「果無集落」が目的地となった経緯
明日はバイク旅。
でも、前日まで目的地は決まっていない。
バイク乗りにはよくあることです。
ネットで「三重 秘境」、「岐阜 秘境」、「奈良、秘境」とキーワード検索をかけていると、面白い動画を発見。
その動画は奈良県十津川村のとある村で「果無集落」の風景を写したものでした。
「果無」とは「はてなし」と呼びます。
この名前の由来を検索すると3つの説にたどり着きました。
・はるかか遠くまで続く山脈を見渡すその様に果てが無いから「果無」という説。
・1331年に鎌倉幕府を倒幕するため乱を起こした後醍醐天皇の息子である護良親王が、この辺りまで落ちのびた際に、逃げても逃げても果てが無いということでその名が付いたという説。
・「一本だたら」という妖怪がおり、普段は人を襲うことのないその妖怪が「果ての20日(12月20日)」にだけ人を襲うことから、その日には人が寄り付かなくなる。果ての20日(12月20日)」には人が無しということで果無となったという説。
んん~。面白い。なんて興味深い集落なんだ。
家から果無集落まで下道往復で350kmほど。
日帰りバイク旅にはちょうどよい距離です。
よし明日は「果無集落」へ行こう!
こんなふうに目的地は決まりました。
私の「果無集落」の風景
十津川村の主要道路から10分程山道を登ると駐車場に到着。
その駐車場から歩いて数分で果無集落に到着します。
観光地ではないのでお土産屋などはなし。
小さな集落のひとつといった感じです。
坂道をゆっくり歩いていると小さな田園風景に出会いました。
鳥よけ凧(たこ)が自由気ままに風になびいて飛んでいます。
「ここはゆっくりと時(とき)が流れる場所」であることを感じました。
田園風景の場所から更に坂道を登ると、今度は熊野古道の小辺路にたどり着きました。
石段の路はボコボコしていて少し歩きにくかったですが、静かな林道の空間を味わうことでき満足。
石段の路を下った先には、コスモスがまんべんなく野原がありました。
野原の先は民家の敷地らしく、その野原でコスモスの写真を撮影しながら休憩をとりました。
約1時間程の散策でしたが、こころは十分満たされました。
果無集落の近くに滝があるらしく、帰りに寄りました。
滝の上から下へ流れ続ける水の動きを見ていると、
私が生きるこの現在も、過去と将来をつなぐ1時点に過ぎず儚(はかな)くなりましたが、それでもその1時点の自分に与えられた時間(とき)を精一杯生きようと、少し勇気をもらいました。
ドライブイン長谷川で釜めしを頂く
果無集落からの帰り道、ドライブイン長谷川というお店で釜めしを頂きました。
値段は1,320円(税込)と釜めしの相場としてはお手頃で、山菜の香りと触感を楽しむことができます。味も美味しいのでおすすめです。
私が座った席の横に4人外国人観光客の姿がありました。
軽登山の格好して熊野古道について話をされていました。
京都と比べて熊野古道はアクセスしにくい場所にありますが、日本古来の文化(日本古来の八百万の神)を味わうのであればやはり熊野古道まででてくることをおすすめいたします。
静かな場所で自然と語りあえる空間がそこにあります。
外国人観光客がその空間を求めるのも個人的に納得かなと思いました。
年に数回は熊野方面へバイク旅をしていますが、いつも新しい発見がありおすすめの地でもあります。
■本日の仕事
税務調査の見積
税務顧問の経理(2社)
午後はフリー
□練習日誌(フルマラソン、サブ4チャレンジ)
足の筋肉の回復期間のため60分ジョグをゆっくりします。
1984年10月30日生まれ。滋賀県大津市生まれ。京都府長岡京市在住。ひとり税理士。相続や会社・フリーランスのための経理やお金を残すサポートが得意。前職は営業マン⇒製造(フォークリフトマン&夜勤塗装)⇒フリーター⇒税理士補助といろんな職種を経験。ビッグ4(現:デロイトトーマツ税理士法人)にも在籍。いい意味で税理士っぽくない税理士。趣味はランニング、バイク、フルート、風景写真。詳細はこちら
こんにちは!
マラソン・バイク・フルートをこよなく愛する
京都府長岡京市在住の税理士の丹尾 淳史(にお あつし)です。
今回は平日バイク旅について述べたいと思います。