【税理士】官報合格で得た大きなもの。それは独立開業後も武器になる!

色彩のある風景
色彩のある風景

先日、私が愛読しているひとり税理士の先駆者 井ノ上陽一先生のメールマガジンの記事に「税理士試験を乗り越えるくらいうやればなんでもできる」という言葉がありました。

私もその言葉に同感で税理士試験に合格したからといって、税理士登録をしたからといって、開業したからといって食っていけるという保証はないと思います。

しかし、税理士試験を乗り越えるくらい行動し挑戦し続ければ、そのうち自然と食っていけるようになり、人生も豊かになると実感している最中です。

官報合格で得た3つのもの

私も長い受験期間を要しましたが一応は官報合格者(簿記論、財務諸表論、法人税法、消費税法、相続税法に合格)です。

私自身が税理士試験を乗り越えたことで習得したものは大きく以下の3つかなと考えます。

➀合格するまでトライ&エラー(※)を繰り返し継続 

※あらゆる出来事で失敗を繰り返し修正して成功に導く試行錯誤すること

➡理論暗記の試行錯誤、問題を解くスピードの向上、ケアレスミスの防止、筆記具の選定まで官報合格を果たすまでトライ&エラーの繰り返しです。

周囲の目を気にしない。自分を信じて突き進む勇気。

➡電車やカフェでは理論マスター(サブノート)を片手にブツブツと条文を(心の中で)唱えていました。最初は恥ずかしがって理論集にブックカバーをしていましたが途中から面倒くなり外していました。周囲の目を気にして行動しないのは本当にもったいないことです。(周囲は自分が思っているほど他人を気にはしていません。)

失敗しても(不合格でも)くじけない。合格をするまでコツコツと努力を積み重ねる。

➡12月中旬に不合格通知を見たときはショックで自暴自棄になったことあります。ただし、新年を迎えた頃には「いっちょやったるか!」とコツコツ努力を積み重ねます。挫折しそれを乗り越え最後は大きな成果を得た経験は大きな自信となります。

官報合格を果たして得たものは独立開業後に役立つ

前節に挙げた3つ。

➀合格するまでトライ&エラーを繰り返し継続

周囲の目を気にしない。自分を信じて突き進む勇気。

失敗しても(不合格でも)くじけない。合格をするまでコツコツと努力を積み重ねる。

税理士試験を経て得たこの3つは独立開業後も大いに役立っています。

ホームページを自前で作成、受注を狙ってブログ記事を執筆、同業や他士業の先生への営業、金融機関とパートナーシップ協定を締結、地元の納税協会や商工会から依頼を受けてセミナー講師を担当、その他にも多くの営業活動をしながらトライ&エラーを繰り返してきました。

営業活動は税理士試験と類似する点が多く、トライ&エラーの繰り返しとなります。

もちろん現時点で売上を獲得できていない営業活動もありますし、スポット案件の大型受注など思いのほか売上を獲得できた営業活動もあります。

実際に行動して現実の中でもがきながらトライ&エラーを繰り返た経験、失敗しても挫折することなく最終的に官報合格を勝ち取ったという経験は独立開業後に役立ちます。

また、独立開業後にトライ&エラーを繰り返しながら自分の事業を育てることは、思いのほか楽しいものです。

是非、官報合格された方も独立開業も一つの選択肢として視野にいれることも私はおすすめします。

勉強する習慣を官報合格後も楽しく継続

ネット上では官報合格するまで2,500時間~3,000時間は必要と謳われていますが、実際にはその倍以上の6,000時間~10,000時間は必要かなと思います。

そのため受験勉強を開始してから合格するまでオフシーズンを除いて毎日勉強を継続する必要があります。

そしてこの勉強する習慣を独立開業後も継続することを私はおすすめします。

受験生時代、同じ科目に何度も不合格になると、「また来年も同じ科目を勉強するのかよ」とげんなりすることがありました。(ただ、官報合格を果たすためには、このループを乗り切る必要があります)

しかし、官報合格後はそのループに縛られることはないです。

空いた時間で新しいことをどんどん学び、経験し、自分の糧にしていきましょう。

私は官報合格後に勉強した(している)ことは以下の内容です。

・自分が得意な分野(資産税など)、得意としたい分野(作業効率化、インボイス、電子帳簿法)の掘り下げ

・どんな税理士になりたいか、どんな生き方をしたいかなどの見つめなおしと追求

・営業の研究。対面営業やネット営業のトライ&エラーの実施・検証。

・趣味の追求。主にバイクやランニング、フルートなど。コーヒーも趣味の一つに。豆を選定し、手動のミルで豆を挽いてドリップコーヒーを楽しんでいます。事務所を訪れたお客さまに自前のドリップコーヒーを提供しようと考えています。

上記以外にも勉強していることはありますが、自分なりにこだわりをもって楽しみながら勉強を続けています。

税理士試験の試験勉強を長期間にわたって実践し、最終的には大きな成果を挙げたという実績(いわゆる成功体験)は必ず今後の人生を生きていくうえでの自信になります。

税理士試験で身につけた勉強する習慣を官報合格後も継続して自分の人生を豊かにできればいいですね(^^)/


プロフィール

相続税・贈与税サービス

定期的なサポートサービス

単発のサービス

申告のみプランサービス


■編集後記

12月18日(土)

午前中はフルート教室でレッスンを受講。午後からお客さまのご自宅を訪問。大きなリンゴを頂きました。

12月19日(日)

午前中はブログ。そのあとバイクで温泉巡り、夕方はフルートの自主練。

■運動は仕事

筋トレを中心に!

税理士 丹尾淳史
税理士 丹尾淳史

1984年10月30日生まれ。滋賀県大津市生まれ。京都府長岡京市在住。ひとり税理士。相続や会社・フリーランスのための経理やお金を残すサポートが得意。前職は営業マン⇒製造(フォークリフトマン&夜勤塗装)⇒フリーター⇒税理士補助といろんな職種を経験。ビッグ4(現:デロイトトーマツ税理士法人)にも在籍。いい意味で税理士っぽくない税理士。趣味はランニング、バイク、フルート、風景写真。詳細はこちら

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