人を雇わない仕事スタイルの一例(わたしのこと)を紹介。
誰かに育てられるのも、誰かを育てるのも苦手だった勤務時代
昔から「人は誰かに育てられるものではなく、自分で学び育つもの」という考えをもっていました。(陸上競技という個人競技出身の影響もあると思いますが・・・)
勤務時代も面倒見のいい先輩方に「よし、俺が丹尾を一人前に育ててやるぞ」と気にかけて頂くこともありましたが、その先輩方の期待にしっかりと応えられたかというと決してそうではなく。
先輩のアドバイスをただ素直にきくことができず、自分の意見を主張してみたり、自分の考えを優先して行動してしまったりと周囲と波長を合わせるのが苦手でした。
また、自分から進んで申し込んだセミナーについては、今でもその内容を記憶しており自分の糧としていますが、他人から勧められたり、会社から強制的に受けさせられたセミナーの内容はほぼ記憶になく、他人の動機で自分が行動して得た情報は自分の糧にはほぼなっていません。
反対に、人を育てることが得意かというとこちらも苦手です。
私の場合には、教えるのも一から手とり足とり教えてたり、まどろこしく感じたら他人の課題なのにそれを自分がしてしまったりとヒントではなく回答を提示してしまうなど人を育てるのが苦手です。
「誰かに育てられるのも、誰かを育てるのも苦手」ということは独立開業前に自己分析をしたことで更に確信しました。
従ってひとり税理士というスタイルで今は生きています。
独立後は、人を雇わないぶんツールに投資をする
人を雇わないぶんお金は浮きますが、その浮いたお金はツール(代表的なものでいうと会計・税務ソフト、Zoom(有償版)、Adobe(有償版)、Drop Box(有償版)、歩行型又はセンサー型距離測量器 など)に投資するようにしています。
「自分の時間がどれだけ浮くか」というのを指標としてツールを選ぶことにしています。
ひとり税理士は基本的に全ての仕事を自分ひとりでこなすことになります。
そのため、業務を効率化して自分の自由な時間を結果的に生み出すツールは本当に重宝します。
また、ツールの情報を仕入れるためにもITに詳しい税理士の先生の書籍を購入したり、セミナーに参加することもあります。
税理士業の経費のほとんどは人件費。
ひとり税理士の場合には人件費がかからないので単に売上をあげていると給与所得の給与所得控除よりも経費が少なくなり、その利益分がっつりと税金でもっていかれます。
独立後、感じたのは「お金を使う」ことも勉強が必要なこと。
この経費は「自分に価値をもたらすのか?、自由な時間を生み出すことができるか?」
など自分なりに軸を持ちながらお金を使うことも大切です。
お金を使うことを渋って小さくまとまるのではなく、お金を使って価値や時間を手に入れる、その価値や時間を利用して稼ぐスタンスを継続するようにしています。
独立後は、会社内ではなく会社外の人と会う機会が増えた
前節、前々節の話をきくと「丹尾(にお)さんってもしかして人間嫌いなの?」と思われるかもしれませんが、決してそうではありません。
むしろ勤務時代より独立開業後のほうが会う人の数は増えました。
お客さまのほか、地元の金融機関や商工会、会計ソフト会社、同業者や他士業の先生方と一緒に仕事する機会も多く、たくさんの方と話す機会が多いです。
勤務時代の違いは、(ひとり税理士のため)会社内の人間と話す機会がなくなったぶん、会社の外の方と話しをする機会が増えたこと。
また、自分に依頼があった仕事でも、自分の畑でない分野の業務が含まれていると、お客さまの了承のもと、同業者や他士業の先生に全部又は部分的に仕事を振るようにしています。
自分ひとりで仕事を抱えこまないようにする、仕事をシェアすることで周囲の方も喜んでもらえるし、リスク分散にもなります。
私自身、独立直後は仕事をシェアして頂いたことで事業が軌道に乗ることができたので、しっかりと恩返ししたいと思います。
■編集後記
お昼さんぽ、📸をもって!
■運動は仕事
夕方8kmランニングをします(^^)/
1984年10月30日生まれ。滋賀県大津市生まれ。京都府長岡京市在住。ひとり税理士。相続や会社・フリーランスのための経理やお金を残すサポートが得意。前職は営業マン⇒製造(フォークリフトマン&夜勤塗装)⇒フリーター⇒税理士補助といろんな職種を経験。ビッグ4(現:デロイトトーマツ税理士法人)にも在籍。いい意味で税理士っぽくない税理士。趣味はランニング、バイク、フルート、風景写真。詳細はこちら
■相続・贈与・譲渡などの資産税サービス
■会計・税務サービス
■税務相談サービス
■事業復活支援金
■「丹尾 淳史(にお あつし)」ってどんな税理士なの?