GWは世間的には長期休暇という位置づけですが、独立後は世間に合わす必要はないかなと思います。
会社員時代はGWが待ち遠しかった
独立前の約12年間は会社員、その間、転職を繰り返しながら様々な職種を経験しました。
機械メーカーでの法人営業・品質管理・製造、個人事務所での税理士補助業務、税理士法人での税理士補助・勤務税理士など。
会社員時代は、どの職種に就いてたときも会社(上司)の指示を受けて仕事をすることが多く、GWなどの長期休暇が目前になるとようやく(広義の意味で)やらされ仕事から解放されると心躍ったものです。
また、機械メーカーで働いていたときも、税理士業界に入った後も、世間と同じ時期にGWという長期休暇をとっていました。
税理士試験に挑みはじめ税理士になるまではGW期間は試験勉強に全てを捧げていましたが、それ以外の時期は日帰り旅行や1泊旅行などをしてリフレッシュしていました。
GWは労働からの解放。
GWは、仕事を一旦忘れ、自分が好きなことをしたり、休息をとったりしてリフレッシュする期間と捉えていました。
GWに長期休暇をとるデメリット
ただ、世間に合わせてGWに長期休暇をとると様々なデメリットがあります。
GW期間中は宿泊費用、各施設の入館料等が通常の時期と比べて費用が高くなる傾向があります。
私は今年、GWの1週間前に休暇をとり、家族と旅行に出かけましたが、その旅行で宿泊した旅館もGW1週間前の宿泊料よりもGW期間中の宿泊料が高くなっていました。
また、GW期間中は、どうしても多くの人が、旅行やレジャー、帰省などの同じ行動をとる傾向が強く、道路にしろ、電車にしろ、各施設にしろ混雑や渋滞が生じます。
混雑や渋滞に巻き込まれると不必要に待つ時間が多くなり、無駄に時間を過ごすことにもなります。
世間にあわせて同じような行動をしていると、これらのデメリットから逃れることは難しいです。
これらのデメリットに遭遇しないためには、やはり世間とは異なる行動、いわゆる少数派の行動をする必要があります。
独立は集団行動による不利益・ロスからの解放
日本では、「皆と一緒に同じように行動とればよい」という空気が蔓延(まんえん)しています。
義務教育で(特に公立では)「集団行動こそ正義」と学びますし、将来に明確な目的をもたずになんとなく学生生活を送っていると、皆と同じように就職活動をし、あとは会社等の組織を通じて社会のレールを強いられることになります。
私にとってはGWに長期休暇をとるということも社会のひとつのレールでした。(あくまで個人的な感想ですが)
ただ、皆と同じような行動をしていると、いつの間にか集団行動のよる不利益(GWでいうと料金の値上げ、混雑・渋滞による時間ロス等)を被る傾向が高くなります。
独立は、そのレールから解放される大きな手段。
独立すると、収入が月ごとに増減し経済的に不安定となりますが、集団行動による不利益・ロスから解放されますし、生きていくうえでの自由度が大きくなることを考えるとメリットのほうがが大きいかなと思います。
独立した社長や個人事業主、フリーランスで、そのことを実感している方も多いのではないのでしょうか。
私はGWの前半は、普段と同じように仕事をしていました。
仕事をしてお客さま(社会)に直接貢献して喜んでもらい、直接報酬を頂くことも私にとって大きなやりがいのひとつ(だからこそ独立後は仕事が好きになるのですが)
そして、5月の仕事が落ち着いたら、6月に長期休暇をとろうと計画しています。
その頃には混雑や渋滞はなくなり、通常通りの値段で観光やレジャーを楽しめるでしょう。
独立は少し勇気のいる行動になりますが、経済的にも、人生を自由に生きていくうえでも理にかなった行動というのが、私の現時点での結論です。
■編集後記
午前は20km走。
午後は姉と家族と実家で合流し焼肉屋へ。
1984年10月30日生まれ。滋賀県大津市生まれ。京都府長岡京市在住。ひとり税理士。相続や会社・フリーランスのための経理やお金を残すサポートが得意。前職は営業マン⇒製造(フォークリフトマン&夜勤塗装)⇒フリーター⇒税理士補助といろんな職種を経験。ビッグ4(現:デロイトトーマツ税理士法人)にも在籍。いい意味で税理士っぽくない税理士。趣味はランニング、バイク、フルート、風景写真。詳細はこちら
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