8つの椅子
私は自分の仕事のキャパを“何か”に例えることが好きで、
最近では、自分のキャパを“8つの椅子”に例えています。
8つの椅子が全て満席になると“もう仕事を受けきれない”状態で、
反対に全て空席の場合には“仕事がない”状態です。
現在は独立して4年目となりますが、
独立したての頃は“全ての椅子が空席”の状態だったのが、地道に営業活動をすることで徐々にその席が埋まり、
ここ最近、特に3年目の中頃から現在に至るまで“8つの椅子のうち6つ~8つ”が埋まっている状態が続いています。
“8つの椅子のうち6つ~7つ”が埋まっている状態が継続しているということは、仕事の依頼が継続しているということ。(ずっと忙しい。)
依頼を頂いた仕事をこなし続け、多くのお客さまに喜んでもらい、仕事の経験値と自己資金が貯まっていくという点は良いでしょう。
特に自己資金が貯まると精神の安定につながりますので。
いっぽうで、どうしても既に習得したスキルや経験に頼りがちになるということも否めない点で、商品開発をしたり、新しい分野にチャレンジする時間を確保できないということが現在の私の課題でもあります。
8つの椅子の理想の状態とは
自分の理想の“8つの椅子の状態”はどんな状態かというと
“8つの椅子のうち4~5つが埋まっていて残り3~4つが空席”
の状態です。
より具体的に
例えば、1日8時間働くと考えると、
5時間はしっかり実務をこなし、残りの3時間は読書や研修で新しい知識を習得したり、商品開発・ホームページの改修に時間を充てるといった感じです。
私のように顧客ゼロで独立した場合には、
独立して暫くは“8つの椅子のうち6~8は常に埋まっている状態”を目指すのは個人的にありかと思います。
自分が会社員をやっていては到底稼げない収入を稼ぐ経験をしておくことも私は大切なことだと思いますので。(経験していないことは語れませんからね!)
ただし、事業が安定し、自己資金もそれなりに貯まったのであれば、
自分の理想の状態、
すなわち、“8つの椅子のうち4~5つが埋まっていて残り3~4つが空席”の状態を目指すのもありかなと思います。
既に得たスキルや経験を頼りに仕事をこなし続けるのもいいですが、成長が鈍化し、刺激も少なくなります。
それよりも新しい知識を習得したり、新しいことにチャレンジするほうが楽しく、そのためには空き時間を確保することが必須となります。
理想の状態を実現するための手段と課題
自分が理想とする“8つの椅子のうち4~5つが埋まっていて残り3~4つが空席”の状態を目指すためにどんな対策をすべきか?
私が独立して4年目に入ってから実際に実施している対策は、
ホームページに掲載しているメニュー価格未満の金額で仕事を引き受けないということ。
最近も税務顧問の依頼を受けましたが、メニュー価格の6割~7割の顧問料を要望されたので、「顧問を担当するのは私でなくてもいいと思いますよ」と一言添えてこちら側から辞退しました。
確かに仕事を断ると1席が空席になりますが、空席がないと新たなお客さまとの出会いもなければ、新しいことにチャレンジする時間を確保することもできません。
また、営業活動をしっかり続ければ、その空席もいずれ埋まるものです。
人との縁や運なども影響し回りに回って“空席はいずれ埋まる”経験を私は何度もしています。
空席を恐れる必要はございません。
営業の窓口を小さくして受注する仕事量をコントロールし、空き時間を確保するのは有効な手段です。
あとは、ある分野の仕事について、今まで依頼があったら引き受けたけど、今後は依頼があってもと受けないと腹をくくることも大切かなと思います。
この決断は私の課題ではありますが、本当に自分の理想の状態を実現するためには、何か抜本的に変える必要があると思います。
椅子のうち3つは空席にして、その空いた時間を使ってもっと自分を成長させたいですね!
そのためには実際の行動あるのみ💪
-編集後記-
午前中は資産税業務と明日のMTGの資料作成
お昼に法人決算の打合せ。
その後は税務顧問業。
今日は70分程ランニングしました。椎間板ヘルニアの症状もほぼ完治したようです。
こんにちは!
マラソン・バイク・フルートをこよなく愛する
京都府長岡京市在住の税理士の丹尾 淳史(にお あつし)です。
ずっと忙しい状態が続くと成長がとまる。
新しいことにチャレンジするには空き時間が必要です。
自分の考えを綴りました。
是非、ご参考ください。