臆病だからこそ行動する
私の性格の大きな要素として“臆病”というものがあります。
ただ、この“臆病”の一面を持っているからこそ、独立というライフスタイルを貫くことができているのかなと思います。
例えば、税務判断を誤ると税額影響の大きい論点に出会ったとき。
GoogleやChatGptで検索してでてきた情報を参考にすることはありますが、その情報を根拠に税務判断をすることはありません。
それよりもその税務論点に関する専門書を購入したり、過去の裁決事例、最終的には根拠条文を確認し、実際の取引と照らし合わせて税務判断をするようにしています。
そのため書籍や裁決事例専用の検索サイトの使用料には惜しみなく投資しています。(もちろんChatGptも有料版を使用)
この行動は、課税リスクを恐れるがあまり、なるべく正確、可能な限り信じられる情報を根拠にして正しい税務判断をして自分の心を落ち着かせよういう“臆病さ”からくるものと私は考えています。
ただ、この“臆病さ”を有しているからこそ、書籍や裁決事例の調査を通じて専門的な知識を学べることができるし、税額影響の大きい論点を適切に対処することで今後の自信にもつながります。
臆病だからこそ収入があがっても生活水準をあげない。
独立時。開業準備資金は勤務税理士時代の最高年収1年分以上は準備していたのですが、顧客ゼロからのスタートだったこともあり、独立当初はそれなりの赤字を意識して質素倹約の生活をしていました。
独立して4年目の終盤に差し掛かっていますが、独立して現在に至るまで結果的には赤字月は独立直後の2-3ヶ月程だったと記憶をしています。
自分の年収も、1年目は勤務税理士時代の最高年収の-150万円程で着地しましたが、2年目以降は勤務税理士時代に最高年収の2倍〜4倍まであげることができました。
ただ、年収があがっても生活水準はあげていません。
年収があがると生活水準もあがり貯金はそこまでできないと世間的には言われていますが、私はその通説には当てはまりません。
おそらく世間の人間よりも私は“臆病”だからです。
ただ、“臆病”だからこそ結果的に事業でもプライベートでも資金繰りには困らない程には、財を蓄えることができたかなと思います。
独立して5年目に突入しますが、ようやく私の価値観は「お金」<「時間」となってきました。資金繰りを意識しつつ自分の「時間」を生み出せるような「もの・こと」に投資していく予定です。
“臆病”だからこそ結果の測定と検証をする
“臆病さ”を兼ね備えているからこそ、自分の感覚のみで事業活動をしません。
自分の感覚で行動することもありますが、その行動の成果や結果を測定するためにリアルタイムで経理をしています。
リアルタイムで経理をして月次決算を組んで毎月の試算表を作成、毎月の事業の損益、財政状態、資金繰りの状況を確認しています。
年間ベースの試算表を作成したあとも、前期、前々期の試算表と比較して、売上や経費の増減要因を分析し、今期の事業活動に反映するようにしております。
自分の感覚だけで事業活動しない、自分の感覚だけで将来の甘い見通しはたてない。
会計数値をもとに行動と結果を分析する。
“臆病”のほかに“慎重”、“保守的”、“現実主義”などの言葉に置き換えることもできますが、その“臆病さ”を持ち合わせているからこそ、独立して事業活動を継続できるものと思います。
20代の頃は、自分の“臆病さ”をカッコ悪いと感じていました。
アニメや漫画、映画やドラマでも“臆病なキャラクター”や“現実主義のキャラクター”というのはあまり良い描き方はされませんからね。(すぐに倒されたり、モブキャラであったり)
しかし、独立後は自分の“臆病さ”に感謝しています。
“臆病”だからこそ、その臆病がくる不安を払拭するために行動し、結果を測定し、次の行動に活かす。
独立ライフを継続できるのは、自分が“臆病”であるが所以かなと感じています。
-編集後記-
1日税理士業。
だいぶ気候も暖かくなってきましたが、花粉症が・・・(笑)
そろそろ耳鼻科に行かないといけないですね。
にお あつし
こんにちは!
マラソン・バイク・フルートをこよなく愛する
京都府長岡京市在住の税理士の丹尾 淳史(にお あつし)です。
今回は、“臆病”が事業活動の原点となる、ことについてです。