同業者から独立開業の相談を受けたときに意識していること

丹尾家愛用の双眼鏡 NikonD780 AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
丹尾家愛用の双眼鏡 NikonD780 AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

同業者から独立開業の相談を受けたときに意識していることを整理しました。

親しい知人の声

独立開業後は元勤務先の同僚から連絡を頂くことがあります。

ブログを通じて、独立開業後の状況や心境を公開していることもあり、元同僚から「独立ってどう?独立してもやっていける?」と独立の相談を受けることがあります。

親しい友人も将来的には独立を考えているようで「丹尾さんが独立して食っていけてることが、自分の独立や転職の決断の後押しになった」と言葉を頂きました。

なんとも嬉しい限りです。

元上司の方も今年ひとり税理士として独立開業され、ホームページ作成や集客について相談を受けました。私自身の独立後の実体験の話で情報量としては少ないですが、それでも喜んで頂きました。

独立した者同士、一緒に仕事をすることもあるかもしれません。

今後の楽しみの一つです。

メリットだけでなくデメリットも話す

独立後の話をするとき、メリットもデメリットも両方話すようにしています。

例えば、

➀経営方針や税務判断を自分の意思で決定できる(意思決定できることが人生の幸福というのが持論)

➁仕事をやったぶん報酬が全部自分にはいるのでモチベーションが上がる、仕事が楽しくなる

③税金、社会保険料控除前の収入で、モノを買えるのでお金がたまりやすい(一般の方より2~3割引(税金・社会保険料相当分)でモノを買っていると意識しています)

というメリットを話すいっぽうで、

➀顧客ゼロからの独立開業の場合、仕事を受注をするまで試行錯誤を繰り返しながら営業活動をする必要があること。

➁独立して半年ぐらいは収入より支出が先行して自己資金の減少するため精神的に不安になること

③仕事の受注が継続していたとしても、それがストップするリスクは常にあること

というデメリットも話しています。

ただ、デメリットがあれば、それを払拭・解決するための行動の原動力になりますし、デメリットを抱えることも自分を常に変え続けるという点で良いことかなと思います。

メリットだけを語らない、デメリットもきちんと語る、そしてデメリットに対する自分の考えも語る、これぐらいのスタンスでいいのかなと思います。

実体験ベースで語る

税理士の独立開業について相談を受けたときに、一番意識していることは「実体験」を語るということです。

私に独立開業の相談をされる方の多くは私を知る人です。

相談者の立場からみると、おそらく「丹尾 淳史」という人物・人柄・印象と「丹尾の実体験」の話を相対的に比較して、自分でも独立はできるか? 自分に独立があうか?を判断しているかと思います。

世間的なイメージやどこかの書籍やネット情報を拝借した内容をあたかも自分が体験をしたかのように話すことは、相談者の判断を誤らせることになります。

「実体験」は、自分で考え、(考えることなら誰にでもできますが)実際に行動して得た結果なので価値の高い情報かなと個人的に思います。

少しでも価値の高い情報を持ち帰ってもらって、独立するか否かの決定に役立たせてもらえればと思います。

私自身、税理士の独立を大袈裟に考えないことも大切だと思いますが(一世一代の決定ではなく、給与所得が事業所得に代わるだけという軽い程度)、それでも今は独立して良かったなと思っています。


プロフィール

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■編集後記

GW休みにはいりました。

本日は一日雨ということもありホームページの改修をします。

■運動は仕事

雨の中のランニングをします。

税理士 丹尾淳史
税理士 丹尾淳史

1984年10月30日生まれ。滋賀県大津市生まれ。京都府長岡京市在住。ひとり税理士。相続や会社・フリーランスのための経理やお金を残すサポートが得意。前職は営業マン⇒製造(フォークリフトマン&夜勤塗装)⇒フリーター⇒税理士補助といろんな職種を経験。ビッグ4(現:デロイトトーマツ税理士法人)にも在籍。いい意味で税理士っぽくない税理士。趣味はランニング、バイク、フルート、風景写真。詳細はこちら

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