつことは難しかったです。
ただ、それでもくじけずに営業活動を継続した成果なのか、今年に入り個人申告(所得税/贈与税)の仕事が想定以上に多く受注することができました。
仕事を受注すると繁忙期は更に忙しくなりますが、そのぶん“社会が自分を必要としている”ことを感じることができ、自分に自信をもつことができます。
将来的には繁忙期でも自分なりに最適なライフ&ワークのバランスを保ちたいですが、そこに行き着くまでにはまだまだ経験値が必要かなと…。
特に顧客ゼロから独立開業した場合には、まずは仕事が忙しなる状態を経験をすることも大切かなと思います。
仕事を断ることも大切。
ただ、ひとり税理士の場合には、繁忙期とはいえ受注できる案件数に限りがあります。
だからこそ、なんでも仕事を引き受けますという姿勢ではなく、仕事をある程度選ぶという姿勢が大切かなと思います。
私自身も特に1月は仕事を選ぶ、すなわち「断る」という機会が増えました。
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報酬があまりにも安い仕事もその場でお断り。
未経験の業務や苦手とする業務の仕事の依頼もお断り、知り合いの税理士の方に話をつなげました。
「断る」ということできるようになったのは、仕事の依頼が多くきたことで“社会に必要とされている”、“社会に貢献できている”という自信をもてたことが要因かなと思います。
足りなくなるのは「時間」。設備投資で「時間」を生み出す。
仕事が忙しくなると仕事をたくさんのお客さまから報酬を頂くぶん「お金」の心配をする必要がなくなりますが、そのぶん「時間」が足りなくなります。
個人的に今の優先順位は「お金」<<<「時間」。
多少お金をかけても設備投資を実施し、仕事を効率化して新しい「時間」を生み出すことを大切にしています。
「設備投資」といってもそんな大がかりなものではなく、
ネット環境の更なる向上、新しい会計・税務ソフトの導入を検討、PCのセキュリティ強化、Drop BoxやAcrobat Readerのグレードアップなど。
設備投資で作業時間の短縮が見込めるのであれば、試しに挑戦するのもありかなと思います。(繁忙期は特に絶好の機会です。)
ひとり税理士で人を雇わないぶん、設備投資で人を1人雇う以上に仕事を効率化をする、それぐらい心持ちでいようと思います。
■編集後記
午前中はフルート教室。午後から両親とランチしました。
■運動は仕事
フルートの練習に勤しむ。
1984年10月30日生まれ。滋賀県大津市生まれ。京都府長岡京市在住。ひとり税理士。相続や会社・フリーランスのための経理やお金を残すサポートが得意。前職は営業マン⇒製造(フォークリフトマン&夜勤塗装)⇒フリーター⇒税理士補助といろんな職種を経験。ビッグ4(現:デロイトトーマツ税理士法人)にも在籍。いい意味で税理士っぽくない税理士。趣味はランニング、バイク、フルート、風景写真。詳細はこちら
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