ゼロ→1の事業者とは
ゼロ→1の事業者。
これを定義付けするのは難しいですが、
個人的には、自分の代から事業を立ち上げ顧客ゼロからスタートをして、営業活動を続けて顧客を獲得し、それなりの期間事業を継続している人、を指すのかなと思います。
ゼロ→1事業者は、何もしがらみのない状態で何でも自由に意思決定できるというメリットもありますが、ゼロの状態を抜け出して事業活動を継続するために、精神的にも経済的にも不安定な状態が一定期間が続くという意味でデメリットもあります。(もちろんその不安定な期間には個人差はありますが。)
ただ、苦楽を経験しそれでもポジティブに事業活動しているヒトとの会話って楽しいですよね。
ゼロ→1を成功した人から勇気をもらうことは多い
顧客ゼロからスタートした場合、時間だけはたくさんあるので、様々な手段を試しながら営業活動をします。
どうやったら「自分」や「自分の提供できるサービス」を世の中に伝えることができるのかということを念頭におきながら、実際に人に会って営業をしたり、ホームページやSNSで情報発信をしたり、紙媒体や電子媒体で広告を打ったりなど、様々な手段を試してみて、失敗と成功を繰り返しながら、自分に合った営業活動というのを模索します。
いっぽうで営業活動をしても顧客を獲得できなければ、事業資金は目減りします。
顧客ゼロからスタートした場合、最初の顧客を獲得するハードルは高く、その反面、営業活動は積極的にやるので、事業を開始して最初の数か月は事業資金はどんどん目減りしていきます。
それでも事業を継続するために娯楽費や食費を削って事業が安定するまで耐え忍んだりします。
・様々な営業活動を試行錯誤する。
・顧客を獲得したときの感動と顧客の期待に応えようとする熱意
・顧客との価格交渉
・顧客獲得経験の再現性の検証と営業活動の見直し
・目減りする事業資金と資金ショートの不安
などを経験すると「険しい道」を歩いてきたヒトの出来上がりとなります。
そして、事業を軌道に乗せて事業継続の状態にまでにもってくることができると、「険しい道」にも希望を光を信じて行動し成果を残し、その過程を楽しんできたヒトとなります。
こういうヒトは、アグレッシブに行動するのに、意外と現実主義で「数字」を重視、話の内容に現実味があって納得させられる部分もあり、会話をしていると楽しいです。
そして、アグレッシブに行動し現実に結果を出されている姿から私も勇気を頂いております。
ゼロ→1の成功体験は「再現できる自信」につながる
ゼロ→1を実現し事業を継続している方に「仮に現在の事業活動をリセットして、顧客ゼロからスタートしても今の状態を再現することは可能ですか?」と質問することがあります。
ゼロ→1を実現し事業を継続している方の回答の多くは「根拠はないけど、一度は成功体験をしているから再現性は可能かなと思う。」というものでした。
なかには「現在の事業活動以上のものを再現できる自信はあるし、現在の事業活動の一部をリセットして生まれた余白を新しい分野にチャレンジしたい」という意見もありました。
これらの方は、顧客ゼロ→1を実現し継続可能な事業の状態にもってくるまで、根拠のない自信や希望的観測を信じ突き進んできた方が多いです。
その不安定な状態でも自分を信じ行動し続け、そして結果をだし、人生を生きていくうえのでの価値ある成功体験を手に入れることができたのです。
根拠のない自信のなかでも突き進むという行動力に成功体験という経験値が合わさると大きな自信につながります。
その大きな自信は自分自身だけでなく周囲の人に勇気をもたらすことができます。
私もゼロ→1のお客さまの会話から勇気を頂くことがあります。
是非、その勇姿で周囲の方を元気にして世の中を明るくしてほしいですね。
にお あつし
こんにちは!
マラソン・バイク・フルートをこよなく愛する
京都府長岡京市在住の税理士の丹尾 淳史(にお あつし)です。
今回は、0→1を体現し事業を継続している事業者との会話が楽しい理由、についてです。