今が理想の働き方!?
最近、ふと思うことがあります。
ひとり税理士という今の働き方が、自分が若かりし頃から長年追い求めてきた理想の働き方なのでは?、と。
・働く場所、時間が自由に選択することができる。特に家族の顔を見ながら働くことができるのは本当につよいと思います。
・自分の意思で売上目標や商品サービス内容を柔軟に変更することができます。人生という大きな時間軸でみたときに、この期間は仕事に熱中しよう、この期間は仕事を少なくして家族との時間、勉強の時間、プライベートの時間をあてようと柔軟に働き方を変えることができます。
・自ら営業し成果物(商品)を作って提供し、お客さまに直接感謝され報酬を得ることができます。特に直接感謝されると自己肯定感も上がるし、お客さまとの直接取引のため中間業者に手数料を支払う必要もなく売上のほとんどが手許に残ります。社内会議もないため時間効率も良いでです。
上記以外にも多くの利点がありますが、現在ほぼノンストレスな状態でいるのは、今の自分の生き方に自分にあっている証拠です。
もし人を雇っていたらの世界線はどう?
以前から数名の知人から「雇ってほしい」という依頼を受けることがありますが、いずれもお断りさせて頂いております。
どの知人もいずれも同世代で全員家族連れの方。
もし、家族連れの知人の一人を雇ったとして最低でも年間500万円ぐらいの給料を渡す必要があり、社会保険料等を加味すると追加の人件費は700万円ぐらいにはなると思います。
「人件費に応じて仕事をその知人に任せればいいのでは?」という考え方もありますが、士業(師業)の世界は少し特殊で有資格者しかやっていはいけない業務が大部分を占め、資格のない知人に任すことのできる仕事は限定的な仕事のみとなってしまいます。(有資格者しかできない仕事を無資格者が実質行っている会計事務所もありますが個人的には違法性が高いと考えますし、対価を支払うお客さまの事を思うのであれば有資格者が直接対応するのが筋だと私は考えています。)
そうなると知人の人件費700万円は、仕事は選り好みせずに新しい案件をたくさん獲得し今よりもっと働いて捻出するか、案件を獲得できなければ自分が年収から切り出して捻出しなければいけません。
その働き方が前節のひとり税理士の働き方を超えることができるかというと個人的には超えることはできないと思います。
私と知人が双方でより良い人生を送るためには!?
前節の話で有資格者しかできない仕事以外、例えば「営業」を従業員に任せるのはどうか?
という考えはあります。
ただ、私自身、営業が好きで営業という仕事を自ら手放したくはないと考えています。
私よりもはるかにコミュニケーション能力が高そうな知人もおりますが、営業は様々な手法があり別にコミュニケーション能力が高くなくても営業をすることができます。
また、知人には私の下につくのではなく、自ら独立して事業活動をしてほしいというのが本音です。
私は仕事柄様々な業界のお客さまとお話しする機会は多いですが、どの業界も人手不足で(特に地方は顕著)、相対的に需要が供給を上回っている業界も多く、自ら手を挙げれば仕事は回ってきやすい状況にあります。
無資格の立場だと部分的な仕事しかできない士業の下につくよりも、自ら独立して事業活動をしたほうが経済的にも豊かになれるし自己肯定感も上がり、より良い人生を過ごすことができると思います。
いっぽうで私のような士業(特に税理士)は、すぐに人を雇うのではなくもっとAIやITツールを駆使して自分が捌ける仕事量を増やしましょう。
安易に人を雇い仕事量が増加した最中(さなか)に従業員が辞めてしまうとひとりでは仕事が回らなくなりお客さまに迷惑をかけることになります。
そういったリスクを避けるためにも、そして前々節で紹介したひとり社長(ひとり税理士)の自由な生き方を維持するためにもAIやITツール駆使し、業務をもっと効率化しましょう。
ただし、どんなに仕事量が増やしても必ず1案件ごとに有資格者が必ず目を通す必要もあり、自分が捌ける仕事量の限界値を知っておくのも大切です。
これが知人にとっても私にとってもお互いがより良い人生を送るための良い人生の選択かなと個人的には思います。
今回は以上となります。
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にお あつし
こんにちは!
滋賀県大津市出身で京都府長岡京市に事務所を構える
税理士の丹尾 淳史(にお あつし)です。
今回は自由な人生を過ごすためのひとり社長(わたしの場合には、ひとり税理士)という選択が最も良いという自分の考えを実体験ベースで整理してみました。