1月1日に昨年の確定申告作業を終える!
1月1日の昼頃から半日かけて、自分の税理士業の2023年度の確定申告作業をしました。
事業所得を主とする確定申告の場合には、
⑴1年間の事業活動の経理
⑵決算整理(帳端売上・仕入の計上、経費の未払計上、減価償却費、家事按分など)
⑶消費税申告書を作成して、未払消費税の経理
で会計を締めて、所得税申告書の作成にうつり、
⑷各種所得控除や予定納税、源泉所得税を集計・入力して所得税申告を終えます。
作業の負担割合でいうと、⑴が90%~95%、⑵~⑷が5%~10%。
私の場合、作業負担の大きい「⑴1年間の事業活動の経理」を日々リアルタイムで行っているため、1月1日に行う作業は⑵~⑷のみ。
私自身税理士で申告業務に慣れていることもあり、⑵~⑷の業務もほぼ半日で終えることができます。
あとは私が使用している税務ソフトが令和5年度版のリバイスされていないため、税務ソフトの更新待ち。更新後に税務署に申告書を提出する予定です。
会計・税務の知識+クラウド会計ソフトを使いこなすスキルが必須
1月1日に昨年の確定申告書を終えるには、
「会計・税務の知識」
「クラウド会計ソフトを使いこなすスキル(ITスキル)」
が必要となります。
ただ、どちらも全ての知識・スキルを習得する必要はなく、
自分の事業内容に関係する必要最低限の会計・税務の知識、ITスキルを身につけるだけで1月1日に昨年の確定申告を終えることはできるかなと思います。
クラウド会計ソフトを使いこなすスキル(ITスキル)は、代表例は同期と自動入力。
私はfreeeで自身の経理をつけていますが、
⑴売上
会計ソフト内の請求書発行機能を使用し、請求書が発行した時点で自動で売上入力。
⑵普通預金、クレジットカード経費
会計ソフト内の同期機能を使用して取引データを会計ソフト内に取り込み、取引データとあらかじめ紐付けた仕訳ルールを使用して自動入力
⑶現金取引
現金領収書をスマホで写真を撮影して自動入力
といった感じです。
入力作業を自動化し、入力作業を面倒くさいものと感じなくなればリアルタイム経理が可能となります。
今年の事業活動にすぐに開始できるという強み
1月1日に昨年の確定申告作業を終えると、正月明けからすぐに今年の事業活動に専念できます。
個人事業主やフリーランスにとって確定申告作業は負荷が高く面倒くさいもの。(ただ、自分の納税額を確定するという大切な業務でもあります。)
この面倒くさいものが1月1日でほぼ完了すると、モヤモヤしたものがスッキリした状態でこれが本当に気持ちいいんです。
もし、「自分はハードルが高いな」と感じた場合には
クラウド会計の機能を最大限活かした経理の仕組みづくりが得意な税理士の力を頼ってみるのはいかがでしょうか?
確かに税理士に依頼するとコストはかかります。
ただ、自身の事業が軌道に乗り忙しくなると、足りなくなるものは「お金」ではなく「時間」となります。そのタイミングで依頼するのはありかなと。
この面倒くさいものが1月1日でほぼ完了し、正月明けから事業活動に専念できる状態を私のお客さまをはじめ、多くの個人事業主やフリーランスの方に経験してほしいです。
■本日の仕事
ブログ。午後から買い物に出かけたあと確定申告業務のスケジュール表作成。
□趣味日誌(フルート、フルマラソン、バイク、写真など)
昨日は膳所高の同窓会に参加しました。
同窓会の幹事の1人として主にカメラマンの仕事をしていましたが、皆いい笑顔の写真を撮影することができました!
本日は筋トレとゆっくりジョギング。
1984年10月30日生まれ。滋賀県大津市生まれ。京都府長岡京市在住。ひとり税理士。相続や会社・フリーランスのための経理やお金を残すサポートが得意。前職は営業マン⇒製造(フォークリフトマン&夜勤塗装)⇒フリーター⇒税理士補助といろんな職種を経験。ビッグ4(現:デロイトトーマツ税理士法人)にも在籍。いい意味で税理士っぽくない税理士。趣味はランニング、バイク、フルート、風景写真。詳細はこちら
こんにちは!
マラソン・バイク・フルートをこよなく愛する
京都府長岡京市在住の税理士の丹尾 淳史(にお あつし)です。
今回は、元旦に昨年の確定申告を終えるために必要なものや実現したときのメリット、について述べてみました。