【日本の風景➀】夏の猿丸神社の訪れてみた。

猿丸神社  NikonD780 AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
猿丸神社  NikonD780 AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

知る人ぞ知る少しマイナーな日本のローカルな風景。

日本人が日本人としてのルーツを守るために「日本の風景を知り、その歴史を学び、その風景を尊ぶ」ことは大切なこと。

「日本の風景」シリーズは、その風景の訪問記を綴ったもの。

今回は京都府宇治田原町にある「猿丸神社」を紹介します。

猿丸神社について

京都府の宇治田町に猿丸神社という神社がある。

大津市の実家からバイクで20分程でアクセスできる場所であり、私も定期的に訪れる神社だ。

猿丸神社は小倉百人一首を詠んだ三十六歌仙の一人 猿丸大夫(参照「wikipedia」)由来の神社であり、猿丸大夫が京滋境界(京都府と滋賀県の境)一帯に隠れ住んだという伝説があるという。

猿丸神社の駐車場には、猿丸大夫の歌碑があり、

この地で「奥山に 紅葉ふみわけ鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋はかなしき」(小倉百人一首)

を詠んだとされる。

また、この神社は「こぶ取りの神」が祀られており、病気平癒、がん封じの神社としても有名である。

境内の風景

訪れたのは7月24日(日)の17:00。

真夏の夕刻である。

猿丸神社は森林に囲まれており、かつ、夕刻に訪れたこともあり、境内は涼しかった。

境内を空を見上げるように歩いていると、もみじの緑葉と太陽の光のコントラストが神秘的で心を奪われ、歩く速度がゆっくりになってしまう。

私以外に参拝者が数人いたが、その参拝者がいなくなると境内は私一人の世界となる。

蝉の声を聞きながら、また時折境内を吹く涼しい風を感じながら参拝者芳名記に自分の名前と住所を記した。

また、境内には「こぶ取りの神」になぞらえてか樹木のこぶが展示されていた。

「面白い形をしているなあ」とこぶを近くで眺めていると自然と時が流れていった。

夏の夕方はおすすめ

「奥山に 紅葉ふみわけ鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋はかなしき」

の百人一首にあるように、その短歌の風景を楽しむために紅葉の季節に訪問するのも良いものだが、個人的には夏の夕方をおすすめしたい。

夏の時期、猿丸神社の境内では様々な種類の蝉の鳴き声を聴くことができるが、ひぐらしの鳴き声が一段と境内に響き渡る。(境内周辺の森林には他の地域より多くのひぐらしが生息していると思う。)

そのひぐらしの鳴き声を聴きながら、刻々と過ぎ去っていく夏の日々を思いを馳せる。

夏が刻々と過ぎ去り、寂しい気分にはなるが、その分、今年の夏の残りの日々を大切に精一杯に生きよう、そう思わせるだけの境内の雰囲気が猿丸神社にはある。

また、前節でも述べたように、猿丸神社は背の高い森林に囲まれており、涼しい風が境内に吹く神社である。

「避暑地」としてもおすすめなので、夏に一度は訪れてみたいものだ。


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■編集後記

午前中は資産税の打合せ、その後は世界陸上を視聴。

午後から家族とランチ、夕方は猿丸神社に参拝。

税理士 丹尾淳史
税理士 丹尾淳史

1984年10月30日生まれ。滋賀県大津市生まれ。京都府長岡京市在住。ひとり税理士。相続や会社・フリーランスのための経理やお金を残すサポートが得意。前職は営業マン⇒製造(フォークリフトマン&夜勤塗装)⇒フリーター⇒税理士補助といろんな職種を経験。ビッグ4(現:デロイトトーマツ税理士法人)にも在籍。いい意味で税理士っぽくない税理士。趣味はランニング、バイク、フルート、風景写真。詳細はこちら

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